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2015年6月23日 (火)

日本に不要なもの、その一

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---- TPP消費増税 /カジノ解禁に反対します ----

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また間が空いてしまいました。週一程度のペースというのは、なかなかリズムが掴めません。民主当時代と違い、今は一見平和なので書きたい事がそれ程ないという事もありますが・・でも実際はそれ程平和でないのかもしれません。

不穏な動きとしては、まずこじれにこじれたギリシャ問題、何があってもおかしくないというのは確かで、麻生さんも日本への影響に関し「実際どういう事になるのか分かんねえんだよな」なんて無責任な事を言っています。(笑)それじゃ我々は困るんです。「何があっても日本は大丈夫」と言い切って下さい。

実際問題、ユーロがどうなろうと米が破綻しようと日本政府に覚悟さえあれば問題ありません。またそれが出来る政府でもあります。例えば欧州向けの輸出が低調になり輸出産業が悲鳴をあげてたとしても、国内で肩代わりする態勢を作ればいいだけだし、金融問題然りです。日銀が資産をいくらでも増やしている現在、内需大国日本に怖いものなどある筈がありません。

腹の立つ話になりますが、これまで失われた20年で日本が低調だったのは、殆どこの日銀のやる気のなさに起因します。バブル崩壊後の処理、リーマンショック後、あるいは3.11後の処理が適切であれば、我々はここまで苦労する事はなかったのです。

だって現状を見て下さい。(笑)いくら量的金融緩和をしても円安という問題はあるにせよ、全体として悪い方には向かっていません。やはり株高は消費マインドを刺激するし企業の財布も緩みます。一部海外ファンドを富ませているようですが、これは政治の問題で本筋とは関係のない話です。

本来なら国内へのメリットは計り知れないというのが真実でしょう。ただ、政府の政策に矛盾する消費税という強力なブレーキをかけられた事実は、日本が独自の経済対策を採らせてもらっていない証かもしれません。いずれにしても日本の様な経済大国の中央銀行は凄い力を持ちます。

ではなぜ歴代日銀総裁は適切で効果的な金融政策を採って来なかったのかと言えば、日本のために働いてはいなかったと言うしかありません。日銀株を45%持つ海外資本の傀儡であったというのが偽らざるところではないでしょうか。それ以外に何か考えられますか?

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(供給面で言って、特に何があった訳でもないのに、これを見て何とも思わない神経は理解出来ない/世界経済のネタ帳から)

話は遡りますが、80年代に製造業で米を凌ぎ、経済世界一の座が見えて来た日本に対する米の内政干渉は熾烈を極めました。95年にはGDPが米の70%にも達します。英独仏を足しても及ばない程です。

米の干渉に関して、ここで何度も書いていますので詳細は省きますが、中でも日米構造協議で630兆円もの公共投資を約束させられた事は今日の巨額財政赤字に繋がる一大要因です。これとプラザ合意によって日本の方向性が定められたと言っても過言ではありません。

しかし、この問題よくよく考えると妙な話ではあります。米に対する輸出攻勢を内需に向けさせるためとは言え、十数年で630兆円という事は、年間で言えば当時のGDPの10%にも達する訳です。中国の場合でも分かるように莫大な公共投資はGDPを確実に押し上げます。これでは返って属国の日本を強化してしまうではありませんか。(笑)

そこで仕組まれたのがバブルとバブル崩壊という訳でしょうか。日本をデフレ不況にしてしまえば税収が落ちます。そうなると公共投資分の資金調達は国債を刷らざるを得ず、財政赤字が限りなく膨らんで行くという訳です。

それを可能にするには日銀の貢献が必要でした。米の息のかかった日銀職員が多い事を見ても、どうも怪しいと言わざるを得ません。(笑)つまり売○奴たちの出番だったのです。優秀で忠実なポチたちは日本を確実に衰退させて行きます。

そういう連中に高い給料を払い、法外な退職金までサービスするのですからお人好しにも程があります。国家反逆罪で逮捕し、昔の日本なら市中引き回しの上、獄門晒し首もあり得る程の大罪ではないでしょうか。それ程の大損害を日本に与えて来ました。

さらにアメポチと言われる小泉首相率いる小泉内閣は露骨に日本潰し、日本売りを展開します。構造改革の美名の下に売国政策が目白押しでした。そういう点で安倍政権も構造改革、規制緩和と言っているのは気持ち悪いのですが、ポーズだけである事を祈りたいです。無理かな(笑)

ともあれ、小泉、竹中売国組も年次改革要望書の内容を忠実に履行する米傀儡でした。念には念を入れて日本を叩いておこうという宗主国様の意向に忠実だったのです。それにしても郵政民営化にはしてやられました。私も当時は騙されていましたから偉そうな事は言えません。(笑)

また小泉、竹中組は銀行潰しや優良企業の海外売りにも余念がなかったのはご存知の通りです。日銀も真っ青な日本と日本国民に対する裏切り行為と言えます。恐らくですが、これらの中心になった人物は日本に忠誠心の薄い出自の連中でしょう。そのへんもネットでは色々噂されているようです。。

それが理由という訳でもありませんが、日本のような安定した先進国に、中央銀行なんて必要ないのではないでしょうか。政府が自らの意志で金融政策を決定すればいいのです。財務省が国債だけでなく円も発行し、物価の安定策を自ら実施して何か問題があるとは思えません。

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