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2015年9月

2015年9月 9日 (水)

ぼんやりと見えて来た中国の近未来(続編)

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昨日の続きになりますが、今回の抗日記念式典は情報に溢れていました。中国の攻撃性の再確認以外でも、非常に分かりやすい構図として新しい世界勢力図を理解した人は多いのではないでしょうか。いわゆる西側主導の国際秩序に異を唱える国の連携があからさまになったのです。

すなわち日米欧コンセンサスに対して中露韓が反旗を翻したと言っても過言ではありません。ロシアは対日本という意味で中国共産党をサポートした大戦時代に、韓国は大昔の冊封体制に逆戻りしたのですが気がついているのでしょうか?(笑)

日本が助けても助けても中国に引き寄せられるというのは地政学的宿命かもしれません。習近平は労せずして韓国を手に入れたようです。その価値があるかどうかは知りませんよ。

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(命を狙われるリスクが全くない程自分には価値がないと考えているのだろうか? 朴さんの黄色い服が目立ちます。)

韓国では何を勘違いしているのか、朴クネさんを賞賛する声が大きいそうですが、日米を袖にしてまで従おうとしている中国にもそんな価値はあるのでしょうか。どうも、もの事を正しく理解し判断する力がないような気がしてなりません。

中国の8月末の外貨準備高が、前月末から939億ドル(約11・2兆円)減って、3兆5574億ドル(約425兆円)になった。中国の中央銀行、中国人民銀行が7日発表した。減少幅は過去最大で、中国への流入が続いた資金が逆に出て行く現象が生じている。(朝日新聞デジタル)

人民銀は8月11日、元安ドル高が続く市場に合わせるため、人民元レートを実質的に切り下げた。市場ではさらに人民元安が進むとみて元売りが加速したため、人民銀は今度は元買いドル売りの為替介入で、人民元安を食い止めた。この結果、外貨準備は単月の統計のある1999年末以降では、最大の減り幅を記録した。
(朝日新聞)

しかし妙な話です。中国の対外資産は3.45兆ドル(414兆円)で、対外純資産が1.78兆ドル(213兆円)です。従って対外債務は1.67兆ドル(約200兆円)という事になります。

対する日本の対外資産は945兆円で、対外債務は578兆円、対外純資産はドル建てでは減ったとは言え世界ダントツの367兆円(昨年末時点)です。

つまり、前にも言いましたが中国は外貨準備より対外純資産の方が少ないという歪な形になっているのです。日本の場合、外貨準備は対外純資産の40%程ですから、ある意味健全と言えます。しかもその大半が米国債なので、保有の証拠としては必要十分です。つまり嘘の入り込む余地はありません。

直近の米国債保有ランキングを見て下さい。

1.中国(China, Mainland) 12,610
2.日本(Japan) 12,269
3.石油輸出国(Oil Exporters) 2,973
4.カリブ海の金融センター(Carib Bnkng Ctrs) 2,930
5.ブラジル(Brazil) 2,615
6.ベルギー(Belgium) 2,52.8
7.アイルランド(Ireland) 2,143
8.スイス(Switzerland) 2,118
9.英国(United Kingdom) 2,006
10.香港(Hong Kong) 1,807


18?ロシア 665
20?韓国  556
(単位億ドル)

恐らくですが、3.5兆ドルと言われる中国の外貨準備は今回天安門で見せた軍隊と同じで張り子の虎ではないでしょうか。すなわち、借金か使えない資金、あるいは嘘のいずれかという事ですが、外貨準備の内の米国債だけが信用出来る数字と言えます。韓国も似たようなものでしょう。

韓国は典型的外需依存国の割に7兆円弱の米国債保有残高は小さいと言えます。逆に日本や中国の巨額な保有残高は異常かもしれません。特に日本は円という強いハードカレンシーを持つ国ですから政府が巨額の外貨を持つ意味はないのです。これは全てアメリカ様の為です。

次にGDPはどうでしょうか。名目で見れば皆大きいのですが、インフレ分を除いた実質で見れば大したものではない事が分かります。昨年で言えば、日本の527兆円に対し、中国は 329兆円 韓国142兆円、ロシアに至っては韓国より小さい120兆円 でしかないのです。これもインフレという張り子で膨らませているだけです。

そのGDPの内容も日本の個人消費、約60%に対して中国は何と30%に過ぎません。大半は箱もの主体の投資ですから鬼城も出来る訳です。巨額の財政出動による対内投資の結果は誰も住まない住宅群と企業の異常に過剰な設備を生みました。

