借金大国よ、永遠に
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池上彰が朝のテレビで「国の借金は1000兆円を超えて、国民一人当たり850ン兆円になった」と深刻ぶって言っていました。このやたら顔のデカい(色んな意味で)電波芸者はテレビ局や番組によって自分の意見をコロコロ変えるようです。売国奴の一人と言って差し支えないでしょう。
NHK の子供向け番組では日本を貶める話を散々していた。
この件、何度も取り上げているので今さらという感じはしますが、正しく理解している人が少ないので何度でも言わなければなりません。いえ、素人の私が偉そうな能書きを垂れる訳でなく、マスゴミには表れない多くのまともな経済学者やエコノミストが言っている事を自分なりにまとめて言うだけの話です。
その判断は大人の常識力とでも言うものでしょうか。数多くある対立する意見を公平に読んでいけば自ずと正しい答えに到達します。自分の経験などに照らせば、そんなに難しい事ではないと思うのですが、ミクロは得意でもマクロ経済が苦手な人は女性始め意外に多いようです。
まず、借金という言葉がよくないのですが、政府が借金しなくて、つまりお金を創造しなくて誰がするのでしょうか。もちろん民間の金融機関にも信用創造の機能があり、企業や国民が借金すればする程お金の量は増えます。つまり普通は国民の預金残高と銀行の負債、資産が同時に増え続ける訳です。
高度成長時代にはそれだけで問題ありませんでした。企業、国民は設備投資や住宅購入でバンバン借金したのです。緩やかなインフレ(資産インフレ含む)も手伝って借金した方が得でした。それがバブル崩壊で一変したのはご存知の通りです。企業や国民は膨れ上がった借金返済に追われ新たな借金をしなくなったのです。
いわゆる失われた20年のデフレ経済への突入です。もちろん税収も激減します。そこで政府が国債を刷ってそれを補って来た訳ですが、そのお陰で最悪の事態は免れました。政府が国債を国民に売ればその分国民の金融資産が増えます。政府が予算を執行して、借りた分が全て国民の側(預金残高)に戻るからです。
元々、主に金融機関が預かった預金(金融機関の負債)を原資に貸し付けをしたり国債を買っていますから、国民の側から見れば預金は傷つかずです。そこに政府の支払ったお金が企業を通して戻って来る訳ですから国債を刷った分だけは必ず金融資産が増える事になります。かくして国債購入資金は永遠に枯渇しない理屈が成立する訳です。
時々国債購入の原資である1500兆円の国民金融資産がもうすぐ枯渇する、なんて訳の分からないことを言っているエコノミストがいますよね。(笑)それを言うならマネーストックの方ではないでしょうか。M3と言われる流動性の高い普通預金などの資金が枯渇すれば話は別でしょうが、前述の理由であり得ない事は自明です。
そもそも、海外依存が低く、大半を日銀始めとする政府系金融機関が消化している現状を見て財政問題とする意味が分かりません。財政破綻論者の多くは判で押したようにハイパーインフレ、金利の高騰、円が売られ暴落する、などと言います。
ところが現実にそれらのことが起きた試しはありません。日銀が300兆円も買ってもインフレにさえならず、金利はどんどん下がる一方です。円が売られる事も絶えてなく、有事には円が買われて円高に振れるのは過去に何度も経験しました。
つまり破綻論者の理屈はことごとく破綻しているのです。それでも未だ言い続けるのは、余程日本が憎いか、ポジション的に言わざるを得ないか、あるいは真正のバカかのいずれかという事になります。こういう手合いしか相手にしないマスゴミの本質が分かるというものです。
さらに言えば、常識的に考えて、政府と日銀は親会社子会社の関係です。親会社が発行した社債を子会社が買い取ればどういう事になるかくらいは中学生にも分かる理屈でしょう。民間ならその時点でプラスマイナスゼロになり負債の消滅です。
この男も、とても経済が分かっているとは思えない。誰かに指示されて動いているだけだろう。
政府を民間に例えて貸借対照表上の赤字を問題にするなら、子会社との連結決算で負債が消滅する事実も言うべきではないでしょうか。自らに都合のいい数字だけを並べて都合の悪い事実を隠す、ここに何らかの企図があるのは明白です。
そもそも日銀が持っている債権(国債)を誰に償還させるというのか。(笑)期限が来れば帳簿上の数字のやり取りだけで済む話です。それが大人の常識というものでしょう。国民を欺くのもいい加減にしてくれと言いたいです。
ところが悪い事には、安倍さん自身が緊縮財政に動いている事実があり、折角の異次元緩和が生きていないのです。さらに内需拡大と言いながら消費税を増税し、デフレを促進するインフラ輸出や観光立国などの外需依存率を高め、海外資本や外国人労働者誘致を奨励する政策を採用するのは最早経済音痴などと言うレベルではありません。
亡国、売国政策とさえ言えるのではないでしょうか。TPPが最終的にどうなるのかは知りませんが、もし決まれば究極の売国政治家となって永遠に汚名を残す事になります。それもこれも日本国が残っていればの話ですが。。借金大国でも何でもいいです。日本国を存続させない事には話になりません。
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