カモネギ国家、ジパング
---- TPP/消費増税 /カジノ解禁に反対します ----
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今日は広島に原爆が投下されて丁度70年目です。相変わらず左翼的反戦式典が行われているのでしょうか。しかし「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と主語が抜け落ちたフレーズはいかにも面妖です。
過ちを犯したのは米なので、米に遠慮でもしたのでしょうか(笑)原爆ドーム始め関連諸施設は人類に対する歴史的凶悪犯罪の証拠として長く残されるべきです。その意味不明な原爆の慰霊碑を除いて。。
さて、三菱マテリアルは、訴訟になっている戦時中の中国人の強制連行と労働について賠償を払う前提の和解交渉を進めていると言います。裁判では原告が一人当たり100万元(2000万円)を要求していますが、その十分の一である10万元(200万円)で和解に持ち込もうとしているようです。
岡本社長は、戦時中に日本の企業が外国人労働者に過酷な労働を強いて、奴隷のように酷使した罪を認め「我々は、捕虜や一般民衆に最も酷い仕打ちをした企業のひとつだ。したがって、彼らに陳謝するのは当然のことだ」と、言っているらしい。。
?これって何でしょうか。岡本社長が述べている事の事実関係はともかくとしても、72年の日中国交樹立・共同声明に「中国側は一切の賠償請求権を放棄する」と明記されています。
署名したのは周恩来ですが、ゴーサインを出したのは親分の毛沢東主席です。これで賠償請求権は官民ともに消滅している筈なんですが、なんで今さらこういう問題が出て来るのか謎です。
そもそも日本が戦っていたのは国民党軍で共産党ではありません。しかも国の体をないしていない分裂した内戦状態での事で、請求権などはなからなかった訳ですから、いかにも胡散臭いと言わざるを得ないのです。
それを言い出したら日本だけでなく、当時中国内に進出していた欧米列強、特に一部植民地化していた英国にも問題は拡大する筈ですが、そういう話は聞いた事がありません。
WW2以前の昔から欧米の手先として日本やアジアを裏切る体質は変わっていないのでしょうか。周辺国に 日本から富を収奪させる事を主導する邪悪な連中が、慰安婦問題の嘘が明るみに出るにつれ、どうもこの件では長続きは難しいと見たのでしょうか。
それよりも曖昧模糊として証拠を示すのが困難な強制労働問題を慰安婦問題の変わりに、日本からの収奪の主役に据えようとしているのかも知れません。
そう考えると、安倍首相の一言が重くのしかかって来ます。「強制労働問題で韓国に少々妥協をしてでも世界遺産認定を優先せよ」と外務省関係者に指示したとされていますが、もし事実なら歴史に残る大失態と言わざるを得ません。
穿った見方をすれば、中韓にたかる材料を与えた、つまり迂回利益供与の言質を与えた事にさえなるのではないでしょうか。意識してそれをしたとは考えたくありませんが、その可能性も排除出来ない事は確かです。
TPPにしても、自民党は最初反対だった筈なのに、いつの間にか既定の路線のような扱いだし、しかもその時の論客が誰も声を上げて反論していないのはどういう事なのか。マスコミはTPPが成立しなければ大きく国益を損なうと言っていますが、いつからそんな風になったのか、これも謎です。
万年貿易赤字国の米が推進するのですから、6兆円も対米貿易黒字を出している日本にとってメリットなどある筈がありません。自動車ひとつ見ても、米で500万台近くを現地生産する様になったとは言え、未だに150万台前後も輸出する日本に対し米はたったの千台です。しかも日本での生産はゼロです。恐らくこれこそ「永遠のゼロ」でしょう。(笑)
そんな国、というより多国籍企業が狙っているのは日本の非関税障壁撤廃や金融、医療分野でしょう。元々日本は関税に関して先進国中でも最も開かれています。つまり農業などは囮に過ぎず、本命は日本の規制や制度、慣例、商習慣等なのです。
そこで上手くいかなければ訴える、しかも裁判はワシントンの米の息のかかった裁判所ですから勝てる訳がありません。これまでのNAFTAなどの裁判例を見ても明らかなように米の全勝です。
そもそもTPPは自由貿易などではなく、最初から一定量を参加国同士で決めた生産者不在の不自由貿易です。しかも環太平洋地域でのブロック経済ですから、大きな顔をする資格すらありません。WTOの精神、原則にも反します。
WTO 基本原則
・自由(関税の低減、数量制限の原則禁止)
・無差別(最恵国待遇、内国民待遇)
・多角的通商体制
世界で最もWTOに訴えられる件数が多い国アメリカ、そんな不公正な国が主導する国際協定に参加するのはカモがネギしょって行くようなものです。中韓との歴史認識問題と言い、いい加減にカモの役割はやめませんか。。
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コメント
あまりにもお人好しの日本人
日本民族は多分他国や他人から難癖を付けられると反論する前に、それに耐えられないナイーブ過ぎる精神の民族ではないでしょうか。