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(ドイツで衝突テストを受けたが0点だった中国の民族資本メーカーが作る乗用車、ランチアにしか見えない。。)

例えば鉄鋼は日本の4倍、自動車生産に至っては4000万台/年ものポテンシャルを持ちます。箱もの関連産業は言うに及ばずですから、是非AIIB を成功させて、それらの過剰設備を使いたいというのが偽らざるところでしょう。

ところが現実はと言えば、600兆円規模のシャドーバンキングで数百兆円の不良債権を作り、頼みの綱だった株価も下落が止まりません。SDR絡みで元安を演出したものの、それが返って裏目に出て資本逃避を加速させました。

もちろん海外生産拠点としての魅力が薄くなった中国からは工場も逃げ出します。もっと環境が良く、人件費が安くて政情が安定している国がいくらでもあるからです。

日本の轍は踏まない様にと通貨安だけは頑張ったものの、国内はインフレと賃金上昇で生産拠点としての旨味が消えました。それらの問題を解決するには民度アップや技術力向上等の自助努力しかないのですが近視眼的に目先の、決して信憑性が高いとは言えない数字を追ったのです。

これらは全て党中央の責任と言えますが、独裁をなお強化する共産党体制に未来はありません。海外からそっぽを向かれた人口大国は昔の貧困状態へ戻っていくのでしょうか。歴史をねじ曲げ嘘を重ね、世話になった国につばを吐きかける代償は高いものにつくのです。

今後少なくとも10年くらいは混乱状態が続くものと思われますが、強大と信じている軍隊を持つだけに危険です。目を外に向ける為に何をするか分かったものではありません。そういう意味では日本の安保法案もいい時期に通しました。(参院通過は時間の問題)

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(安保法案に賛成するデモもあるのですが、例によって一切報道されません。こちらは朝鮮太鼓もないし、シュプレヒコールだけの静かなデモです。代わりに日の丸が翻ります。)

集団的自衛権等に関する今回の安保法案は、私の個人的見解としては対米隷属強化のようで気持ちが悪いのですが、日本が普通の国になる為には避けて通れない道です。消極的賛成という立場をとらせてもらっています。

しかし、安保法案に戦争法案などとデマを言い感情的に反対して騒いでいる連中を見れば明らかですが、安全保障に対しては何の代案も持ちません。つまり日本を無力にしておきたい、その一心しか見えないのです。

顔ぶれは民主、共産中心の在日系議員は勿論、SEALDs 等、こちらも在日中心のいかれた左翼で、そこに中国工作員も混じり、極一部のお花畑日本国民が煽動されているという図でしょう。

問題は、大した数でもないのに、お仲間であるマスコミが大騒ぎをして数も膨大に膨らませている事です。どう見ても国会前に3万人もいなかったでしょう。マスコミの汚染具合が非常によく分かった、ここ1〜2ヶ月ではないでしょうか。反日マスゴミにも未来はないのだ。(笑)

ついでに総裁戦の野田聖子? 冗談じゃない。超無能、反日に加えて子宮頸癌ワクチンの責任はどうとるのだ? こういういかがわしいのがいるから女性議員は?の目で見られるのだぞ。(笑)責任を取って即刻議員辞職をするべきです。なぜマスコミはこういうのを叩かないのでしょうかね。

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2015年9月 8日 (火)

ぼんやりと見えて来た中国の近未来

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麻生大臣のG20での「中国のバブルがはじけた」暴露発言でメディアがまた麻生叩きをしているようですが、「日本は孤立」という表現が好きですねえ。まるでどこかの国みたい。(笑)

別に麻生さんが言わなくてもバブル崩壊は誰の目にも明らかでしょう。元々2000ポイントでしかなかった上海株価総合指数が5000にも跳ね上がったのは、先にバブルがはじけ行き場のなくなった不動産市場の資金が流れ込んだためです。

さらに、それに党が加担したため急激な株高になりました。しかし、実力を反映していない株価はいつかは元の実力相応の値に落ち着きますす。それをバブルがはじけたと言って何が問題なのでしょうか。そんな事は世界中が知っています。


そもそも為替で言えば1ドル1元だった訳です。それが1ドル8元まで下げるのは異常です。例えば日本円で言えば1ドル360円だったものを3000円くらいまで円安に操作したのと同じです。



米に言われて、ここ数年で少しだけ元高に戻しているとは言え、殆ど超元安状態をドルペッグして長期間維持して来たのですから、よくこれまで米が我慢したものです。相手が日本なら死人の山でしょう。つまり米は何らかの意図により中国のドルペッグを容認して来たのです。

