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2016年8月 5日 (金)

日本が失って来たもの

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---- TPP消費増税 /カジノ解禁に反対します ----

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安倍新内閣、顔ぶれを見ると積極財政派が要所に固められているように見えます。と言う事はPBは無視して国債でも大量に刷るのでしょうか? ちょっと期待出来そう?

ガチガチの財政再建派の稲田朋美氏は防衛大臣に追いやられました。? 抜擢という声もありますが、適材適所と言った方がいいかもしれません。8月15日には必ず靖国神社に行けよ。(笑)それが君の存在価値です。

さて、またぞろゾンビのように蘇り、円高に動き始めた為替ですが、結局はプラスマイナスゼロなので、円安、円高どちらでも同じだという人がいます。むしろ円高の方が国益に叶うと考えている人も少なくはないようです。

円ベースGDPが成長しないなら、そっちを選んだとしても批難は出来ません。紫BBAの1ドル50円は極端としても円が高いというのは決して悪い気はしないのです。海外に行っても偉くなったような気がします。

しかし、よ~く考えてみましょう。変動相場制とは言え、世界最強のドルに対して4倍以上もの価値を持つようになった通貨があるでしょうか。マルクでさえ2倍ちょっとです。(同期間で)これが何を意味するのかと言えば、やはり日本たたき以外に思いつきません。覇権国米が猪突猛進で迫って来る日本経済を放置する筈はないのです。折角軍事ではやっつけたというのに経済で負けては何にもなりません。

そこで通貨高を日本に容認させる事が最も日本経済を衰退させる効果的な方法だと考えたのはさすがです。当然その先にはデフレと、それに伴う不況が待っています。例えばですが、為替が固定相場制であったなら単純計算ですが、プラザ合意の頃との比較で日本人労働者は、実質4倍以上の収入を得ている事になるのです。三面等価の原則からも明らかと言えます。

ところが円高にすれば円ベースのGDPを横ばいにする事が可能になります。付加された価値は円高で吸収すればいいのですから一見違和感はありません。その結果、国内向けには、もう成長しない国と喧伝することが出来ます。海外メディアもなぜか日本の為替レートが対ドルでここまで高くなった事を無視して日本に低成長国の烙印を押すのです。不可解と言わざるを得ません。
Gdp

(これを見て何も感じないなら、あなたの感性は壊れています。90年あたりからの横ばいは、上がった付加価値が円高によって吸収された事実を示す。)

もし為替が固定ならデフレ圧力は低く、毎年付加価値アップ分がインフレ分と合わせてGDPに上乗せされます。普通の国はそうです。それがバブル時代を含む80年代のような、平均6.2%でなく5%程度であったとしても30年間で為替と同じく4倍成長という数字は現実的です。大半が付加価値アップ分と言えますが量的なものより質の上昇分です。

その場合、何が起きるのかと言うと、当然ながら地価はここまで下落しません。85年当時と比べればむしろ上がっているでしょう。私の知り合いを例にとって話をしますが、85年当時坪150万円で買った土地は4倍とは言いませんが3倍の450万になっていてもおかしくありません。収入が4~5倍ならもっとかもしれませんが、一時的に発生したバブル分を差し引いて3倍とします。

例えば、当時の収入が月平均で60万円だったとすれば20万円/月のローンは厳しいものがあります。家族4人の生活はギリギリだったのではないでしょうか。それが年に5%も経済成長するなら、5年も経てば随分と楽になります。変動金利の住宅ローン前提でも収入増が金利負担増をはるかに上回るのです。

その勢いで30年も経ったならローンは完済し自分の手元に不動産が残りますが、450万円 X 50坪とすれば土地だけで2億2500万円の資産になっている訳です。その時の年収が4倍として2880万円、定期昇給分を含めれば5倍の3600万円でもおかしくありません。

ところが現実にはデフレ円高不況により坪150万円は半分の70~80万円まで下がっているのです。80万としても50坪なら4000万円ですから、為替変動がない場合との比較では1億8500万円のマイナスになるのです。恐ろしい程の差です。

税制が大きく変わっていなければ累進課税で多額の税金を払う事になりますから今のような税収不足もあり得ませんし、消費税も導入されていないでしょう。と言う事は予想をはるかに上回る経済成長だってあり得る事になります。

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(クラウン 4ドアハードトップ 3000cc 400万円/85年当時)

その時クラウンの価格は当時の4倍として1600万円くらいしでしょうか。為替が240円のままなら6万6千ドルちょっとですから、正に今のレートでの最高級車クラウン・マジェスタの価格(日本価格695万円)と同等です。

輸出をしたとしても現地価格が7万ドルくらいになりますから高級ドイツ車との比較でも十分競争力があるのではないでしょうか。だからと言って売り過ぎるとペナルティを課され円高になります。そこは利益分をもっと乗っけましょう。そうすれば今のように、何かにつけてダンピングなどと言われる事もない訳です。

このように、借金をしても年々負担が軽くなるなら重ねて借金をする事が出来ます。基本、土地が担保なので返済が進めば担保価値が増す訳です。銀行の評価額も経済が右肩上がりなら今のように低くはなりません。ただ金利だけは高いのでしょうが、資産に対する金利も高いのでそれはほぼ相殺されると考えられます。これにインフレが乗っかれば鬼に金棒という訳です。
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当然ながら銀行の貸出し残高も右肩上がりです。その結果はマネーストックを増やし消費がさらに進みます。85年当時がM2+CDで約300兆円ですから5倍(ドルベースでの経済成長分)とすれば1500兆円です。実質GDPで言えば85年が333兆円なので、それが30年後に4倍(為替の価値アップ分)の1332兆円になるなら、マーシャルのKが最近の実際の傾向である微増だとして十分整合性は取れます。

死んだ子の歳を数えても始まらないとは言いますが、この30年間に外圧と失政のせいで国民が失ったものは余りにも大きいと言わざるを得ません。。

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