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2016年1月

2016年1月31日 (日)

吉兆か

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---- TPP消費増税 /カジノ解禁に反対します ----

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先週はビッグなニュースが相次ぎました。にっくき甘利大臣(笑)の辞任に日銀のマイナス金利発表です。異質なこの二つの件、全く無関係なのでしょうか。

まずTPPの旗ふり役が失脚するのは理由は何であれ歓迎です。これで少しでも引き延ばしが出来ればいいのですが、後任がまたふるっています。無能の代名詞とも言える石原伸晃を後釜に据えたのは何か狙いがあるのではないでしょうか。

ただ、TPP調印式には副大臣が行くらしいので、そこは気がかりです。TPP反対派がリークしたのであれば次の手を打たなければ意味がありません。副大臣にもスキャンダルか?(笑)あるいは、もっと穿った見方で、これまで7年も引き延ばして来た事に嫌気した賛成派が陥れたのだとすれば副大臣ですんなり調印というのも考えられます。

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いずれにしても古い代議士体質の甘利氏の脇の甘さは論外です。特にプンプンと胡散臭さの漂よう今回の件、裏があるのは明らかで、易々と罠に落ちるような人物に要職は務まりません。さっさと議員辞職なり何なりでけじめをつけて下さい。美学とか言って自己陶酔し泣いている場合じゃないだろう。(笑)

今回は恐らくですが、URは単なる被害者だと思われます。加害者は秘書も含めた甘利側と、共謀した実体のない建設会社、さらにそこに雇われたとされる一式なる人物ですが、安倍政権発足後間もなく起きた件がなぜ今頃になって発覚したのか謎が多いです。そこにかの悪名高いセンテンス・スプリングが絡むとなると問題は絶望的にややこしいと言わざるを得ません。(笑)

さて、日銀が不意をつく形で意外な手を打ちました。これまで0.1%の金利を付けていた日銀当座預金を一部マイナス金利にするというのですからビックリポンです。そもそも日銀当座預金に金利を付けていたというのも問題でした。これでは貸し付けのインセンティブが働きません。せめて普通のゼロに戻してて欲しいと思っていた人は多いのではないでしょうか。

そこで今回の中身ですが、準備預金率の範囲内、日本で言えば銀行が預かる預金総額の2%未満(預金の種類によって違う)を日銀に預けるルールがあるのですが(因みに中国は20%以上と厳しく引き締めている)それにかかる金利は本来あるべき0%に戻すようです。

つまり三つに分けた(1)基礎的残高/221兆円(2)マクロ加算残高/32兆円(3)政策金利残高、の内(1)の基礎的残高、年間80兆円ペースで日銀が買いオペをした結果の増加分に対しては、金利プラス0.1%に据え置くという事のようです。(2)は本来の準備預金制度による預金、つまり先ほど言いました総預金額の2%未満相当額に関しては本来の0%に戻します。

問題のマイナス金利対象の(3)は銀行が金利目当てに預ける分とでも言いましょうか。さすがにそこはダメよ、という解釈で問題ないかと思われます。つまり、ちゃんと仕事をしなさいという事になるのです。しかしここの残高は今現在限りなくゼロに近いと言われています。間違っていたらどなたかご指摘下さい。

その代わりと言っては何ですが、日銀が量的緩和で買いオペをする時に国債などを高く買って埋め合わせをする事で辻褄を合わせるようです。つまり、まず銀行が持つ日本国債などを日銀が相場より高く買います。(長期金利が下がる)しかし、その売った事で手に入る資金(自動的に日銀当座預金に振り込まれる)に関しては変化なしです。そうしないと銀行が国債を手放さなくなるからです。

ちょっと分かり難いかもしれませんが、この場合上手くすれば銀行は濡れ手で粟です。国債などを高く売って手に入れた資金を上手く運用すれば銀行の収益が増えるし景気にも好影響を与えるという訳です。そこが日銀の狙いでしょう。多少リスクを負ってでも貸し出しに精を出せと言っているのです。

ここでおさらいです。日銀は安倍政権になって、第一の矢という異次元金融緩和を名目に大量の国債などの有価証券を買って来ました。その結果15年末のマネタリーベース(主に日本銀行券プラス当座預金残高)は346兆円、当座預金算高246兆円(14年比で74兆円増加)に膨れ上がっています。

それはアベノミクスが第一の矢に関してだけは順調にいっている事を意味しますが、実はその原資はなにもありません。ただ購入した相手の金融機関名義の当座預金(日銀内)に購入金額を印字するだけです。(笑)もちろんその担保は国債という解釈でしょうか。

これは、いわゆる通貨発行権の行使(信用創造)です。必然マネタリーベースは膨らみます。しかしながら常識で考えて、それだけで景気が良くなる筈がありません。円の希少価値が薄れ円安になり、それにリンクして株が上がるくらいでしょうか。当座預金に積み上がった資金が貸し出しに廻らなければ次の信用創造(民間銀行による)が起きないからです。

ここで問題になるのが成長(フロー)の原資となる流動性が高い金融資産(ストック)マネーストックの増加率です。そこで日銀のホームページを見ると2014年末のM3が1209兆円となっています。2015年末が1239兆円ですから、この一年で30兆円程増えている訳です。

実質GDPが14年度524.7兆円なので、マーシャルのK(マネーストック÷ GDP)は2.30となります。マーシャルのKが14年並なら15年のGDPは1239÷2.3=538.6兆円となり成長率は実質で2.67%となるのです。もちろん速報値は未だ出ていないので単純計算によるラフな数字です。

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話が明後日の方向に飛んでいますが、まとめに入ります。高度成長時代のマネーストックの伸びは平均で9%台もありました。それがバブル崩壊の91年からは平均で2%台に止まっています。直近で見ても昨年と一昨年の数字を見ればM2で3%に過ぎないのです。これでは大した成長は望めません。あれだけの異次元と言われる量的緩和の結果がこれです。

つまりデフレ不況の中、いくらお金を刷っても借り手がいなかったのです。もちろん外需依存やグローバル化もその弊害です。必然、国内に投資するより需要が大きい海外へ向かう事になります。海外での日本企業の売り上げは13年で244兆円にも達しています。

それでも第二の矢の財政出動が奏効していれば話はまた違っていたのでしょうが、ここは長年の公共投資予算削減で供給力が細っていました。それならそれで他のやり方もあるのですが、公共投資のための予算が余っているなど無能さも露呈しています。やる気がないとしか思えません。

これではいくら金利を下げようがマネーを増やそうが国内には廻らず、海外をキャピタルゲイン含む樣々な形で富ませる結果になってしまうのです。金余りの技術立国、人口は減りつつあるとは言えまだまだ大国です。マネーストックが伸びる政策さえ採用すれば内需は拡大し、数字もついて来る筈です。それをあえて妨げるのは・・

甘利さんの件とマイナス金利が裏で繋がっていて、日本再生の方向に向かっているならちょっとドキドキなのですが、さて真実はどうでしょうか。。

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2016年1月26日 (火)

マクロ君とミクロちゃん

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カミさんとふるさと納税に関して話すと必ず揉める事になります。カミさんは得をするのだから、うちもやればいいじゃないかと言うのですが、私は直感的に、それはないだろうと思うのです。

私のようなポイント嫌い人間にとって、そういう一部のまめな人間だけが得をして、ぽーっとしている人間が損をするようなやり方は好きではありません。得をする人がいれば、その皺寄せは必ず誰かのところにいきます。私のようにポイントカードを忘れたり、よく紛失する人間にとっては何もいい事などないのです。不公平の極みです。(笑)

ふるさと納税も似たようなものではないでしょうか。まめに調べて動く人には大きなメリットはあっても、忙しい人や私のように興味のない人間には関係ありません。しかし、よく考えてみると、これもおかしな話ではないでしょうか。

基本的に安い投資で、それ以上のものが手に入るという事は、ポイントカードのように誰かが割を食っている事になります。それは個人のみならず、魅力的な特産品のない東京都や地方自治体だったりするのです。あるいは特産品を安く提供させられる業者? そうでない場合は自治体と業者の癒着もあり得ます。全てのケースでとは言いませんが。

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      (ふるさと納税で一番人気の牛肉)

その結果は、むしろデフレを助長するのではないでしょうか。前者の場合、三面等価の原則(生産=分配=支出)で言えば、生産部門の利益率が下がるのですから当然所得(分配)にも下げ圧力がかかります。納税者も納税分で物が手に入るなら、その納税額分の消費は抑えられる事になりかねません。その結果国全体の消費額(支出)が減りますから立派なデフレ推進策です。(笑)

一部のまめな納税者だけがメリットを享受して国全体で見れば消費額が減り、さらに、ふるさと納税には控除(限度付き)もあって本来得られる筈の税収まで減るのですから、これこそが合成の誤謬というものではないでしょうか。つまりミクロで見てメリットがあってもマクロでは全く違う結果になるという訳です。