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(抗日パレードに参加した国は、嘘つき国を承認した準嘘つき国という事になります。歴史修正主義国家とも言います。)

つまり思い切り甘やかされて来たのですが、それに甘え過ぎて自らの改革を怠り二進も三進もいかなくなったと言うのが真相ではないでしょうか。一党独裁による共産主義体制の限界が見えました。

つまり、親方日の丸で数字さえ辻褄合わせをすれば食っていけるのですから苦労をする訳がありません。私の中国とのビジネスに於ける経験でも、自分で技術を習得して伸びていこうとする意欲は韓国などよりはるかに弱いように見えます。

基本的には海外に丸投げなのです。最近は体裁を考えてか将来を案じてか、丸投げは控えているようですが、何の事はありません。先進国から技術者が出向いて作業をしているだけの事です。何も変わってはいません。

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(どう見てもモデルだろう/笑 見栄を張るのも程々にしないと・・)

ところが習近平という男は抗日パレードでも分かる様に見栄を張りたいと見えて、国内の改革とは逆方向に進んでいます。政敵粛正にうつつを抜かしている場合ではないにも関わらずです。



株高操作やSDRへの執着、またAIIB設立にもそれが現れていますが、あくまでも見栄を張って自分を大きく見せたいのでしょう。それに加担する事など、思い切り敵国視されている日本に出来る訳がないではありませんか。

麻生さんはそういう背景に立って発言しているのです。(と思いたい・・)

いくらG20コンセンサスだと言っても廻りに迎合するのだけが政治家ではありません。国益を考えた発言をして何が悪いのでしょうか。本当に日本の反日左翼マスゴミはゴミです。

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(反日在日勢力に支配されたTBSという会社の正体が、非常によく分かる画像です。どちらが総理か分からない)

ところで「ドルペッグする」とは「為替介入する」と同義語です。経常収支の黒字分だけ元を刷って為替変動を抑えます。その結果輸出競争力が保てるのですが、これは日本とは真逆のやり方です。

日本は米からの圧力で360円から一時70円台まで円高が進みました。そんな国は日本以外、地球上にどこにも存在しません。しかしこれも実力を反映したものとは言えなかったのです。その証拠にデフレになり失われた20年を作り出してしまいました。

もちろん85年のプラザ合意あたりで内需主導に切り替えればよかったのですが、日本は貿易立国と信じ切った企業経営者と政治家のせいで、給料を下げてまで輸出競争力を維持しようとした為にデフレ不況を招いたのは、クルーグマン博士に言われるまでもありません。

さらに日銀のサボタージュがあり、消費税が追い討ちをかけました。これらは外圧を疑うべきだと私は思っています。日本の競争力を削ぎたい勢力は頭がいいのです。日本は一筋縄では行かない事を知っているのでしょう。

それらの結果として巨額の政府債務と、世界一の対外純資産を産み出しましたが、一時赤字化が懸念された経常収支は反転して黒字が増加しています。これは依然として強い所得収支(月に2兆円超)と海外からの観光客が増えて旅行収支が黒字化した事、また知的財産権等使用料が伸び、サービス収支の赤字幅が縮小した事などによるものです。

[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、7月の経常収支は1兆8086億円の黒字だった。

これが意味する事は増々対外外純資産が増え日本が米初めとする純債務国を支えていく構図が強化されるという事です。日本国民にとっては大したメリットはありません。と言うより、いつまで経っても内需拡大に舵が切れないので国民は豊かになれずデフレも収まらないという事です。

安倍さんは消費税の10%は必ずやると言っていますし、補正予算の話も聞こえません。どう見ても景気の見通しは真っ暗ではないでしょうか。非常にがっかりさせられます。(笑)

中国の話をするつもりが、愚痴が出て長くなってしまいました。この件、次回に続けてやります。

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2015年9月 1日 (火)

何を考えているのか分からないドイツ人

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ナベさんからのご質問もありましたので、今日は自動車ネタにします。

さて、長年の懸案だったスズキとVWの問題が解決したようです。鈴木社長が会見で晴れ晴れした顔をしていました。これで胸を撫で下ろしている人も多いのではないでしょうか。正に喉にささった小骨でした。後は三菱ふそうとニッサンでしょうか。こちらは小骨なんてもんじゃありません。(笑)