この列島に2万年以上の文明を育んできた過程でお互いに殺しあう歴史もあったでしょうが、2-3千年位前から殺しあうより話し合いで決めようと言う日本的な合意の思想が育まれ、聖徳太子の17条憲法にも書かれています。これは日本が島国故の帰結ではないかと考えます。常に他国、他民族から侵略を受け続けた大陸国家には想像も出来ない国の在り方でしょう。
いつも白黒付けないで、仲間同士で、なあなあで決着を計る、日本的良策は世界常識では通用しません。
今、日本流を現代社会に適用させようと言うのはとても無理です。ならば日本は世界に向かって正論を主張すべきです。
皆のもの日本流の解決案を聞け、それが出来ないならば天罰が下るぞ。
最後のほうはビールにかなり酔ってます。
投稿: ナベ | 2015年8月11日 (火) 22時39分
コメントに真打登場、 ナベさんの素晴らしい
投稿がありましたね。
”カーデザイナー田中徹”さんはクルマや船舶をメインとする工業デザイナーでありますが、立派な実績が国内外に山程あるバリバリの現役の人が自動車の技術・デザインの核心とか将来像を述べると共に、政治経済、日本の在るべき姿(Concept…構想・発想・概念)を描いている事が本当に貴重なのです。
ナベさんをはじめ 南国通信さん、ポールさん 八丈島さん 硫黄島さん nogaさん 憂国の士さん 車査定さん suraさん インテグラルさん naoさん RA271さん…Carlyさん かかし君さん 閻魔大王さん 311赤い夜空を見た男さん 元危機管理屋さん 平成神風さん あおうさぎさん 心配症君さん…皆様素晴らしいコメントを投稿されていますよね、是からも面白くて内容のあるやつを載せて下さいませ 一読者として、希望致します。
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投稿: AZ生 | 2015年8月12日 (水) 05時13分
私が住む国は年中夏という季節感のないところですが、それでも日本でいう夏というのがございまして、それは5月を差します。じゃあ8月はマシなのかと問われれば「大して変りません(笑)」。
毎年8月は嫌でもメディアが騒がしくなりますが、本来であれば静かに迎えたい15日です。
もう40年以上昔の中学1年生のとき、帰省中の福岡でその8月15日に祖父と二人きりでNHKのニュースを観ていました。
「今日は終戦の日だって!」。普段と同じように喋った私へ祖父からの返事は何もありませんでした。
????なんと祖父の目から涙がこぼれていました。さすがに何を言っていいのか、それを見た私の方がうろたえてしまいまして、その時の話は男同士それっきりという事で、親も含めて誰にも言わずに私の胸に収めております。
祖父が言うには陸軍の砲兵だったということです。それ以上の戦争にまつわる話は全く致しませんでした。今となってはもっと詳しく聞いておけば良かったと思いますが、逆に聞かずにいたことも悪くはなかったと考えています。
さて注目の安倍談話ですが、個人的には85点満点の85点と評価しております。
談話発表後すでに一週間以上過ぎましたが、あまりメディアが騒がない(騒げない?)。全く見事なものです。
保守側からは「あれも足りない」とか「あそこはどうだかな?」とかクレームっぽい部分も指摘されてはいますが、私はそれらを考慮のうえで100点満点ではなく、85点満点中85点と思っております。
また特定の番組名をだすのは如何な物かとも考えましたが、最近はDHCシアターなる番組に注目いたしております。好き嫌いの激しい「CH桜」も内容を選択して観ておりましたが、いずれにせよこのような番組が成立する時代になったのは嬉しい事です。
「愚かな使者には褒美を与え、手ごわい使者には手ぶらで帰す。」古来から中国の手法。
投稿: 南国通信 | 2015年8月21日 (金) 21時06分
カモネギ国家、ジパング
・・・米中に対してジパングの外交は本当にカモネギどころかナベ・コンロ・調味料その他一式セット付き・・・腹が立ちます。核兵器所有を放棄しているので、東西のジャィアン国より脅かされっぱなしのノビタ君そのもの。外務省はもっと外国とケンカしてもいいんじゃあないのかい? 日本は70年間戦争をしていないので、何よりも国家国土の防衛意識(尖閣竹島取られそう)及び国際連盟理事国であった時代の民族の誇りが希薄になってしまったのでしょう。
私は安倍信者ではありません(今のところ選択肢はコレしかない)が、日本の首相として初めて米議会上下両院合同会議で演説し、米国から高い評価を勝ち取った彼の米国での演説は議員の一部とかB層(マスコミ・企業CMとか政府発表を鵜呑みにしている洗脳されっぱなしの人々)の一部からは心からの賛同を受けた・・・と思います。本当の本音は田中徹さんの評価にすごく近いのですが。。。今のところ、我が国のTPP参入とか移民大量受け入れには絶対に反対致しましょう、絶対にNGです。
投稿: AZ生 | 2015年8月22日 (土) 23時31分
世の中嘘ばかり
TPPは当初竹中さんや大田ひろこさんは自由貿易だから反対する理由が無いなどと言っていました。今の状況を見て今でもそう思っているのでしょうか。
