ぼんやりと見えて来た中国の近未来(続編)
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昨日の続きになりますが、今回の抗日記念式典は情報に溢れていました。中国の攻撃性の再確認以外でも、非常に分かりやすい構図として新しい世界勢力図を理解した人は多いのではないでしょうか。いわゆる西側主導の国際秩序に異を唱える国の連携があからさまになったのです。
すなわち日米欧コンセンサスに対して中露韓が反旗を翻したと言っても過言ではありません。ロシアは対日本という意味で中国共産党をサポートした大戦時代に、韓国は大昔の冊封体制に逆戻りしたのですが気がついているのでしょうか?(笑)
日本が助けても助けても中国に引き寄せられるというのは地政学的宿命かもしれません。習近平は労せずして韓国を手に入れたようです。その価値があるかどうかは知りませんよ。
(命を狙われるリスクが全くない程自分には価値がないと考えているのだろうか? 朴さんの黄色い服が目立ちます。)
韓国では何を勘違いしているのか、朴クネさんを賞賛する声が大きいそうですが、日米を袖にしてまで従おうとしている中国にもそんな価値はあるのでしょうか。どうも、もの事を正しく理解し判断する力がないような気がしてなりません。
中国の8月末の外貨準備高が、前月末から939億ドル(約11・2兆円)減って、3兆5574億ドル(約425兆円)になった。中国の中央銀行、中国人民銀行が7日発表した。減少幅は過去最大で、中国への流入が続いた資金が逆に出て行く現象が生じている。(朝日新聞デジタル)
人民銀は8月11日、元安ドル高が続く市場に合わせるため、人民元レートを実質的に切り下げた。市場ではさらに人民元安が進むとみて元売りが加速したため、人民銀は今度は元買いドル売りの為替介入で、人民元安を食い止めた。この結果、外貨準備は単月の統計のある1999年末以降では、最大の減り幅を記録した。
(朝日新聞)
しかし妙な話です。中国の対外資産は3.45兆ドル(414兆円)で、対外純資産が1.78兆ドル(213兆円)です。従って対外債務は1.67兆ドル(約200兆円)という事になります。
対する日本の対外資産は945兆円で、対外債務は578兆円、対外純資産はドル建てでは減ったとは言え世界ダントツの367兆円(昨年末時点)です。
つまり、前にも言いましたが中国は外貨準備より対外純資産の方が少ないという歪な形になっているのです。日本の場合、外貨準備は対外純資産の40%程ですから、ある意味健全と言えます。しかもその大半が米国債なので、保有の証拠としては必要十分です。つまり嘘の入り込む余地はありません。
直近の米国債保有ランキングを見て下さい。
1.中国(China, Mainland) 12,610
2.日本(Japan) 12,269
3.石油輸出国(Oil Exporters) 2,973
4.カリブ海の金融センター(Carib Bnkng Ctrs) 2,930
5.ブラジル(Brazil) 2,615
6.ベルギー(Belgium) 2,52.8
7.アイルランド(Ireland) 2,143
8.スイス(Switzerland) 2,118
9.英国(United Kingdom) 2,006
10.香港(Hong Kong) 1,807
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18?ロシア 665
20?韓国 556
(単位億ドル)
恐らくですが、3.5兆ドルと言われる中国の外貨準備は今回天安門で見せた軍隊と同じで張り子の虎ではないでしょうか。すなわち、借金か使えない資金、あるいは嘘のいずれかという事ですが、外貨準備の内の米国債だけが信用出来る数字と言えます。韓国も似たようなものでしょう。
韓国は典型的外需依存国の割に7兆円弱の米国債保有残高は小さいと言えます。逆に日本や中国の巨額な保有残高は異常かもしれません。特に日本は円という強いハードカレンシーを持つ国ですから政府が巨額の外貨を持つ意味はないのです。これは全てアメリカ様の為です。
