普通の国になるための足枷
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今日は、私のあまり得意分野ではない「集団的自衛権」の話をしたいと思います。野党やマスコミは相変わらず関連法案も含めて戦争法案などと騒いでいるようですが、あまりにも煽動的で恣意的に過ぎるのではないでしょうか。昔の戦争を彷彿とさせるような、誘導的で悪意とでも言うべきものを感じます。
「次に『戦争法案』、安保法制についてお聞きをいたします」
社民党の福島瑞穂副党首は20日の参院予算委員会で、安保法制に関する質問をこう切り出した。
福島氏はこの表現がよほどお気に入りのようで、自身のツイッターの文章などでも繰り返し使用している。動画投稿サイトには、福島氏本人が出演する動画「戦争法案の紙芝居」をアップするなど、流行語大賞でも狙っているかのような力の入れようだ。
安倍晋三首相は、予算委での別の議員に対する答弁で「(『戦争法案』などの批判は)デマゴギーと言ってもいい」と反論したが、安保法制に関する与党の実質合意を受け、このフレーズは、左派系市民団体のビラや一部メディアの見出しに頻繁に登場している。(夕刊フジ)
(日本を戦争の出来る国にしてはいけない、とうそぶく福島瑞穂売国議員)
この場合の戦争とは何を指すのでしょうか。まさか大戦前のような領土的野心を持った帝国主義的侵略戦争の事ではないでしょう。経済的侵略(?)がいくらでも出来る今、武力を使った侵略戦争は、特に日本の場合リスクの割にメリットもないし、あり得ません。第一国民にそんなモチベーションがある筈もないのです。
逆はあり得ます。(笑)敵対意識丸出しの特亜三国に囲まれた日本の場合、同盟も含んだ自衛力が弱まれば、攻め込まれないという保証はどこにもないでしょう。現に竹島は不法占拠の上実行支配され、尖閣諸島も絶えず侵略の脅威に晒されています。
例えば尖閣諸島が侵略されたとして、現行法下にある自衛隊だけで、指揮のシステムも含め対処できるでしょうか。兵器の性能や兵士の資質は上回っているとしても、トータルで見て、はなはだ心もとないと言うしかありません。つまり日米安保体制の下の米軍の支援は必要不可欠なのです。
現に政府は米からの、その手の言質を欲しがっているように見えます。「やられたら必ず助けにきてね」と言っているのです。(笑)ところが、米が他国から攻撃を受けた場合はどうでしょうか。日本は知らん顔ですか? そういう訳にはいかないでしょう。米国民が黙っていません。なぜ助けに来もしない日本を守るために、我々の血を流さなければならないのか、と言われるでしょう。
対等の関係であるなら当然です。という事は今は対等ではないのです。それにいつまで甘えていられるかですが、米軍が防衛ラインをハワイ、グァムまで引き下げつつある今、タイミングとしては、そろそろではないでしょうか。それもあって安倍さんが米から催促されている可能性を否定出来ません。
それは逆に言えば日本のチャンスでもあります。戦争が出来る普通の国になれる、と言えば誤解を招くかもしれませんが、世界の普通の国は、しようと思えば戦争が出来るのです。(笑)その能力は、言わば牙でしょうか。米に牙を抜かれたのが日本という訳で、いつまでもそれに甘んじている大多数の日本国民の気が知れません。早く、日本人の日本人による日本人のための憲法を作って普通の独立国になりましょうよ。
新憲法を制定し、自衛隊を国軍に昇格させ主権を取り戻した暁には周辺国に対し、変な事をすれば牙を剥くよ、という態度を暗黙のうちに示せるのです。その毅然とした姿勢が日本国民を守ります。ミサイルの一発も打ち込まれなければ何も出来ないというのであれば他国は日本をなめます。特亜三国のように、ぎりぎりの事もしてくるでしょう。
それまでは、残念だし悔しいけど米のお世話にならざるを得ません。では、集団的自衛権の行使と言われている事に全く問題がないかと言えば、そんな事もないでしょう。日本に直接関係のない望まぬ戦争で米軍のお先棒を担がされるリスクはあるかもしれません。
元自衛官の人で、それはまっぴらだと言っている人もいるようです。本当かどうかは知りませんよ。(笑)しかし、その場合もどうでしょうか。米軍が実戦経験のない自衛隊を最前線に立たせるとは思えないのです。せいぜい武装しての後方支援でしょう。さらに不測の事態が起きないよう、一定の歯止めをかけるための法整備も有効です。
いくら同盟国の米のためでも、これ以上の事は出来ません、とはっきりさせておく必要はあるのです。安倍さんが、望まぬ戦争に巻き込まれる事は絶対にないと国会で発言した事も、それに準じた扱いとして有効かもしれません。少なくとも国内反対勢力は言質を取ったつもりでしょうから安倍政権の間は一定の歯止めになります。