安保法案にも戦争法案だとか徴兵制になるなどと言っている人が居ますが、日本が米国と強力に組めば手を出せる国は無いでしょう。特に海軍と空軍は世界最強、後はテロに備えるだけで良いのです。
今の軍は徴兵で集めた素人を一人前にすることには無駄が多過ぎてやりません。ある程度の能力とやる気の有る若者でなければ近代兵器を使いこなせません。
田中さんに質問です
先日、米国で車の耐久性の調査で1-5位まで全て日本車であったということを何かのブログで見ました。うろ覚えなので、もしその内容をご存知でしたら、お教えください。
私や私の知人で外車に乗った経験の有る人に聞くと、確かに故障が多く、悩みが多いと聞きます。
私、一時期ボルボに乗っていましたが故障が多くて困りました。ショックアブソーバー、ラジエターの水漏れ、燃料噴射ポンプ、パワーウィンドウ等などです。
私の釣友、ランドローバー、電波の強い横田基地の脇を走ると電装品が故障する。
知人で政治家秘書、ベンツとロメオ、電気系統の故障が多く、早め早めに部品交換するので金が掛かる。それを覚悟しないとベンツやロメオには乗ってはいけない。
私のお気に入りはトヨタハイラックストラック、4駆、ダブルキャビンでした。毎年車検でしたが海に山にスキーに18年ほど乗りましたが一度も故障はありませんでした。
やはり故障が少ないという信頼性は砂漠や大平原、大森林地帯を走るには必要なことですよね。
投稿: ナベ | 2015年8月25日 (火) 12時08分
皆様、ご無沙汰しております。近々アップする予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。
さて、ナベさんのご質問ですが、この事ですかね?
「壊れ難いクルマトップ5」
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/?mode=m&no=1634
5位:ニッサン・マキシマ
4位:ホンダ・オデッセイ
3位:トヨタ・アバロン
2位:スバル・レガシィ
1位:ホンダ・アコード
マイナートラブルはあっても肝心なところは壊れないですね。日本車はそういう点で安心出来ます。
外車はドイツ車でさえ暗い山道は不安です。何度か怖い思いをしました。
投稿: | 2015年8月25日 (火) 12時22分
田中さん、早速のご返事有難うございます。
時間の有る時で好いですから日本車の故障が少ない、もっと突っ込んだ感想、理由をお聞かせくだされば幸甚です。
50年前、日立製作所に身を置いた私としても、日本企業の品質管理の凄さを再確認したいのです。
今、東芝は上層部のつまらない事で問題を抱えていますが、生産現場では皆頑張って品質管理しています。
先の戦争でもそうでしたが、上層部のボンクラと最前線の下士官や兵士達の頑張りが有って、今の日本が有るのです。
投稿: ナベ | 2015年8月25日 (火) 22時20分
ナベさん
日本車が壊れ難い一番の理由は、今で言うなら何と言っても電子部品の信頼性でしょう。ドイツはここが弱いようです。しかし、最近は電子部品もコモディティ化して来ており、難しい事さえしなければ大丈夫なようです。そのあたりはナベさんの方がお詳しいのではないですか?
粘り強い日本人はバグ潰しが苦にならないそうで、その差かもしれませんね。
一昔前はメルセデスでさえ機械が壊れました。私のEクラスワゴンは買って5年目、6万キロくらい?でトルコンが壊れたのですが、修理は何と有償だったのです。それはないでしょう。(笑)頭に来ました。
投稿: 田中 徹 | 2015年8月26日 (水) 13時18分
<<<生産現場では皆頑張って品質管理しています。>>> ナベ様のコメントより
全く仰られるとおりです。私も短い期間ではございましたが浜松でホンダさんの図面を抱えて生産管理として会社と町工場を日々往復していた時期がございました。ある時はスズキさんの車が輸出先の豪州?で事故によりヘッドレストが簡単に外れてしまったとのことで、全社員ほぼ徹夜で総てのヘッドレストの検査と調整をやったこともございます。
こういう精神的な律儀さというのは国民性もあるのではないでしょうか。
外車についてですが、フォードのエクスペディション(日本名はわかりません、笑)も持っていますが、マイナートラブルだらけで辟易しております。買わなきゃ良かったです(笑)普段はトヨタと三菱を使用しております。ただし両者とも国産仕様とは若干違いますが。
またバイク好きの友人も言っていましたが、外車は(バイク含む)自分で修理しながら、あるいは手入れをしながら乗る物だ!とのこと。しかしそう言っていた彼も今は国産オンリーになりました。
こういう事もいえるのではないでしょうか。それは日・米の戦闘機に対する考え方の違いです。
大馬力のエンジンで頑丈に作った機体がメインだったアメリカと、鋲の頭一つをとってみても、あるは塗料についても徹底的に手を加え研究された繊細な日本。艦船についても造波抵抗やら重量分配(大和型のハニカム構造の装甲等)を最大限顧慮された艦型。多少、凝りすぎの点もあり生産性に欠けたということもありましたが、やはり・・・・国民性になってしまうようですね(笑)
まとまらなくてすみませんでした。
投稿: 南国通信 | 2015年8月26日 (水) 19時09分