次にGDPはどうでしょうか。名目で見れば皆大きいのですが、インフレ分を除いた実質で見れば大したものではない事が分かります。昨年で言えば、日本の527兆円に対し、中国は 329兆円 韓国142兆円、ロシアに至っては韓国より小さい120兆円 でしかないのです。これもインフレという張り子で膨らませているだけです。
そのGDPの内容も日本の個人消費、約60%に対して中国は何と30%に過ぎません。大半は箱もの主体の投資ですから鬼城も出来る訳です。巨額の財政出動による対内投資の結果は誰も住まない住宅群と企業の異常に過剰な設備を生みました。
(ドイツで衝突テストを受けたが0点だった中国の民族資本メーカーが作る乗用車、ランチアにしか見えない。。)
例えば鉄鋼は日本の4倍、自動車生産に至っては4000万台/年ものポテンシャルを持ちます。箱もの関連産業は言うに及ばずですから、是非AIIB を成功させて、それらの過剰設備を使いたいというのが偽らざるところでしょう。
ところが現実はと言えば、600兆円規模のシャドーバンキングで数百兆円の不良債権を作り、頼みの綱だった株価も下落が止まりません。SDR絡みで元安を演出したものの、それが返って裏目に出て資本逃避を加速させました。
もちろん海外生産拠点としての魅力が薄くなった中国からは工場も逃げ出します。もっと環境が良く、人件費が安くて政情が安定している国がいくらでもあるからです。
日本の轍は踏まない様にと通貨安だけは頑張ったものの、国内はインフレと賃金上昇で生産拠点としての旨味が消えました。それらの問題を解決するには民度アップや技術力向上等の自助努力しかないのですが近視眼的に目先の、決して信憑性が高いとは言えない数字を追ったのです。
これらは全て党中央の責任と言えますが、独裁をなお強化する共産党体制に未来はありません。海外からそっぽを向かれた人口大国は昔の貧困状態へ戻っていくのでしょうか。歴史をねじ曲げ嘘を重ね、世話になった国につばを吐きかける代償は高いものにつくのです。
今後少なくとも10年くらいは混乱状態が続くものと思われますが、強大と信じている軍隊を持つだけに危険です。目を外に向ける為に何をするか分かったものではありません。そういう意味では日本の安保法案もいい時期に通しました。(参院通過は時間の問題)
(安保法案に賛成するデモもあるのですが、例によって一切報道されません。こちらは朝鮮太鼓もないし、シュプレヒコールだけの静かなデモです。代わりに日の丸が翻ります。)
集団的自衛権等に関する今回の安保法案は、私の個人的見解としては対米隷属強化のようで気持ちが悪いのですが、日本が普通の国になる為には避けて通れない道です。消極的賛成という立場をとらせてもらっています。
しかし、安保法案に戦争法案などとデマを言い感情的に反対して騒いでいる連中を見れば明らかですが、安全保障に対しては何の代案も持ちません。つまり日本を無力にしておきたい、その一心しか見えないのです。
顔ぶれは民主、共産中心の在日系議員は勿論、SEALDs 等、こちらも在日中心のいかれた左翼で、そこに中国工作員も混じり、極一部のお花畑日本国民が煽動されているという図でしょう。
問題は、大した数でもないのに、お仲間であるマスコミが大騒ぎをして数も膨大に膨らませている事です。どう見ても国会前に3万人もいなかったでしょう。マスコミの汚染具合が非常によく分かった、ここ1〜2ヶ月ではないでしょうか。反日マスゴミにも未来はないのだ。(笑)
ついでに総裁戦の野田聖子? 冗談じゃない。超無能、反日に加えて子宮頸癌ワクチンの責任はどうとるのだ? こういういかがわしいのがいるから女性議員は?の目で見られるのだぞ。(笑)責任を取って即刻議員辞職をするべきです。なぜマスコミはこういうのを叩かないのでしょうかね。
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