東京モーターショー2015に行く
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皆様大変お待たせを致しました。超忙しい期間が終わりましたのでブログを再開致します。実は昨日の28日のプレスデイに東京モーターショーに行って来ました。そこで、ブログ再開時にはVW関係の記事を書こうと思っていたのですが、モーターショーの方を優先します。VWの記事はもう少し待って下さい。
さて、昨日は異常に暑かったです。お天気はよかったのですが暑さには参りました。例年は革ジャンかなんか着て行っているというのに今年はTシャツに長袖のシャツのみという軽装です。それでも会場内を歩いていると暑くてたまりません。もう冬の格好をしている人がいましたが、この人ごみの中、よく平気だと感心します。
私は基本的に人ごみや外人が多いところが大嫌いです。そういう訳でモーターショーに行くには一大決心が必要なのです。しかしながら自分の仕事の成果を確認しない訳にはいきません。今年は珍しくショー関係の仕事が入ったので、この一ヶ月は超多忙でした。しかし、何だかんだ言っても自動車関係で食べているのですから、いの一番に行くのは気持ちが引き締まります。
プレスパスを入り口で申請、多少手間取るものの無事に受け取り会場内に、通路に人は未だまばらです。それでも既に外人が目立ちます。東館に入ってすぐに中国人の親子に遭遇しました。どう見ても観光客?? 何でプレスデイに子連れやねん。大体プレスデイだという割には人が多すぎます。
それにコンパニオンの写真をメインで撮っているやつが多いのはどういう事でしょう。事務局はしっかり仕事してくれよ。などと思いつつエスカレーターに乗ると係員が「エスカレーターでは歩かないで下さい」と叫んでいます。この手のおせっかいは日本の専売特許なので従うしかありません。
急ぐ訳でもないので言われるまま右側で止まっていると、後から背中を小突くと同時に「おい」という声が聞こえるではありませんか。何事かと見下ろすと頭が見事にはげ上がった小太りの白人が私をにらんでいます。
「はあ~?何だこのオヤジ」そいつがニコッとしたかと思うとキャナイウォーク? とかぬかしながら、私をすり抜けて上に行こうとするのです。このおっさん係員の言っている日本語が分かっていないなと思ったのですが、そこは日本人、事なかれ主義のDNAがとっさに出て、プリーズとか言ってしまいました。(笑)
一生の不覚、絶対に譲るべきではなかったと後悔しきりです。だから外人は嫌いなのだ。人の国に来て我がもの顔、超不愉快になりました。海外に移住している日本人は多いですが、私なら瞬殺で気が狂うでしょう。出張なら一ヶ月くらいまでは我慢出来ますが、1年も暮らせと言われたら絶対に精神がおかしくなる自信があります。
中韓はまずあり得ないし、米や欧州も北欧以外はダメ、南米、アフリカ、中近東、ロシアは考えもしません。しかし、同じ米でもハワイはなんとかなりそうです。アジアはタイなら2~3年は我慢出来るかな。。
ところで肝心のショーですが、見るべきものは何もないとは言いませんが、やはりつまらないです。肝心なクルマが全く面白くありません。並んでいる量産車は既に知っているクルマが大半で、知らないのは荒唐無稽なコンセプトカー、未だにこんな事をやる意味があるのでしょうか。
唯一、マツダのコンセプトカーは二つとも例外的に良かったです。やはり元気がいいのか、凄くきれいなスポーツカーが置いてありました。RX-VISION (上)と言うらしいです。世界でマツダにしかないロータリーエンジンの復活のようです。しかし、これはスタイリングのトライアルのようで、量産らしさは一切ありません。ノーズも長過ぎて実用的とは言い難いです。
SUV (下/越と言うネーミング)の方は量産間近のような仕上がり具合でしたが、その未来感あるシャープなスタイリングは最近のマツダデザインの集大成でしょうか。CX3を大きくして、更にシャープにしたようなエクステリアは非常に高そう且つ高性能に見えます。これを出せばSUVのラインアップが乗用車並みに充実して来るという訳です。
後はスバルやスズキがまあまあ頑張っている感じはしましたが、それ以外の日本メーカーは存在感が薄いです。特にトヨタがひどい、新型プリウスの実車を見てぶったまげました。