地方自治体と特産品業者の間で癒着があった場合は、折角ゲットした税収以上のものを特産品メーカーに払う事になり、その自治体の税収トータルはむしろマイナスになります。行政サービスに支障を来しかねません。何の為のふるさと納税かという事になります。この場合は特定の企業を納税者と自治体で太らせる事になり、当初の目的からはかけ離れます。持続可能とは思えません。

私がカミさんに、「そんな一部の人だけを利するような姑息な真似をせず、堂々と消費税を下げればいい。それが一番公平だろう。」と言うと、それが出来るくらいなら安倍さんも苦労はしないわよ。とムッとした顔で返されます。そうなると話は終了せざるを得ません。そりゃまあそうだ。

ここからは一人ごと、「しかし、所得の再分配はそもそも政府の仕事だし。だというのに政治の怠慢を国民に押し付け、結果がどうなるかはよくわからない、というのでは無責任過ぎる。こういう思いつきのようなやり方は、誰が考えたのか知らないけど感心しないなあ。」(笑)

政府がマクロ経済を正しく理解していないと、ミクロしか理解しない人達(ほぼ国民全員)に媚びる事になり、増々デフレが推進されます。物価を2%も上げるなんて夢のまた夢ではないでしょうか。マクロ君もミクロちゃんに一生懸命説明するのですが、安いに超した事がない、というデフォルトで組み込まれた考えを打破するのは至難の業です。というか無理です。(笑)

そういう私も日常品は安売り店に行くし、たまに100円ショップに行った時は、あまりの安さに思わず余計なものまで買ってしまったりするのです。理屈では分かっていても行動を伴わせるだけのインセンティブがないと・・・ねえ。(笑)それにしても政府の頓珍漢(確信犯?)には困ったもんです。。

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2016年1月20日 (水)

狭まりつつある最後の楽園への包囲網、あり得ない観光立国

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19日正午現在、日経平均が下げ止まりません。完全に実体経済と乖離しています。世界経済の影響をダイレクトに受けたり、空売りなどという怪しげなルールがある限りこういう現象はなくならないのでしょう。即効性がある対策としては、日銀が思い切った金融政策を打つ事くらいしかありません。

ところが買いオペ(量的緩和)しようにも既に日銀が300兆円も買っているので日本国債そのものが品薄です。10年もの国債の金利が世界的に見て史上最低をつけるくらい人気があるからですが、それなら他の金融資産を買えばいいのです。例えばETFを買えばいいじゃないかと言う説がありました。

私は専門外なので、そのあたりのテクニカルなところはよく分かりませんが、日本政府さえその気になれば、打てる手はそれ以外でもあるのではないでしょうか。中国のようなルール無視の露骨な介入はないとしても、世界に残された最後の主権国家として出来る事はある筈です。

日本は未だ政治経済、金融分野に於いて独自の政策を打つ事が出来る、しかも技術力のある経済大国としての、言うなれば楽園を、かろうじて維持しています。他の色々な意味も含め、我々は最後の楽園の住人なのです。という事は、そういう事実に対し回りの国がどう思うかですが、勘に触る事は確かでしょう。(笑)しかしながら滅ぼしてしまっては元も子もないのです。

せいぜいおだてて頑張って働いてもらって、その上がりをかすめ取るのが賢明なやり方ではないでしょうか。「日本の年輪」の続きのようになりますが、何を話すにも海外からの影響、圧力を抜きにしては成り立たないのです。

つまり日本人を騙す知恵比べのような事を米を含む周辺国がやっていて、あわよくば国ごと乗っ取りを画策したとしても不思議はありません。そんな大袈裟な、と言われるかもしれませんが、人のいい日本人が何事に対しても疑う目を持たない事には始まらないのです。

ところで、昨年度の世界経済、全体で見て3.4%の低成長だったようです。その中に、どう見ても減速しているとしか思えない中国の6.9%などといういい加減な数字を含みますから実態はもっと低い筈です。

一方中国単独では8%も減った(こちらは相手があるので嘘がつけない)世界貿易ですが、こちらは1%の成長なので、世界は既に内需主体で成長している事になります。つまり貿易はむしろ足を引っ張っているのです。

先進国が途上国へ直接投資をして現地生産が本国での生産を上回るようになった現在、貿易の必要性はどんどん低下していると言えます。必要なものは自国産が買えるのに、わざわざ高い輸入品を買う理由はないのです。タイなども対GDP比で50%近くを日本企業の現地生産が占めます。そのせいもあって、ものは豊富なのです。

そこで内需拡大による名目成長でデフレからの脱却を図る我が日本政府ですが、具体的経済政策の中身は何でしょうか。目につくのはインフラ輸出に観光立国、クールジャパンや競争力のある農業、挙げ句の果ては米の属国化を推進するTPPと来ていますから、なんと内需拡大と言いながら全て外需じゃないですか。。どこまで嘘つきの売国政府かと言われても仕方ありません。国民をバカにするのもいい加減にしろと国民は・・・あまり怒っていませんね。(笑)

それは騙されているからです。これは日本だけに止まらず、今や先進国程自由貿易の名の下、外需依存政策が進められているのです。自分達で何も作れない途上国なら貿易依存が高いのも頷けますが、そもそも自国で何でも作れる先進国が不安定な外需依存策を採るというのは解せません。何か裏がある筈です。

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(増えたと言っても中国、韓国、台湾からが1300万人近くにもなる・・何と反日国から900万人も受け入れているのだから気が狂っているとしか言いようがない。どこまで無防備なんだ。これだけでも支持出来ない)

 [東京 19日 ロイター] - 日本政府観光局が19日発表した2015年の訪日外国人客数は、前年比47.1%増の1973万7400人と、過去最高になった。2014年は1341万3467人だった

15年12月の訪日外国人客数は前年同月比43.4%増の177万3100人だった。訪 日外国人客数の大幅増加は、ビザの大幅緩和や円安による割安感の定着に加え、クルーズ船の寄港増加、航空路線の拡大、燃料サーチャージ値下がりによる航空 運賃の低下なども後押しした。この結果、訪日外国人客数は1970年以来、45年ぶりに出国日本人数(1621万2100人)を上回った。

国別では、中国からの訪日客が前年比107.3%増499万3800人と大幅に増加。米国からの訪日客も欧米からでは初めて100万人を超え、103万3200人(前年比15.9%増)となった。

 しかし、そんな事を言っても中国などからの観光客が来なくなれば困るのは日本の観光業だろう、などと言われるかも知れません。それに対しては「左翼マスコミの影響をどこまで受けてるねん」と返したいです。インバウンドなどと言うハイカラな言葉を駆使して美化していますが、そんな格好のいいもんやおまへん。(笑)

ある老舗旅館などは中国人観光客お断りを宣言しました。マナーが致命的に悪く、日本人の観光客が減ってしまうからですが、これが全てを物語っています。そうです。朱に交われば赤くなるのです。別に共産化すると言っているのではありません。(笑)

それもない訳じゃないでしょうが、言いたい事は、安い団体客を大量に入れればサービスもそれなりになり質が低下するのです。お得意の「おもてなし」を発揮するシーンがなくなります。その結果良質な客を逃がしたのでは何にもなりません。その観光客が日本製品を爆買いするのも基本的に輸出と同じで外需です。

では、なぜそこまで不安定な外需に固執するのかと言えば、それは国内の需要が頭打ちだと思わされているからです。内需に期待出来ないとなれば外需に頼るしかありません。しかし、政府が言う通りに内需を拡大し経済成長させるなら、現在でも観光産業の売り上げの90%近くを占める観光内需だって活性化する筈です。

もし、それでも成長しないなら自助努力が不足している事になります。観光業だって高付加価値化が求められるのです。全ての産業にも言えますが、量より質に向かえば内需だけでも成長は十分可能です。勘違いされては困りますが、日本はこれまで量だけでなく、主に付加価値を上げる事で成長して来たのです。しかもそれは無限の可能性があります。

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(データが古くてすみません。言える事はアウトバンドと相殺すると大した額にはならないという事です。日本が必死になるところではない。)

いずれにしても、貿易も含め外需は所詮外需です。ドルなどの紙切れをもらう為に貴重な日本の資源が詰まった製品やサービスを差し上げるのですから、どこまで人が良いのかという事になります。インフラなどは国内で整備すれば低いと言われている生産性を向上させる要因にもなるのです。

しかも相乗効果が期待出来、資源や技術も流出しませんから一石二鳥が一石三鳥にも四鳥にもなる訳です。おまけに潜在敵国を強くするリスクからも回避出来ます。日本にとっては万々歳ではないでしょうか。

当然の話ですが、観光や輸出で稼いだ黒字(外貨)は円に替えられます。(基本的に交換された外貨は政府が所有し外貨準備となる)という事は外貨に頼らなくてもお金は国内にあるという事になるのです。(実際には日銀が刷る)それなら貴重な資源、サービスを海外に提供する意味はありません。それらを国内に振り替える方がよっぽど日本の利益になり経済発展するのは自明です。何より我々の生活が豊かになります。