そもそもスケベオヤジが自分よりデカい金髪女に手を出して、美味しい思いをしようなんて根性がダメなんですよ。(失礼、あくまでも比喩です)当然足下見られて、ふんだくられるのが落ちでしょう。それで何度か痛い目に遭っているにも関わらずです。GMとの提携も結局相手におんぶにだっこだったので解消と同時に米での販売網全て失いました。

交渉事は全てギブアンドテークがベースです。自分だけ美味しい目に遭おうなんて上手くいく訳がありません。GMとの提携で一時期にせよ上手くいったのは相手が紳士だったからです。いえ、決してドイツ人が紳士ではないなどというつもりはありません。

スズキはVWの持つ環境技術と、欧州や中国での販売網が目当てだったのかもしれませんが、VWはスズキの技術と言うより買収による量的拡大を狙ったのではないでしょうか。世界一に固執して次々に買収している会社ですから、そう考えるのが妥当でしょう。両者の思惑のずれが悲喜劇を生みました。

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(スズキの言うS−エネチャージとはマイルドハイブリッドの事だった)

ともあれ、今回株の買い戻しでVWに4600億円(時価)も払うそうですが、VWは笑いが止まらないでしょう。買った時より14億ドルも時価が上がっています。自社株は流動資産として取得金額で計上されるので帳簿上の問題はないのかもしれませんが、スズキの株主から見れば特別背任にも匹敵する大チョンボではないでしょうか。

いくら時価1000億円のVW株売却と自己資金で賄うとは言っても追加の1400億円は巨額です。スズキの経営は当分の間厳しいものになる事は避けられません。その割を食うのは株主、社員、販売店、末端ユーザーです。

大体日本人は交渉事が苦手です。三菱も一時、どこかの国に輸出すればする程赤字、なんてバカバカしい事をしていましたが、海外相手に丁々発止と渡り合える日本人は希です。一番いいのは信用出来る現地の代理人を見つける事ですが、それが至難の業かもしれません。

弊社なども直接は極力避けて現地の代理人を立てる様にしていますが、その代理人による差は大きいのです。本当は、そんな苦労をしなくてもすむ様に政府が内需拡大をきちんとやればいいのですが、内需拡大の意味が分かっていない政府ではどうしようもありません。スズキだけでなく、日本企業の苦難の時代はまだまだ続きます。

しかし、これだけ食い物にされてもやっていけるのですから、日本企業のポテンシャルは凄いと言わざるを得ません。

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(Sクラス ディーゼルハイブリッド JC08モード燃費は、S 300 h とS 300 hエクスクルーシブは20.7km/L なかなか立派な燃費です)

ところでメルセデス・ベンツ・ジャパンがSクラスにディーゼルハイブリッドを追加しました。しかも998万円というかなりリーズナブルなプライスです。これ程の高級車を買う人が998で喜ぶとも思えないのですが、気持ちよく1000万円と言って欲しかったです。いずれにしてもメルセデスとしてはかなり思い切った価格設定ではないでしょうか。

しかしながらディーゼルのハイブリッドというのはどうでしょうか?何かメリットがあるのか疑問です。唯一考えられるのは軽油によるランニングコストの削減くらい? 1000万のベンツ買う人が‥そんな訳はないでしょう。(笑)月に数千円の差が出るかもしれませんが、気にするとは思えません。

一方のデメリットは数えきれません。よくなったとは言えガソリンエンジンに比べると振動騒音の点で劣ります。重量も重いし、排ガスもクリーンとは言い難いです。何よりモーターとの相性も抜群とは言えません。お互いが低速に強い訳で、じゃあ高速域はどうするの?という話になります。

いずれにしてもトータルで見て、コスト的にバカ高く、同出力のガソリン車と比較すれば200キロ近く重いというハンデはどうにもなりません。つまり、どこからどう見ても作り手の都合で作ったとしか思えないのです。そのデメリットの全てが酔狂なユーザーの錯覚と思いやりに委ねられるという訳です。(笑)

日本車のガソリンエンジンによるハイブリッドには勝てそうもないので、変則的な攻め方をしたのか、どうなのか・・私には、合理的な筈なのに妙なところで肩肘張るドイツ人の、こういう考え方が理解出来ません。これからはクリーンディーゼルの時代だとずっと言って来たのに最近はハイブリッドだらけだし。。(笑)

日本に対抗してマイルドハイブリッドなる言い方を発明したのもドイツ人でしょう。そんなのとっくにスズキがやっていますって。ホンダだって最初はマイルドに毛が生えた程度でしたから。。本当にプライドの高い国は扱い難いです。。

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