紙細工のような造形と言った方がいいかもしれません。まだ現行車の方が百倍ましでしょう。なんであんなになっちゃうのか、最近のデザインはレクサスも含め奇をてらい過ぎではないでしょうか。賢そうな感じがしないのです。理解に苦しまざるを得ません。
ホンダの新しいFCVも鈍重で改悪に見えます。更に、やたらごちゃごちゃしているのは最近のホンダの悪い癖です。もっとシンプルにいきましょうよ。今年出たシャトルもラインが多過ぎてまとまりに欠けるし、旗艦のレジェンドも改悪でした。肝心なハイブリッドの新型NSXはもう見飽きたし、本当にいつ出すの?と言いたいです。
ニッサン、三菱も相変わらずぱっとしません。欧州車ではベンツのコンセプトカーが二台来ていましたが、何がしたいのか、言いたいのか、さっぱり分からず、渦中のVWは嫌みのように大挙押し寄せていました。増々日本を目の敵にするでしょう。他の欧州勢は前より頑張ってはいます。プジョーやルノーは数を増やしたのかな? そう言えば米車は全く見ませんでした。(笑)
技術面で言えば、自動運転のデモ(バーチャル)は各社見るべきものがあります。ニッサンなんてCGにどえらくお金かけているようで、見た事もない未来都市が大画面に映し出されていました。そこに出て来るコンセプトカー(上)も、まあ悪くありません。実車も展示していましたが、画面の中で動いている方が良かったです。
後は部品メーカーの頑張りが目立ちます。そうそう、ある部品メーカーのブースでビックリこきました。説明係のコンパニオン?の子に声をかけた時の事です。振り向いた顔は・・漫画か!
異様にデカい目には異様にデカい黒目(カラーコンタクトか)が光り、無表情な顔でロボットみたいに話すではありませんか。
これは20年前にはなかったぞ。。これが未来のアンドロイドの走りなのか?などと思ってしまいました。
私の仕事も、会場で見ればまあまあだったので一安心、これでしばらくはぐっすり寝られそうです。
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コメント
東京モーターショー2015に行く・・・
TMSへもう行っちゃったの!流石、出品者側の立場は強いですね。出品作品の出来は良かったとの事で一安心・・・なのですね、お疲れ様~
Toyotaのプリウスは、(VWがコケたこともあり)無闇に未来志向にこだわらずシッカリしたデッサンの内外装商品をじっくり作ったほうが良さそうですね~
MazdaのSUV・・・Lexusより若々しく素直な自然体で好感が持てます。
投稿: Carly | 2015年10月29日 (木) 17時21分
東京モーターショー2015に行く・・・のブログ読みました
・・・Yamahaはスポーツカーを出品している様ですね。ウン十年前に一度、リッターカーサイズのオープンスポーツカー(トランクにエアロウィング)を発売寸前で没にした事が在ったようですが今回はマジで発売するのかしら!まあ会場での反応を見たいのでしょう。
ウン十年前その2・・・インディカーレースに出場した車両にYAMAHAのロゴタイプが張ってあってマジにヤラレタ感がした記憶がありました。度胸良くこの様な大レースにエントリーする最初の日本車が山葉なのか、す凄い度胸だな~なんてね。
現実にインディーにエントリーしているのはHONDAなのですが・・・
YAMAHAとSUBARU(ISUZUもトライした事があった)はF1エンジンを開発した事がありましたね。
まあ日本は自動車会社が沢山あって、夫々が生き残っている事事態が凄い事なのでしょう。 ガンバレ日本
投稿: AZ生 | 2015年11月 2日 (月) 17時32分
ヤマハの2シータースポーツ・デザインコンセプト、トヨタのS‐FR、及びホンダのワイド版ーS660・・・勝手に想像(もしかして1,2リッター位?)との3台とで乗り比べてみたいですね~ゼヒ・・・見て触ってはしらせて。
投稿: 心配症君 | 2015年11月 3日 (火) 14時52分
自動運転というのは如何なっているのですかね?
99.9%ソフトウェアで管理していると予想されますけれども、ネットワークなどの情報の開示はどこまでの範疇か?