スパイ防止法も完備されてなく、欧米並の諜報機関もない平和ボケ国家が移民や観光等で外国人の受け入れに一生懸命になるのはあまりに無防備で不自然です。全ては日本独自での発展を嫌う国、勢力が日本政府やマスコミを使い、嘘の情報を流して外国人に対する抵抗を無くさせ、また外需依存体質に向かわせているのです。常識的に考えて、そうとしか思えません。

と言いましても、私は全ての訪日外国人観光客を否定している訳ではないので誤解なきようお願いします。特に外需を必要としない先進国なら、インバウンドの質と量をコントロールすべきと言っているのです。おもてなしに磨きをかけ、より高付加価値化し、量的にはアウトバウンドと釣り合う程度、が平和ではないでしょうか。

つまり昨年で量的な限界を超えたという事です。後は質を上げて(必然的に料金は高くなる)先進国や富裕層の比率を上げるしかありません。全ての産業に言えますが、高付加価値化を含む生産性の向上こそが日本の生きる道ではないでしょうか。拡大再生産は途上国のやる事です。

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2016年1月17日 (日)

どこまで人がいいのだろうか。

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前回のシリーズ、新春特別「日本の年輪、風雪150年」は予定より随分長くなったものの、お陰さまで無事に最後まで書き上げることが出来ました。一昨日までにシリーズ全体では述べ3000人の方が訪れ、各記事における平均滞在時間が5分以上と予想を大きく上回るものでした。訪問された大半の方にしっかり読んでいただけたようです。正にブロガー冥利に尽きます。大変有り難うございました。

内容に関しましてはコメントでも分かりますように、非常に肯定的に捉えられている印象を受けています。少なくとも、いい加減な事を書くな、という感じではありませんでした。昔と違って皆様の意識、リテラシー力が高まっているのだと嬉しく思います。これまで続けて来た事が無駄ではなかったと意を強くしている次第です。

このシリーズのタイトルをカミさんに話した時に「そんな大袈裟に構えて頭がおかしいんじゃないの」と言われました。我ながらやり過ぎたかなとは思いましたが、乗りかかった船を降りる訳にはいきません。何とか格好をつけるしかなかったのです。(笑)

ともあれ、ナベさんもおっしゃるように今年は日本にとって戦後最大の正念場になるかもしれません。TPPに消費税問題、衆参同日選挙もあるようで、ポイント・オブ・ノーリターンは目前に迫っています。ピント・オブ・ノータリンな記事を書いている場合ではないのです。(笑)そういう訳で今年も時間に余裕がある限り書いていくつもりでおりますので、あらためて宜しくお願い致します。

さて、新年早々大波乱が起きているようです。止まらない上海株価指数下落に伴うダウや日経平均の乱高下、有事の円買いで円高に振れ、それに伴って長期金利も記録的な低さです。さらに韓国からの水面下での日韓通貨スワップ要請、インドネシアでのテロ、同列にするのもなんですが、スキーバスの事故や地震まであって不安な幕開けの2016年、一体どうなっていくのでしょうか。

まあ、一言で言って一喜一憂しない。それしかないのですが、達観して流れに身を任せましょうか。(笑)今の世界、焦れば焦る程喜ぶ連中がいて、その連中が利益を得る構造ですから慌てて何かをするのは連中の思うつぼです。従って起きている事の逆の方向でもの事を考えましょう。

まず株ですが、これは自己責任という事で。。株からとっくに足を洗ったあっしには関係のない事でござんす。(笑)前から言っていますが資金調達の方法が山ほどある今日、特に株式がなくてはならないものとは思えません。海外資本の草狩り場されるだけです。

挙げ句の果てはキャピタルゲイン、ロスだけ見れば収支で日本は大きく負けているのですから言わない事ではありません。日本株が上がれば上がる程、またボラティリティ(振幅の幅)が大きい程損をする仕組みなのです。いい加減に気付きましょう。

分かりやすく言えば、折角貿易や直接投資などで稼いだ経常収支の黒字がいつの間にか、かすめ取られてるのですから間抜けな話です。ドル建てで見て対外純資産は明らかに減っているのです。つまり江戸の仇は長崎でしっかり討たれている訳です。

いつまで経っても騙され続ける振り込め詐欺のように、間抜けと言えば角が立ちますが、人がよすぎるにも程があります。円安なので目立ちませんが、ここ数年で百兆円単位のマネーが失われているのです。かもネギ国家ジパングの面目躍如でしょうか。

今回株が売られる事で安全資産円(国債)に資金が移動しているようですが、その事で円高になればまた株が売られます。しかし、そもそも円高は当然と言えば当然です。現在が安すぎるという事は実質実効為替レートや単純な身の回りの物価比較でも明らかです。

ではなぜ安全資産かと言うと、日本程の供給力のある先進国でデフレと来れば通貨を増やす余地がたんまりあるからです。おまけに万年経常黒字国と来ていて、その累積額は世界一です。従って破綻の恐れがありません。マスコミが常日頃言っている事と矛盾しますね。(笑)

いずれにしても1ドル100円くらいまでじわじわ戻していっても何の不思議もないのです。そのあたりは日銀総裁の黒田さん次第かもしれませんが、副産物である長期金利低下については今は喜ぶべきではないでしょうか。財務省も安心して国債が刷れるというものです。(笑)

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(財務省は必死になって10年後の利払いが今の倍以上になるなどと言っているが、その前提がおかしいでしょう。これから金利が上がる筈だと言うのですから全く説得力がありません。金利は日銀が買いオペ等である程度コントロールする事が出来ます。本当にどこの国の機関か。)

いや、これは冗談ではなく年々下がっている国家予算の中の利払い額がさらに減って、世界一低い利払いの対GDP比がさらに減る事はまだまだ金融緩和をしなければならない日本にとっては歓迎すべきです。

つまり安心して国債だけでなく円も刷れるのです。そんな国が世界中見渡してあるでしょうか。だからこそ有事に円が買われるのです。世界一安心安全な通貨である証です。それにしても0.19%で未だ買う人がいるというのはビックリポンです。

韓国の柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官は14日、就任後最初の記者懇談会で、「今すぐに韓日で通貨スワップを推進しなければならない状況ではない」と述べた。 柳氏は日本が要請すれば反対する理由はないとしながらも、「原則的にみてそれも可能という程度に理解してほしい」と話した。現時点で米国と中国のリスクが急激に変化する状況ではなく、韓国が先に要請する段階ではないとした。(世宗聯合ニュース)

次に、日韓通貨スワップですが、折角終了してやれやれと思っていたのに、また蒸し返すというのはどういう事なのか?? 慰安婦問題で韓国が表面的にも日本と合意した事が解せなかったのですが、こういう伏線があったからかもしれません。お金さえ融通してもらえるなら捏造した慰安婦問題などいくらでも妥協出来るという事なのでしょうか。

前の通貨スワップは日本側が円とドルを用意し、韓国側がウォンのみでしたが、世界に冠たるハードカレンシーの円、ドルの代わりにローカルカレンシーのウォンをいくらもらっても屁の突っ張りにもなりません。しかも日韓貿易は日本の3兆円もの黒字ですから使う場面すらないのです。

日本側から言えば、ウォンはオモチャの紙幣のようなものです。政府は前向きな対応を考えているようですが、人が良いにも程があります。領土を不法占拠する反日国家に無条件で融通する態度はあり得ません。ここは国民がしっかり目を光らせなければならないでしょう。

大体、自分たちが喉から手が出る程欲しがっているのに「日本が要請すれば」とは盗人猛々しいというものです。日本側から要請する理由などこれっぽっちもありません。ほんまに、腹立つわ〜。

スキーバスの事故に関しては、事故の様子から居眠り運転が疑われますが、それなら防ぐ事が可能です。自動運転にすればいいだけです。少なくとも幹線道路だけでも自動にすれば、こういう大きな事故は防げるのではないでしょうか。

それなら現在の技術でも十分対応可能です。後は法整備の問題になります。お金?国が出せばいいじゃありませんか。その場合、必ず財源は〜という愚か者がいますが、人の命とどっちが大事かと切り返せばいいのです。

政府が資金を出して新車はもちろん古いクルマにも出来る限り適用していけば世の中随分安全になります。これは一種の公共投資です。安倍さん是非考えて下さい。人口減少の歯止めにもなりますし、悪い事は何もありません。

今日は取り止めもない話になりました。

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2016年1月14日 (木)

日本の年輪、風雪150年(最終編)

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戦後の日本の政治の世界はず~と米の監視下、影響下に置かれています。相変わらず米軍基地が日本中にあり、国民に対してもマスコミを操作し、まともな方向に行かないよう常に目を光らせているという訳です。それでもたまに頓珍漢な政権が生まれ米を悩ます事になるのですが、最近でいえば民主党政権には、さすがの米もビックリポンだったのではないでしょうか。