望まぬ戦争、しかも正義とは言えない戦争に駆り出され犠牲者を出すのは政権にとって致命的な事です。野党やマスコミ、いや国民も黙っていません。つまり出来る事は法整備前から限られているのです。
それを戦前のように徴兵制が敷かれ何百万人もの若者が戦場に行くようなイメージで戦争法案反対とうそぶく連中こそ危険な勢力ではないでしょうか。日本を普通の国にさせたくないのです。宗主国様のために・・・でしょうか?(笑)。
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コメント
普通の国になるための足枷
田中社長の意見に、私見を述べさせて頂きます。
安倍政権は普通の国になれるよう頑張っている姿勢は良く見て取れます。しかしそれには多くの抵抗勢力が見えます。
まず第一が米国政府です。先の戦争であれだけの米兵を殺した日本軍を恐れ、2発の原爆と無差別都市爆撃で勝ったと自負する米国は報復を恐れ、同盟国と言いながら日本国の手を縛り、普通の国になることに抵抗しています。だから日本が核兵器と原潜を持つことだけは絶対に許しません。しかし日本には防衛協力をさせる身勝手さです。
第二が国内の左翼勢力です。これは戦後米国の左翼思想のGHQの指令にもよるものですが、日本を共産国にしようと考えた時期があり、共産主義者を擁護し朝鮮人を利用したが、朝鮮戦争が勃発し中途半端な事となりました。今では多くの共産主義者、もしくはそのシンパが、マスコミ界、法曹界、教育界、政界、実業界などに浸透し日本が普通の国に成ることに抵抗させています。でもその論理を聞くと将に日本国をシナ、朝鮮、ロシアの属国とするように働いているようにしか見えない国賊です。
私には全く理解できないのですが今でもシナ、ロシアにシンパシーを感じる人達がいるのです。
第3には、全く自分たちは善良だと思っている人達、例えば9条信者。私に言わせれば全くお花畑の住人、小学生のレベルの人達、過日TVで「やくみつる氏」が外国に攻められたときどうしますかとの質問に、「全く抵抗せず相手の指示に従います」と答えたのを見て驚愕しました。シナによるチベット、ウイグル、内モンゴルの人達がどんなに悲惨な状況下にあるか全く理解していないようです。このような人達は世界中の人達は皆日本人のように人道や法を重んじ人道的に振舞うと信じている全くお目出度い人達です。占領された時の悲惨な状況、レイプ、それを阻止ししようとする親、夫の殺害など、米国軍が横浜に上陸した時の状況を想像できない幼稚な人達と言えるでしょう。シナ兵は米軍以上に悲惨な状況になるでしょう。
私は戦前の日本人ののっぴきならない状況からの開戦への立ち上がりと、あれだけ不利な状況での壮絶な戦いを肝に銘じ、先人に負けない気概を持ってこれから生きていくべきと考えます。
投稿: ナベ | 2015年5月20日 (水) 21時54分
それを戦前のように徴兵制が敷かれ何百万人もの若者が戦場に行くようなイメージで戦争法案反対とうそぶく連中こそ危険な勢力ではないでしょうか。日本を普通の国にさせたくないのです。宗主国様のために・・・でしょうか?(笑)。
・・・700年前の2回に及ぶ元寇は鎌倉武士の奮戦で撃退。
第3回目の元寇は、中国共産党と南北半島勢と日本の興隆を圧迫するその他の外国及び日本国内の反日勢力(社民・民主・日共、統一などの怪しい洗脳教会、その他の宗教団体。自民勢の中にも一部・・・)が平気な顔して日本を破壊中です。
反日洗脳偽情報を世界中に撒き散らし、日本を貶めるあさひ新聞、TV局は犬あっちいけーを筆頭に反日勢が半分以上・・・現代の国取り合戦は情報戦ですよね。沖縄が情報戦の真っ最中〔守勢なり危ないぞ我が国〕
尖閣周辺の岩礁に飛行場をじゃんじゃん建設中の人民解放軍。竹島はすでに半島勢に取られてしまっている・・・非常事態ですよ。
投稿: AZ生 | 2015年5月21日 (木) 04時26分
ナベさん、おっしゃる通りでしょうね。本当は自主独立が一番です。同盟と言っても限定的なものにすればいいし。。
米国の傲慢さは目に余りますが、とりあえず特亜三国という蠅を追わない事には始まりません。今は耐え忍んで米と組むしかないでしょう。もちろん少しづつ譲歩を勝ち取りながらですが、安倍さんに戦略があるかもしれません。
AZ生さんもおっしゃるように、非常事態だという認識を国民が共有する事から始めなければならず、いずれにしても道は遠いです。
投稿: 田中 徹 | 2015年5月21日 (木) 10時06分