最悪を想定すれば、スパイウェアによって大惨事を起こせることが可能です。
投稿: Sura | 2015年11月 4日 (水) 01時54分
ちょっと調べたら、内部で暗号化をしているみたいですね。
しかし、グローバル企業ゆえ「内通者によって」ってことも考えられますので…。
理想は、一般公道とは別の専用道路にて運営したほうがよいように思います。
投稿: Sura | 2015年11月 4日 (水) 02時05分
Suraさんのご質問→自動運転というのは如何なっているのですかね?
・・・たぶん、近未来の車社会をリードする意志と資金のあるメーカー(GM・Fordとかトヨタその他あれこれ)とかグーグル/アップルなどが段階的に推進しているのでしょうね。資金はMITマサチュウーセッツ工科大とかスタンフォード、Caltechカリフォルニア工科大等の大学研究機関等へも百万$単位の資金を投入・・・あ、単なる推測/憶測。
投稿: AZ生 | 2015年11月 4日 (水) 06時27分
Suraさんのご質問→自動運転というのは如何なっているのですかね?
私の感覚としては、スバルの新型アイサイトの自動ブレーキ等の延長線上の到達地点に完全運転運転技術が存在するのでしょうが、
①自動車本体での自己完結的技術的課題だけでも膨大。
②交通・事故情報通信の発信が都市地域での環境整備なしで成立出来るのかどうか
③車自体とか事故情報の発信が故障とか電源ダウンした場合の対処
④強力な電磁波への対応・・・大型トラックなどが使っている送受信機の発する無線電波で廻りの車のエンジン制御コンピュータが誤操作して車が暴走・故障した可能性が払拭出来ない。
昔、ハワイ上空での原爆実験時での都市の電波とか送電設備の停止が起こって銀行・商店等の機会がダウンとか大混乱が発生。
⑤事故発生の責任はA.ドライバーB.車の製造責任 C.道路管理者 D.事故被害者の不注意・・・
・・・えーと思いついただけでも凄く多くの課題がありますね。
2次元の線路しか走らない鉄道でも事故が発生している現実・現状を認識すると、Suraさんのおっしゃられる様に完全な車の自動運転環境を前提とした都市環境と車とを同時に開発するのが一つの解決方法かもしれませんね。
投稿: Carly | 2015年11月 4日 (水) 07時58分
AZ生様、Carly様、ご返答ありがとうございます。
実は、「そもそも車は自分が運転できて車であって、運転しない(できない)代物は、車ではない。電車でいい。」と思っていました。角が立つから控えましたが、返答を見る限りそうでもなさそうで正直に言います。
いや、自動運転の研究自体を否定するものではなく、むしろ遣らなければならないと思いますが、こと一般公道での実用化となると話は別です。
Carly様が、詳細に指摘されたように問題点が山積している状況、というより鉄道のように完全に別にするべきものだし、だったら鉄道でいいと思います。
そして何より、オリンピックが決まったタイミングで突如出てきた話です。実は、その発想自体はアトムやドラえもんといった漫画でも出てきたように古い。
でも、今の今までそのプロジェクトがマスコミなどにより喧伝されなかったのは、「それは鉄道がやればいい」と開発者や研究者は分かっていたので、業界としては宣伝してこなかったと思うのです。
私やAZ生様が想定(憶測)しているように、国際金融資本が噛んでいると考えると、符合する部分が多々あります。
結論を言うと、インフラの支配と思います。
東芝 ・・・ 原子力
旭化成 ・・・ 建設
タカタ、VM ・・・ 自動車
自動車は自分で運転するものなら「乗り物」でしょうが、自動運転となれば「インフラ」になってしまう。
ソフトウェアについては、OS、モバイルなど寡占状態に近い。つまり、次はインフラとなります。
オリンピックがそのスケジュールとリンクしているのかもしれません。
憶測(妄想)ですけれども。
投稿: Sura | 2015年11月 5日 (木) 00時27分
オリンピック開催に合わせて、何処(競技場とかdsr東京ディズニーランド等)かの誰かが箱庭的かわいいコースに全自動マイクロEVが走るかもしれませんね!?
投稿: Carly | 2015年11月 5日 (木) 13時24分
東京モーターショウにて、トヨタが2020年実用化を目指しての自動運転のプレゼンテーションを行っている様ですね! 他社もあれこれ出品中らしき・・・以上報告致します。
投稿: AZ生 | 2015年11月 5日 (木) 15時58分