あまりにも中国や韓国の方を向いて政治をしていたからですが、その時代に韓国の李明博大統領をして、民主党は私の手下と言わしめる程でした。さらに南北朝鮮の統一資金は日本に出させるとまで言わせるのですから、どこまでいかがわしい政党かという事になります。お仲間である反日マスコミはもちろん都合の悪い事実を報道しません。

尖閣諸島問題ではDNAがそうさせるのか、中国に対して土下座外交を展開し日本の保守系を大いに失望させます。その頃、私なども盛んに反民主党デモに参加していました。何とかして一番ましな自民党政権に戻さなければ日本は大変な事になると考えたからです。

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(私も参加した民主党の尖閣諸島問題に対する弱腰を糾弾するデモ/チャンネル桜主催 3500人が集まったがマスコミは一切報道しなかった)

その願いは通じ、程なく奇跡的に、自民党内でも最も右寄り保守(と言っても実際は真ん中くらいか?))を標榜する安倍政権が誕生する事になります。しかも日銀総裁を貧乏神ヌラリヒョン白川から真逆のリフレ政策を支持する黒田氏に替えたのですから期待は嫌でも高まらざるを得ません。

第一の矢である異次元金融緩和に大勢の人が期待しました。クルーグマン教授が言うところの「日本の問題はお金を刷る事で解決する」を地でいく政策ですから世界からの注目度も抜群だったのです。

その意味は日本の場合に限ってですが単純明快です。まず供給力が需要を上回る技術立国、内需大国で、経常黒字国だという前提をクリアしています。しかも現状がデフレですから日銀が多少マネーを供給しても経済成長するだけで問題は起きないのです。至極常識的な見解ではないでしょうか。

ところが結果は円安と、それにリンクする株高を招いただけに終わります。肝心な物価は消費増税もあって上がらず仕舞です。円安で期待された輸出増も既に円建て決済が増えている事や、致命的に増えた海外生産によって思った程ではありませんでした。

反対に輸入額は円高時代との比較で50%も増えるのですから大変です。資源系は殆どドル建てなので貿易赤字は一気に増える事になりました。マスコミはここぞとばかりに赤字、赤字と騒ぎ立てます。近い将来日本は経常赤字国に転落して破綻への道を転げ落ちるとでも言いたげな論調です。

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しかし、そこには小さな神風が吹きました。原油価格の下落です。シェールオイルやオイルサンドの商業化、産油国の増産などで1バレル40ドル以下にまで下がります。新しい油田も次々に見つかっているようで上がる要素を発見する事が困難なくらいです。それを見た国際金融資本が投機の対象から除外した事で原油の低値安定は決定的となりました。

つまり、ここ20~30年くらいは原油価格に一喜一憂する事はないという可能性が大となったのです。大きな戦争でもあれば話は別ですが、そうでなければむしろ下がり続けるかもしれません。

それが何を意味するかは別の機会に書きたいと思いますが、省エネ圧力はかなり下がると思われます。自動車なども燃費より排ガスの方がより重要視されるであろう将来が見えて来たのです。それが我々にとって何を意味するか、面白いテーマですが、これから考えていきたいと思います。

本文に戻って、異次元金融緩和だけでは日銀当座預金のベースマネーが増えるだけで大したマネーストック増に繋がらず、インフレにもなりません。その点でクルーグマン博士は間違っていたという人が少なからず出て来るのですが、これらの人は間違いなく財政再建派の人達です。日本がもう成長する事はないと信じている頭の悪い貧乏神達です。(笑)

私はエコノミストでもなんでもありませんが、常識的に考えて今の日本が金融緩和だけで経済成長しようというのは無理がある気がします。長年デフレに苦しみ節約や省エネが身に付いた国民に、いや、もっと言うなら、日本はこれからお金もないし人口も減って大変な事になると吹き込まれ続けて来た日本国民が、将来に期待が持てるから投資せよと、にわかに言われても動けるものではありません。余剰資金があれば株でも買おうかという事にしかならないのです。

では全く手がないのかと言えばそんな事はありません。第二の矢である財政出動を盛大にやればいいのです。つまり有効需要を増やす為の手っ取り早い方法はケインズの昔から公共事業と決まっているのです。災害大国日本ならやる事はいくらでもある筈です。

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      (日本の公共投資予算の推移)

ところが好事魔多し、「コンクリートから人へ」などと言って民主党時代に公共投資予算を致命的に減らしてしまっため供給力が激減していたのです。これでは金融緩和でマネーをいくら増やしても使えません。文字通り宝の持ち腐れとなります。

そこに増税をすればどうなるかは火を見るより明らかです。当然なるべくして今の結果があります。折角マネーを増やしてもそれを相殺してしまう増税や、不十分な公共投資、さらに財政健全化、あるいは観光立国やインフラ輸出、TPP参加(未定)などの外需依存策を採ったのでは景気が良くなる訳がないのです。クルーグマン博士もそこまでアホな事をする政権だったとは読めなかったでしょう。(笑)

ところで安倍政権は本当にアホな政権なのでしょうか? 浜矩子女史がいうように、アベノミクスはアホノミクスだったのでしょうか? 私にはそうは思えないのです。なぜなら政権をとる前には、もっとまともなことを言っていたからです。

今にして思うと麻生さんだって酷くまともでした。それがいつの日か変わっていく事になります。アフラックのがん保険を優先的に認めたあたりからでしょうか。そこは政治家らしいと言えばそうなのかもしれません。変節に対して恥の意識は弱いようです。しかも、挙げ句の果ては財政再建派へと鞍替えしてしまったのですからビックリポンです!

TPPにしても自民党は反対していた筈です。ところが今はどうでしょうか。参加する事が大前提のようになり、むしろそれが得意げです。何でもかんでも安倍政権には否定的なマスコミもなぜか騒がなくなりました。

いつの間にか、それが当然のような空気が醸成されているのです。はっきり言って百害あって一利もないにも関わらずです。先人が折角取り返した関税自主権を放棄するなど狂気の沙汰です。さらに恐ろしいのは国際条約は国内法に優先するというところです。

つまり、突き詰めれば多国籍企業の都合が優先され日本人の利益は二の次にされるのです。規制緩和とは外国企業を守り、日本人の権利を守らないと宣言するようなものではないでしょうか。

そんな事は政治家なら百も承知な筈です。ところがボケ老人のようにバックレてとぼけまくる? これでは安倍政権でさえ既に詰んでいると言わざるを得ません。やはり命が惜しいのでしょうか? 米による日本統治は最終段階にさしかかっているのかもしれません。

では日本の将来に全く希望がないのかと言えば、私はそんな事はないような気がしています。それは国民の覚醒によってある程度の挽回が可能だからです。正しい選択を積み重ねていけば、恐らくですが、また勝機は来るのではないでしょうか。

もちろん少しだけの時の運も必要である事は言うまでもありません。ポイントオブノーリターンに到達する前に手が打てればベストです。そこを過ぎると塗炭の苦しみが待っているでしょう。。正に時間との戦いになりますが、希望は持ち続けたいと思っています。

竜頭蛇尾と言うより、正月早々ちょっとヘビーだったかもしれません。(笑)

このシリーズ、今日で一応最終回とします。長らくお付き合いいただいて有り難うございました。。

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後書き

思えば75年前、日本は何かにとり憑かれたように大東亜戦争を始めました。罠を仕掛けられようが、それに応じなければ戦争は回避出来たのかもしれません。真珠湾を攻撃したせいで結果として310万人にも及ぶ犠牲者の山を築き国土は荒廃しました。

それだけを見れば何てバカな国と言われるかもしれません。確かに今回の記事でも書いたように突っ込みどころは満載です。しかし75年後の日本は終戦後から見て想像も出来ない程豊かな国へと変貌したのです。戦後生まれの人達、特に高度成長期以降の日本国民は愚民化教育のせいもあってか戦争の悲惨ささえ知りません。

世界に目を転じて、一部の地域で紛争やテロはあっても一見平和で豊かです。人々は植民地時代が昔あったという事すら忘れ去っているように見えます。自由に世界中を旅し、異国民同士が会話を楽しんだりします。最早人種差別など遠い昔のお伽話にでもなってしまったかのようです。

しかし、日本人として忘れてはいけない事があります。今日世界がそのような状態にあるのは日本が起ったからです。犠牲を顧みず、敢然と巨大な敵に立ち向かった成果としての世界が今存在します。戦いに敗れても結果的には望外の大きな成果を人類にもたらすことが出来たのです。

英国人で元ニューヨーク・タイムズの東京支局長、ヘンリー・S・ストークス氏は日本が成し遂げた事を、人類史上最大の貢献と讃えています。少し面映いのですが、謙遜するだけが能ではありません。客観事実は事実として捉え、今後の糧にしなければならないのです。水面下には潜っても問題が全て解決した訳ではありません。

