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2015年6月 1日 (月)

行き過ぎたグローバル化による弊害

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先日仕事上の元お客と前泊ゴルフに行って来ました。宿泊は西伊豆の某温泉ホテルです。富士が見える露天風呂もあり、けっこう有名なところなので期待していたのですが、ゴルフのスコアも含めて残念な結果に終わりました。(笑)

部屋が畳でなくユニットバス付き中途半端な洋室になっている事で、いきなりがっかりしたのですが、露天風呂の方はまあまあで少し挽回、ところが夕食が致命的に酷かった。バイキングは許せるとしても内容が問題です。食器がプラスチックでお子様ランチ風・・さらに、伊豆だというのに生のいい刺身のひとつも選べないというのはどういう事でしょうか。

飲み物はと言えば、ドリンクバーが片隅にあって生ビールやワインまでがセルフで飲み放題なのです。なるほど、このせいで料理にお金がかけられないのか、と納得したのですが、酒飲みだけがメリットを享受するこのシステムは本末転倒と言わざるを得ません。これではお酒を飲まない女性客などのリピートは望めないでしょう。

見ると大食堂にはタイ人団体客中心に外国人観光客が半数近くはいるようです。なるほど、外国人相手に飲み物代を別料金にすればややこしい事になるのかもしれません。計算も煩雑になります。省力化という事もあるのでしょうか。

しかし、これは普通の日本人から見れば明らかな劣化です。滞在中、お・も・て・な・し、に該当するサービスは皆無でした。と言うか、従業員と殆ど接触しないし(笑)聞けば昔は高級温泉旅館としての一時代もあったと言いますから何をか言わんやです。外国人を大量に入れる事によって一時しのぎは出来ても、質の良い日本人客を失っては未来はありません。

今回は幸いな事に反日国の観光客を殆ど目にしませんでした。従って特に不快な思いはしなかったのですが、整形としか思えない妙に鼻筋の通った美女連れのタイ人富裕層団体客が周りに大勢いるだけで落ち着きません。偏見と言われようが、落ち着かないものは落ち着かないのです。(笑)やはり日本人だけの世界とは気楽さが違います。

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   (イメージ画像/混浴ではありません。念のため)

ところが面白い事に、滞在中三度入った露天風呂に外国人の姿を全く見なかったのです。集団で風呂に入る習慣がないのか、あるいは暑い国から来て、熱い風呂に入りたくないのか、では何のための温泉宿泊なのか理解に苦しみます。(笑)いずれにしても私は二度とこのホテルに泊まる事はないでしょう。

そこで思う事があります。論理の飛躍かもしれませんが、行き過ぎたグローバル化による必然性なき弊害です。日本がアジア諸国へ直接投資をし、アジアの国々は目に見えて豊かになりました。タイなどはその典型で日本企業の売上高は対GDP比で50%近くにもなります。

韓国や台湾、中国などへも直接投資はタイ程ではありませんが、日本の資金的、技術的支援のお陰で今日があるのは疑い様がありません。一部、自分の力で成長したとうそぶいている国もあるようですが、根拠なき強がりは程々にしましょう。(笑)

口はばったい言い方をすれば、それらの国から日本に大挙観光でやって来る、あるいは爆買いしに来るなんて事は、日本が経済的に関与しなければあり得なかったでしょう。逆に、はっきり言って、それらの国々からの経済的恩恵は無いに等しいのです。。

中国にはレアアース等、日本が必要とする資源が多少あるかもしれませんが、他にまともなものはありません。天然資源系以外、価格が安いだけで日本で作れないものなどないのです。価格が安いのが恩恵だと思っている似非エコノミストも一部にはいるようですが、マクロ経済とデフレを理解しないこれらのアンポンタンは何なんでしょうか。

話は飛びますが、ピケティ氏の格差に関する考察でも分かるように、一般の給与所得者の購買力を上げるのが日本経済浮揚の最短コースである事は論を俟ちません。いくら量的金融緩和をしてもマネーストックが増えず給料が上がらなければ格差は拡大するばかりです。

では、金融緩和をしたマネーはどこに行っているのでしょうか。間違いなく言えるのは、この種のマネーは土地や株などの資産に集まり易いという事でしょう。しかし、地価は過疎化が進む地方を加えると全体として大幅に上がっているとは思えません。従って株等のリスク資産に集中していると考えるのが自然ではないでしょうか。

事実日経平均は2万円を超えています。時価総額も記録更新しました。ルンルンの人も多いでしょう。ところが、アベノミクスが始まった2012年9月以降で一番儲かっているのは外国人投資家なのです。彼らの買った株が2年ちょっとで95兆円分も上がっていると言います。その間の買い越しが20兆円ですから正味で75兆円の黒字を計上した事になるのです。

日本人は?個人投資家は13兆円の売り越しですから腰が引けています。(笑)とても株高の恩恵に大きくあずかっているとは思えません。元も取れていない人が多いのではないでしょうか。はっきり言って、この時点だけで見れば外国人投資家のための金融緩和と言えなくもないのです。

結局、株もしない、あるいはそれが出来るだけの資本を持たない、まじめな日本の賃金労働者のところには廻らず、ごく一部の日本人富裕層と外国人投資家を潤わせている・・・これではデフレ脱却どころではないのです。いくら政府が給料を上げろと言っても出来ないものは出来ません。(笑)

ところで、昨年末時点での対外純資産は366兆円でした。世界最大の債権国として記録更新中です。13年末の325兆円から40兆円以上増えていますが、どう考えても納得出来ないのです。(笑)

昨年度の経常収支の黒字が7.8兆円ですから、それを差し引くと356兆円、おかしい(笑)円安は13年比で約20%も進んでいるというのに計算が合わないではありませんか。何でこんなに少ないのだろう。。何らかの形で海外へ流れたのかもしれませんが、国際収支に表れない事はないので腑に落ちません。

そこで、対外資産、対外負債残高の推移を調べてみました。13年末で資産797兆円ー472兆円の負債です。昨年末が資産945兆円ー578兆円の負債ですから差し引きで、資産が148兆円増え、負債も106兆円増えた事になります。

これを見ると負債の増え方は同じ106兆円を計上した13年の対前年末比と比べて違和感がありません。むしろ資産の増え方の方が少ない感じはあります。う~ん。。

私は外国人投資家の儲けの一部が対外負債に乗っかる形で対外純資産が伸び悩んだという可能性を疑っていたのですが、それなら所得収支に現れない筈はないし・・実際経常収支は黒字ですから、それは違うようです。ならば、そのトリックは一体どうなっているのでしょうか。

長くなりますので、次回に続きます。。

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韓国で致死率35%のMERSウイルスの感染者が急増し3次感染や死者も出る事態に→韓国アシアナ航空機が消毒もせずに名古屋便を運航…日本で感染者が出るのも時間の問題

韓国に配慮=岡田克也=民主党=反日変態左翼

投稿: 韓国旅行 秋田高校 | 2015年6月 2日 (火) 17時54分

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