あの時の日本人が何を考えて何を成したか、もう一度見つめ直す時期が来ているのだと思います。子供達の未来を可能性のあるものにする為にも。

拙文にも関わらず、ここまで読んでいただき有り難うございました。

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2016年1月12日 (火)

日本の年輪、風雪150年(後編の3)

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成人式でまた新成人の一部が暴れたようです。ヤンキーファッションを含め年々酷くなるようですが、いい加減に成人式そのものをやめた方がいいのではないでしょうか。こういう精神が幼い子供達に媚びる事が、どんな意味があるというのか分かりません。

さらに選挙権を18で与えるなら法的にも成人は18とすべきでしょう。飲酒喫煙年齢と分けても全く不都合はありません。飲酒は20歳以上、いや、暴れるのがいるからもっと上か? 喫煙は25〜30歳くらいが適当では・・と私は思います。

さて今回のシリーズ、予定より随分長くなってしまいましたが、もう暫くお付き合い下さい。その前に念のため確認しておきたい事があります。このシリーズで私が書きたい事は一部の国を非難したり特定の団体、組織に対して悪口を言う事ではありません。

そんな些末な事ではなく、この150年間に世界史の中で日本がどういう立場に置かれ何をして来たか、またそれが今日にどう繋がっているのか、あるいは今後何をしていくべきか、どうあるべきか、そういう事を年の初めに皆さんと考えるのが目的です。

あくまでも建設的で後ろ向きにならないようにしたいと考えています。その為には正確な歴史認識が必要で、今の押し付けられた歴史認識に基づく自虐史観や間違った外交、政治経済のあり方を正していく上で、微力ながら何かの足しにでもなれば、と思い勇気を振り絞って書いている次第です。(笑)

また、日本人である事を意識せず、客観的に歴史を見つめ直す事も大事ではないかと思っています。そうする事によって今まで見過ごして来たものが見えて来るかもしれません。そのようなニュートラルなものの見方で書いていますので、くれぐれも誤解なきようお願い致します。

さて、そういう見方をした時に、戦勝国米が敗戦国日本に対し何を考え何をしたか、あるいはこれからしようとしているかが見えて来ます。恐らくですが、日本人が考えも及ばない事を考え実行しているのではないでしょうか。それは戦後70年経っても100年経っても大きく変わるとは思えません。

米が内部分裂して崩壊するとか、強力な相手に戦争で負けるとか、そいういう何か特別な事でも起こらない限り変わるとは思えないのです。つまり、残念ながら日本のポチの座は揺るがないという事です。経済で米を抜く事など到底許されず、軍事力ではなおさらです。貢ぎ続け、都合よく使われる事は間違いないでしょう。

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それを証明するように、日本の不自然な政治経済の流れ、変遷があり、俯瞰してみると、どう考えても日本の為になされた政策とは思えないものがめじろ押しである事に気がつきます。例えば税制改革、直間比率の是正ですが、89年に消費税を導入してからの日本経済(GDP)は名目でも実質で見ても明らかに減速しているのです。

97年に5%にアップしてからは減速どころか名目で減っている(上の表参照)のですから唖然とします。さらに8%に上げてからはアベノミクスそのものがアホノミクスと言われても仕方がないような低迷ぶりです。これは一体どういう事なのでしょうか。

思い起こせばバブル崩壊後から急激に増えて来た財政赤字があり、財政再建と税収減の補填の為と言われた消費増税のせいでさらに減収となっています。正に悪循環ですが、こんなアホな政策があるでしょうか。恐ろしい事には来年10%に上げると明言しているのですから日本を潰すつもりとしか思えません。

しかし我々が本当に見なければいけないのは、財政赤字が増える事にリンクして「国の借金が〜」という声が大きくなって来た事です。まるで消費税アップを援護射撃しているかのようです。

実際には国の借金とは対外金融資産(負債)の事で、国内的な金融バランスを指すものではありません。そういう点で世界一の純資産を持つ国がその国の通貨で国民に対しいくら借金しようと財政破綻する事などあり得ないのですが、マスコミをスピーカーとして珍妙なるレトリックがまかり通っています。

その出所は財務省のようですが、自らの権益拡大の為に日本を潰しにかかるとは思えません。優秀な大学を出た人ばかりの集団が、そんなにバカという事はあり得ないので、こういう場合外圧があると考えるのが妥当ではないでしょうか。

例えば89年からの日米構造協議(後の日米包括経済協議)の中身も常識で考えて決して優等生である日本経済の為のものではありません。当然ながら双子の赤字に苦しむ劣等生米経済を救う為のものです。

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(95年に米の73%までに迫ったドルベースGDP なぜかそこからダッチロールを続ける日本経済、経済戦争にも敗れる事になったのか。異常なグラフとしか言いようがありません。)

クリントン政権の94年からは年次改革要望書で大規模な金融制度改革を要求されます。すなわち金融ビックバンです。グローバル化の時代に乗り遅れると大変な事になる、そのためには規制緩和、自由化しかないと国民は騙されました。

これが日本の金融界にどれほどの悪影響を与えたかについては、まず三洋証券、山一證券、北海道拓殖銀行の破綻、続いて98年には日本長期信用銀行、日本債券信用銀行が破綻したのを見れば明らかです。

結局山一證券はメリルリンチ、長銀はリップルウッド、日債銀はサーベラスという米系資本が買収しデタラメに甘い汁を吸う事になります。これらは、すべては竹下内閣による消費税導入、橋本内閣による消費税増税を機に行われており、日本の金融界に競争原理を導入、国際金融資本に新たなビジネスチャンスを提供するものでした。

唐突な98年のBIS規制の自己資本比率見直し(4%から8%)もあって日本の護送船団方式は崩壊する事になります。小泉内閣でもその流れは加速し、2003年の、りそな銀行に対する竹中平蔵大臣の仕打ちは、どう見ても自分たちの利益や宗主国様の為に動いていたとしか思えないのです。

小泉内閣のキャッチフレーズであった改革なくして成長なし(構造改革)も米の要求(年次改革要望書)に沿った日本弱体化政策でした。郵政民営化も年次改革要望書に書かれていますが、ポチのように忠実に実行したのが小泉内閣です。逆に日本側が要求した事が通った試しなど一切ありません。悲しい事に、あくまでも一方通行なのです。

これでは経済成長しろと言う方が無理です。逆に言えば米に逆らってさえいれば成長は続いていた可能性が高いのです。だというのに先進国は経済成長しないなどと言う間抜けなエコノミストが後を絶ちません。マスコミに出るのは殆どこういう輩達で、まともなエコノミストは表面には出て来ないのです。

また長くなりました。続きは次回とします。

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2016年1月 9日 (土)

日本の年輪、風雪150年(後編の2)

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ここまでこのシリーズを読んでいただいた方、特に今年から来られている方は私の事をかなり右翼だと思われているかもしれません。それはタイムマシーンにでも乗って若い頃の私を見に行けば、とんだ間違いだという事に気がつきます。(笑)いわゆる典型的ノンポリだったのです。平和な国に生まれた平和ボケの一般市民というのがピッタリ来ます。

もちろん左翼かぶれでもありませんでした。学生時代に色々な集会に参加しましたが、リーダーの言っている事には納得していなかったのです。きれい事を並べたて危機感を煽りますが、現実とはかなり乖離しているように思えました。それに私は集団で徒党を組むのが嫌いです。

よく言えば一匹狼、悪く言ってもはぐれ雲、そういうタイプが性に合います。会社を辞めて独立したのもそういう思いが根底にあり、人から指示されるのがいやだったからです。

ところが皮肉なもので会社を自分で始めると人を雇わない訳にはいかなくなりました。結局一時的には20人くらいの社員を持つに至りますから、人は集団から逃れる事など出来ないのだと悟った次第です。(笑)

さて、話は前回の続きになりますが、日本人というのは個としてはか弱く、大した事が出来なくても集団では力を発揮する場合が往々にしてあるようです。団結力と言うか、誰かの指示で何かを成し遂げる能力は個人主義の白人国家より優れているように見えます。もちろんその他の国より優れているであろう事は論を俟ちません。そういう点で異質と言えます。

戦争での戦い方を見ても、強かったのは兵器の力と言うより、一糸乱れぬ組織力があったからではないでしょうか。日露戦争の203高地の戦い方などを見ると、兵士の意志の強さは尋常ではありません。バタバタ仲間が倒れていく中で、ひるまず突撃するなどというのは、とても生身の人間に出来る事とは思えないのです。その驚愕の胆力はどこから発生するのでしょうか。

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しかし、日本軍指導者はその珠玉である固としての兵士を軽んじます。まず軍隊内の暴力ですが、貴重な兵士を痛めつけるなどという事は、今の常識では考えられません。返って逆効果だと思うのですが、陸軍だけでなく海軍でも下級兵士は痛めつけられていたと言います。

百田さんの「永遠のゼロ」の中で興味深い記述がありました。陸軍の場合は皆鉄砲を持っているので戦いのどさくさに紛れ、日頃痛めつけている味方から撃たれる恐れがある、そのため手加減するが、海軍の場合はその恐れがないので暴力が酷かったというのです。笑い話にもなりません。(笑)

さらに意味不明なのは万歳突撃などの玉砕戦法、極めつけは10死0生の特攻です。これを決定し命令した人は人間ではありません。曲がりなりにも人の親なら、こんな無慈悲で凄惨な事が出来る訳がないでしょう。兵士は消耗品ではありません。米との姿勢の違いがはっきり表れました。これでは勝てる戦争も負けます。

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真珠湾に行って、人間魚雷回天(上)の暗くて狭い、人間味の欠片もない操縦席を見たなら涙なしにその場を立ち去る事は出来ません。フツフツと怒りが込み上げてきます。私の場合はカミさんや子供達と一緒でしたが、表面だけでも平和な時代で良かったとつくづく思いました。対外的に裁かれるべき戦犯はいなくても、国内的に戦犯が存在するのは明らかです。

その人命軽視の致命的にまずい戦い方と兵站軽視、さらに情報戦の真剣度の差などで日本は敗れるべくして敗れます。戦死が70万人に対して餓死病死が160万人というのですから呆れてものも言えません。さらに民間人も米軍の無差別テロなどにより80万人が犠牲になり終戦を迎えました。

徴兵された兵士700万人の内、戦死とシベリアなどの抑留を除いた400万人近い兵士が一遍に戻って来るのですから大騒ぎです。まず食べるものがありません。さらに警察官までが武装を解かれた終戦直後の秩序はメチャクチャでした。在日外国人がこの時とばかりに暴れます。それまで優遇され日本の恩恵を存分に受けていたにも関わらずです。

その中でも特に悪い連中は武器を奪って丸腰の交番を襲い、婦女暴行を働いたりとやりたい放題だったという記録が残っています。犠牲者も数千人を数えました。どさくさ紛れに駅前の土地も多く奪われたようです。しかしながらそういう事実は封印され、つい最近まで知っている人は殆どいませんでした。

なぜならマスコミや教育界、財界、政界にまで左翼や在日系が数多く入り込んだからです。もちろんそれは日本人の意思とは関係ありません。GHQのウォー・ギルト・インフォメーション・プラグラムの一環であった事は明らかです。米は日本が再び立つ事がないように色々な仕掛けを日本中に廻らせたのです。

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(最近急に日本を擁護し始めたケント・ギルバート氏 慰安婦の嘘や米による愚民化教育を鋭く指摘している)

そりゃあそうでしょう。罠を仕掛け、あそこまでコテンパンにやっつけて、戦争犯罪まで犯して日本人を大量虐殺したのですから、普通なら復讐を恐れます。死ぬ程恐ろしくて夜も眠れない程でしょう。(笑)

そこで戦勝国米が考えるのは、保守指導層を消す事、生き残った日本人を腑抜けにしてしまう事、日本が悪い国だと世界に宣伝する事、さらに軍事は当然として政治経済を牛耳って好きなように自分たちがコントロールする事、そのように元植民地主義白人人種差別国家が考える事に何の違和感もありません。見張り役は在日外国人です。

それでも米は紳士的でまともな国だと思っている日本人は五万といます。お・は・な・ば・た・け(笑)もちろん戦前のような露骨なやり方はもう通用しません。代わりに今は水面下で陰湿な嫌がらせをしているのですが、それはなかなか分かり難いのです。しかしそんな悠長な事は言っていられなくなりました。

60年代あたりからの日本の高度成長を見て米は再び日本攻めを開始したのです。今度は政治的干渉です。繊維、鉄鋼、自動車などによる貿易摩擦、半導体摩擦、コンピューターOSトロンの妨害と切りがありません。それでも衰えない日本に85年、プラザ合意で超円高を呑ませるのですが、これさえも焼け石に水でした。やはりJapan as No1?

そこで今度は支配下にある日銀を使ってバブル崩壊という荒技を画策したとしても何の不思議もありません。91年見事にそれは成功しました。株価や地価が暴落し、バランスシート不況が始まります。デフレで徐々に国力が削がれていくのです。

それでもGDPは伸び続け、円高という事もあり、95年には米の73%にまでなります。正に背中に手が届くところまで迫っていったのです。Why Japanese People Why !! と騒ぎたくもなります。(笑)当時は If Japan can, why can't we ?と叫んだようです。

長くなりました。また次回に続きます。

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2016年1月 6日 (水)

日本の年輪、風雪150年(後編の1)

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正月のテレビを見ていて印象に残ったのは明治維新前後を時代背景とした別子銅山の話です。近代化、機械化を提言する広瀬宰平は住友家の同族でもないのに38歳の若さで別子銅山の総支配人となり、50歳で総理代人に指名され経営を任されます。

興味深かったのは、フランス人技師を招聘して銅山の近代化プランを作らせますが、実際の作業は日本人が技術を学び日本人の手で成し遂げるところです。そのフランス人技師ラロックをあっさりとクビにしてしまうのです。尤も、年俸が今の価値で言えば7億2千万円と言いますから、ふっかけ過ぎと言われても仕方ありません。

結局10年の作業計画が19年もかかってしまいますが、外国人に任せていたのではいつまで経っても独り立ち出来ません。激動の時代に国家100年の計を標榜する広瀬は、銅や鉄を日本独自で精錬、量産出来ずして日本の未来なしと、敢然と難題に立ち向かって行くのです。

ん〜〜まず国家ありきですか。昔は偉い人がいましたねえ。技術は盗むもの、あるいは人ごと会社ごと買えばいいと嘯くどこかの国とは大違いです。(笑)広瀬宰平のような人物が日本に何人もいたからこそ維新後の奇跡的な近代化が実現したのでしょう。

さて、そういう時代背景の下、日本は防衛ラインを朝鮮半島に置き、亊あるごとに朝鮮に干渉して来る大国(清、ロシア)とぶつかります。まず組織力がなく士気も低い清軍に日清戦争で圧勝し、さらに10年後には南下して来るロシアと国家存亡をかけて戦う事になるのです。回り始めた歯車を止めることはもう出来ません。

ところが、勝ち目が殆どないと思われた戦いに日本は勝利します。英米からの支援や時の運があったにせよ、日本がこの戦いに勝利出来たのは、ある程度の力(技術力を背景とした軍事力)をつけていたからです。

例えば下瀬火薬はロシア軍の想像を絶する破壊力でした。あっという間に世界最強のバルチック艦隊を全滅させ世界を震撼させた事は日本人でさえ信じられない出来事だったでしょう。

その後第一次大戦を経て、ご存知零戦や巨大戦艦大和の時代を迎えますが、防御はともかく戦闘能力だけは世界でも一流となっていきます。量を制限された事により質を磨きました。ただ、攻撃は最大の防御なりという考えに偏り過ぎたのか、防御をおろそかにした誹りは免れません。それでも戦い方次第では相手が米と言えども勝機は十分にあったのではないでしょうか。

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(先日YouTube を見ていたら私が描いた大和の絵が無断で使われているのを発見しました。内容的には問題ないようなので黙認する事にします。)

https://www.youtube.com/watch?v=2dXjF45cspQ

大鑑巨砲主義で時代遅れと言われた大和、武蔵にしても大口径主砲による艦砲射撃の威力は絶大です。ミッドウェイ海戦の時に敵空母攻撃は艦載機に任せ、戦艦部隊が基地を叩くという作戦が実行されていたなら戦局も変わっていたかもしれません。実際には連合艦隊司令長官山本五十六が乗艦する旗艦大和は空母部隊のはるか後方にいて戦闘には一切参加しなかったと言いますから、正に宝の持ち腐れでした。

話は前後しますが、日露戦争で勝利した日本は賠償金こそ得られなかったものの南満州に一定の利権を持つ事になります。当時としては当然の事でしょう。その頃の清は弱体化し、さらに辛亥革命後は群雄割拠で国としての体を成しません。日本がその間隙を縫って満州全域での間接支配を画策したとしても、誰に咎める権利があると言うのでしょうか。

日本は五族協和(日本人・漢人・朝鮮人・満洲人・蒙古人)の理念の下、満州国の近代化に自らの投資により取りかかります。正に理想郷の誕生です。大東亜共栄圏が現実味を帯びてきました。ところが、世界にそれを好ましく思わない国、勢力がいない筈はありません。満州国は国際連盟の場では国家として承認されず、日本は国際連盟脱退を余儀なくされる事になります。

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  (1931年に建国された満州国)

そこから日本の最も厳しい苦難の時代が始まりますが、まずロシア(当時ソ連)が世界に散らばらせたスパイ(コミンテルン)を使って日本に奸計を廻らせたのは有名な話です。ハルノートのハルさんも実はコミンテルンだったようで、満州利権を狙っていた米も少なからずコミンテルンの影響を受けていました。

日中戦争のきっかけになる事件、事変もコミンテルンが裏で手を回していたと言われています。一方的に日本軍が仕掛けた戦争ではないようです。それでもイケイケの関東軍相手ですから火の手を上げる事は容易だったのかもしれません。その辺りは検証のしようがありませんが、当時既に事後政府承認で動いていた関東軍に全く非がなかったと言うには、ちょっと無理があるような気がします。

ともあれ、日独防共協定を結んでいた筈のドイツでさえ、軍事顧問団を蒋介石の国民党軍に参加させ、日本軍攻撃を指導するという信じ難い裏切り行為に出ます。米は米でフライイングタイガースという航空機百機からなる援軍を卑怯にも義勇軍の名目で、これまた国民党軍に参加させていたのです。

騙し討ちはどっちやねん。しっかりフライイングしとるやないか。(笑)

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その他、援蒋ルートを通じた米英仏ソによる国民党軍支援も公然と行われていました。正に日本は孤立無援、四面楚歌の中での戦いを強いられる事になります。そこへABCD包囲網が構築され、さらにハルノートでダメを押される訳ですから、残された選択肢は戦争しかなかったと言っても過言ではないでしょう。

つまり白人による世界秩序を守りたい人種差別国家群と、それに異を唱える有色人種の雄がぶつかるという歴史の必然がそこに存在したのです。

当時の常識で言えば、何も悪い事をしていない日本が寄ってたかって痛めつけられる訳ですから、座して死を待つより、戦って討ち死にを選んだとしても責める訳にはいきません。マッカーサーが言う日本の自衛の為の戦いの火ぶたは、真珠湾奇襲攻撃により切って落とされたのです。

ところで話は変わりますが、昨年の終戦記念日に靖国神社参拝した際、参道中央で弁論の催しが行われていました。通りかかるとインド人の若者が大勢参加していて何かを訴えているようです。

そこで通訳の声を注意して聞くと「今まで嘘の歴史を教えられて来たが、チャンドラ・ボースが言うところの歴史の真実は、この靖国神社にある事が分かった」などと言っているようです。

その時、私の脳裏に浮かんだのは「いずれ靖国神社は有色人種、特にアジア人の心のメッカになるかもしれない」という事です。

アメリカにとって日本人が犯した最大の罪は、アジア主義の旗を掲げ、有色民族に誇りを抱かせることによって白人の誇りを貶めたことだった。(ジェラルド・ホーン)

大東亜戦争初期に東南アジアや香港から日本軍によって追い出された白人植民地主義国家が一番恐れたのは、それまで数百年に渡って虐げ、搾取し続けて来た有色人種に対する犯罪を追究される事です。現地人の目の前で日本軍にぼろ負けしたのですからその権威は地に落ちています。二度と敬われる事もなければ支配する事も叶いません。

そのショックは致命的に大きく、何とかしてその事実は隠さなければならない、あるいは後世に伝えてはならないという一心で白人国家は嘘の上塗りを続ける事になるのです。つまり人種戦争をした日本は侵略国家、戦争犯罪国家でアジア人を虐殺した、そうプロパガンダをする必要に迫られた訳です。

その策略に易々と乗っているのがKの国とCの国という訳で、白人支配者階級の手先となって必死に日本を叩いています。何とも哀れで滑稽で、愚かな話ではないでしょうか。果たしてこれらの国が目を覚ます事などあるのだろうか。尤も、その前に自虐史観に浸っている日本を何とかしなければ。(笑)

(この話予定より長くなりますが、さらに続きます)

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2016年1月 4日 (月)

日本の年輪、風雪150年(番外編)

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日本の年輪、風雪150年(前編)の記事が殆ど書き終わった段階でとんでもないニュースが飛び込んできました。慰安婦問題で韓国と合意に至り最終決着したというのですから穏やかではありません。軍艦島世界遺産騒動に続いて、また何かやらかしてくれたのかと胸騒ぎがします。

私の親しい友人などは早速チャンネル桜主催のデモに参加していました。日本軍の関与を念を押すように正式に認めたという点と、10億円払うという政府の弱腰姿勢が許せなかったのでしょう。これではやはり日本にやましいところがあると認めたようなものです。世界はそう見るでしょう。

これでは世界中に増えつつある、あの忌まわしい、嘘で固められた慰安婦像が撤去される事も望めません。他の国、特に欧米なら非があったとしても絶対に認めないところでしょう。私も思わずデモに参加しようかと思ったのですが、年末という事もあり家内の治安が悪くなっては元も子もないので自制しました。(笑)

元々カミさんの方がより右寄りで、フジテレビデモに私の尻を叩いて引っぱり出したのも彼女ですから理由さえ正当であればデモ参加に反対する事はありません。しかしながら我々が支持した安倍政権へのデモとなると話は別です。他に選択肢がないだけに慎重に判断せざるを得ません。

そこで取りあえずネットから情報を収集する事にしました。ざっと見て右寄りの保守系は総じて批判的なようです。信用出来ない韓国など相手にせず、特に捏造が激しい歴史問題は無視すればいいという論調です。私も基本的には同調出来ます。政府にはこれまで通り毅然とした態度を望みたいです。

逆に、政治、特に外交で100点満点は望めないので、今回の51点 対 49点?の成果は評価すべしというのもあります。発表後の韓国内のドタバタを見ると一理あるような気がしないでもありません。クネ政権がひっくり返るかもしれないくらいです。

ところで今回、両政府のあたふたとした動きを見ると、これまでとは少し違うようです。恐らくですが、米の意向が強く入っているのではないでしょうか。しかも日韓両国に対してです。中国の脅威が増している昨今、いい加減に仲間内でいがみ合うのはやめろという事かもしれません。

しかしそれも解せないのです。そもそも日韓がいがみ合うように裏で色々画策して来たのは米です。戦後のGHQ統治を見れば明らかですが、朝鮮系左翼が入り込みやすい環境を作り、極端に言えば欧米がよく植民地でやって来た代理統治のような事を日本封じの為にやって来た訳です。

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さらにマッカーサーラインを踏襲した李承晩ラインを放置して来たのも米です。これで日韓関係が正常化する訳がありません。韓国の反日教育や経済力をつけた在日の増長によって今日のような事態を招く事は容易に想像出来た筈です。それが行き過ぎたからと言って、急に方向転換しろというのはあまりに勝手ではないでしょうか。

それにしても、正しい情報が与えられないというのは恐ろしい事です。韓国人の大半は慰安婦問題に関して、日本軍が非人道的な事をしたと思い込んでいるようですが、少なくとも日本や米に残された資料を見る限り、あるいは戦時中ソウルに住んでいた私の両親の話を聞く限り、全くあり得ない話だという事が分かります。

強制連行はないし、売春で生計を立てていた彼女達は高給を支給され優雅に暮らしていたのです。客と結婚までしているし仕送り額も半端ではありません。20万人連行され殺されたなどと、よくそんな大それた神をも恐れぬデタラメがシャーシャーと言えるものです。

考えても見て下さい。当時朝鮮半島は日本だったのです。従ってそこに住む人も日本人です。という事は本土の日本人と同じく日本の法律で守られていると考えるのが自然です。いや、実態はむしろ優遇されていました。徴兵すら44年までなかったのですから700万人も強制的に徴兵された日本人と比べ明らかに優遇されていたのです。

よく強制連行とか、戦時徴用とか言いますが、国民なら戦争という非常時に於いては当然の事です。しかも本土の日本人の方がはるかに多く徴用されています。従ってそれに対して文句を言うのは全くの筋違いではないでしょうか。

併合を決定した自らの元統治者に対して言うのなら分からないでもありません。それにしても、統治前より人口も増え、はるかに豊かになったのですから総合的に見れば朝鮮統治を決定した日本政府や朝鮮指導者にも感謝すべきでしょう。

それと対比するのもなんですが、立場が逆であった場合、日本人ならどう考えるでしょうか? 朝鮮の人と同じ事をするとは思えません。欧米からあれだけ嫌がらせをされ、露や米に罠を仕掛けられ、民間人に対する何十万人にも及ぶ無差別殺戮までされても文句ひとつ言いません。日本は戦争犯罪の犠牲者であるにも関わらずです。

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(原爆死没者慰霊碑には「過ちは繰り返しませぬから」と書かれているが過って民間人を大量に殺傷したのは米軍の方だ。冗談も休み休みに言え。)

それはプライドがあるからです。戦争に負けたのも、民間人が殺されたのも自らの責任だと思っているからです。悔しかったら強くなるしかありません。それがこれまでの人類の歴史ではないでしょうか。

例えば戦前に欧米の植民地主義者が、支配している地域の住人から文句を言われたとします。もっと我々の人権を守れ、給料払え、などと言われたらどうなるかは言うまでもありません。有無を言わさず黙らされるだけです。命の保証も何もあったもんじゃありません。アフリカだけでなくインド然り、東南アジア然りです。

残念ながら、それはつい最近までの地球の姿でした。つまり動物界だけでなく人間界も弱肉強食だったのです。硫黄島さんのコメントではありませんが、過去の歴史に関してグダグダ文句をつけるのは情けない弱者の証です。少しのお金を恵んでもらって生きながらえる乞食のようなものではないでしょうか。

それを何を勘違いしたか今の価値観、道徳観で当時を判断し、日本も少しは悪い事をしたかもしれないなどと思っている今の大半の日本人は大いなる錯覚の世界にいると言わざるを得ません。いわゆるお花畑です。

しかも自分達さえ、あるいは日本さえ大人しくしていれば世界は平和な筈と・・そんな訳はないでしょう。(笑)そこが他国からつけ込まれるし、自国の政治家からも利用される訳です。世界は大戦前と大きくは違ってはいません。

侵略や支配、収奪、殺戮の方法こそ水面下に潜り、しかも多様化しましたが、食うか食われるかの歴史は継続しています。しかも人類が存在する限りそれは変わらないでしょう。出る杭は打たれ、邪魔者は消されるのです。

強く賢くならないと、どんなに優秀で素晴らしい民族でも滅ぼされます。現に日本は数(人口)がどんどん減っているではありませんか。これを自然現象だと言うには無理があります。愚民化政策の成果である事は言うまでもありません。

今回のテーマの結論が先に出てしまいましたが、もう少しお付き合いいただければ幸いです。(続く)

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2016年1月 1日 (金)

2016年新春特別 「日本の年輪、風雪150年」(前編)

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2016

皆様、明けましておめでとうございます。昨年は身に余る多大なご支援をいただき大変有り難うございました。本年も宜しくお願い申し上げます。

 さて年明け早々大袈裟なタイトルですが、いつものように竜頭蛇尾に終わってしまうかもしれません。あまり過度な期待をせずに読んでいただけると幸いです。続編もすぐにアップするとは限りませんので悪しからずご了承いただきたいと思います。

昔、未だほんの子供の頃、土曜日の夜遅くに「日本の年輪、風雪20年、」というテレビ番組が放映されており毎週見ていました。ノモンハン事件から太平洋戦争に至るまでの経過を古谷綱正氏が解説するという完全ドキュメンタリー番組です。

なぜ熱心に見ていたかと言えば、親の影響もありますが、私自身一番見たい番組のひとつだったのです。日本の近代史に興味があったからというのではありません。ただ単に軍艦好きの子供として戦争の記録映像を見たかったからです。祖父や父親が話す当時の勇ましい話にも興味がありました。

BGMにはあまり聞き覚えのないクラシックが流れ、エンディングには歴史を映した走馬灯が回る格調高い番組だった事を覚えています。今はマスコミが左翼化したせいで、こういう客観的且つ史実に忠実な番組がなくなりました。確か日本テレビだったと思いますが、是非再放送して欲しいものです。今の子供達に見せたい。。

ところでテレビと言えば先日、某左翼系犬H系テレビで青森にある縄文時代の遺跡の特集をしていました。三内丸山遺跡と言うのだそうです。始めて聞いた名前ですが、その驚愕の内容に引きつけられ、夜遅い時間帯にも関わらず最後まで見てしまいました。

それにしても知らないというのは恐ろしい事です。今までの縄文時代のイメージとは全く違う事実に驚き、自分の無知を恥じました。海外の学者が何人か出て言っていましたが、狩猟採集民族が一ヶ所に定住して栄えた例はないそうです。今の教科書はそうなっているのかな?

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番組で最も驚いたのは巨大建造物です。縄文時代にこういうものを作る能力があったとは知りませんでした。何と300人が収容出来る大集会所(上)のような建物があり、15メートルもの高さの見張り台?のような物まであったのです。しかも環境は整備され、かなり派手な装飾品まであるのですから、想像以上に豊かな生活を送っていたようです。

それにしても、稲作の情報はあっても、わざわざそんな大変な仕事をする必要がないくらい豊かな生活環境とは何でしょうか。番組では氷河期が終わった後、徐々に温暖になり四季がはっきりとした事が原因のひとつと解説していました。また計画的に栗の木林を作り、食料が安定して手に入る工夫がされていたと言います。縄文人は結構知的だったようです。

その勤勉且つ知的で穏やかな性格を持つ日本人のルーツですが、最近の研究ではアフリカを後にして広がった三つにグループ分けされる人類の全てが日本列島に集まったされています。これは世界的にも例がないらしいです。

また縄文人と弥生人の差は母系のミトコンドリアDNAで言えば一般の東アジア系で括られる程度のものだそうです。しかしながら父系のY遺伝子で言えば全く趣が異なります。縄文人の特徴であるD系統はチベットやバイカル湖にしか見られないし、さらに細かく分析すると縄文系は100%日本固有のD2遺伝子を持つようです。それは今でも日本本土に42~56%存在すると言われています。

他に類型のない特殊な言語である日本語の存在があり、これらの事が意味するのは他民族に支配された形跡がないという事らしいです。侵略があってもむしろ呑み込んでしまったのでしょうか。世界では非常に希なケースと言えます。

さらに異質なのはユダヤ系とエジプト系のDNAが入っている事実です。数は多くはないのですが16%くらいの今の日本人のDNAに、その痕跡が見られると言います。初代スメラミコトの神武天皇や秦氏はやはりそっち系だったのかもしれません。

日本にスファラディ系ユダヤの習慣やしきたり、ヘブライ語が数多く残っているはその証しと言えます。アッシリアに滅ぼされたと言われる元祖アジア系ユダヤ人は、本当に失われた十氏族として誓いの箱(アーク)と共に高天原を経て日本に渡って来たのかもしれません。

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(ノアの方舟は琉球地方に流れ着いたという説もあるが、どうでしょうか。ちょっとファンタジーかもしれません。)

この話にはシナイ山で石に刻まれた十戒やノアの方舟も絡んで来ますから、話半分としても凄くロマンのある話ではないでしょうか。尤も、下手にそういう話をすると何も知らない人からファンタジーとバカにされますので用心して下さい。(笑)

さて、その縄文時代という世界に例を見ない1万5千年もの長期安定時代を経験した日本の歴史は、続く弥生以降2000年間の独自進化を遂げた後、激動の時代を迎える事になります。ペリー来航以降の近代史は苦難と栄光の歴史でした。人類の歴史から見て瞬間にしか過ぎない期間に詰め込まれた内容は、あまりに濃く激しいものだったのです。

20世紀になって白人による植民地支配は地球全域に及び、残された有色人種の独立国は最終的にはチベット、タイ、日本となります。しかも白人同士による縄張り争いもあって戦争が絶えません。もちろん有色人種が巻き込まれない筈もなく、自らの意思とは無関係に翻弄され続ける事になります。人類にとっていかに過酷な時代だったかが伺えるというものです。

そんな中、独立自存の為に急激に成長を遂げつつある国がありました。我が日本国です。最初は取るにたりない存在としか見ていなかった欧米列強は日露戦争の勝利で衝撃を受けます。あのちっぽけなアジアの小国が巨人ロシアに無謀にも戦いを挑み勝利したのですから驚天動地でしょう。

反対に欧米に支配され痛めつけられて来た国々は勇気を与えられます。あの小さな日本人が熊のようなロシアを正攻法で負かすのですから、もしかして我々にも独立のチャンスがあるかもしれないと、一縷の希望を与えました。

その時を境に欧米列強の我が国を見る目は変わり、潜在敵国として目の上のたんこぶ的存在となります。ドイツ発で黄禍論が唱えられ、米ではオレンジ計画が発動されます。つまり、生意気な黄色人種め、時を見て踏みつぶしてやるから待ってろ、というのが偽らざるところではないでしょうか。

そうなると日本も警戒せざるを得ません。出る杭は打たれます。その為の富国強兵殖産興業でした。大東亜共栄圏の発想も東アジアでまとまって欧米列強に対抗しようというもので、そこに侵略的意図、領土的野心が入り込む余地はそもそもなかったのです。つまり食うか食われるかの時代に、劣勢を跳ね返す為に必死になって工夫をし布石を打っていった訳です。

しかし所詮多勢に無勢、何かにつけていやがらせをされます。日清戦争後の三国干渉を皮切りに、亊あるごとに日本の力を削ぐ計略を仕掛けて来るのです。ノルディック競技などでも明らかなように自分達が不利になればルールを変えて来るのは彼らの常套手段です。

WW1後はやワシントン海軍軍縮条約やロンドン軍縮条約で軍艦の総量を制限され、徐々に追い込まれていく事になります。しかしその事が返って日本軍の、特に海軍の質を上げていく事になりました。(続く)

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