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2016年10月17日 (月)

お客は神様などではない

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---- TPP消費増税 /カジノ解禁に反対します ----

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韓国人観光客が暴れています。と言っても実際に暴力を振るったりしているのではなく、観光客として日本に来ていながら、色々と難癖を付けたりイチャモンを付けているらしいのです。

大阪の寿司職人が寿司にわさびを多く入れた件は、悪気があったかなかったかは知りませんが、何もないのにお客に対してそんな事をするとは思えません。客に問題がなかったとすれば、大阪人特有のユーモアか、いたずら心ではなかったでしょうか。

それを針小棒大に大騒ぎし、まるで大きな事件のように扱う韓国と日本のマスコミ、どこかおかしいです。わざわざ韓国からジャーナリストがアポなしで来て、謝らせるというのも明らかに行き過ぎです。

韓国人親子が日本人の若者から暴行を受けたという話も胡散臭いと言わざるを得ません。なぜその乱暴な若者が日本人だと断定出来るのでしょうか?最近の大阪の繁華街は外国人、特に中国と韓国人に人気があって、歩いている人の大半はその人達だと言います。

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    (道頓堀に押し寄せる外国人観光客)

韓国ではパリの次に人気があるのが、地の利もあって大阪だと言いますから、大挙押し寄せているのは事実でしょう。大勢で来れば気持ちも大きくなるというものです。生来の傍若無人ぶりが発揮される事があるかもしれません。

そういうカオスとも言える状態の中でトラブルが起きない方が不思議ですが、そもそも本当にそんな事件はあったのでしょうか。マスコミが騒ぐ程の事件なら裏をとる必要があるのは常識ですが、被害届さえ出ていないのですから、どうかと思います。

さらに、その程度の事で韓国総領事館がHPで旅行者に対し注意喚起を促すというのも解せません。穿った見方かもしれませんが、官民がグルで仕組んだのではないかとさえ思わせます。反日を国是とし、世界に反日活動をするための公認の組織が存在する国です。

それだけに日本としては過剰に騒ぐべきではないと思われますが、在日の影響を強く受けるマスコミは大袈裟に取り上げます。日韓両方で、亊あるごとに日本を貶めようという意図でもあるのでしょうか。ひょっとしたら5兆円規模と言われる日韓通貨スワップを成功させるための揺さぶりかもしれません。

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  (グリコも増える外国人にお手上げだと言っている)

そう言えば、揺さぶりに弱い日本政府のトップ、安倍さんは靖国神社参拝をしないと宣言しました。明白な選挙公約違反です。理由は中韓が騒ぐからだと言いますが、この程度のゆさぶり、内政干渉に屈するようで国益が守れる筈がありません。

米のポチが、中韓のタマにまでなってどうするのですか?せめてどちらかにしてくれと言いたいです。(笑)いや、これは冗談で、毅然とした独立国として内政干渉を一切受けつけない国であって欲しいです。

その為にも外需依存は程々にするべきで、観光立国構想や4000万人目標というのは言語道断です。昨年より2000万人も増やせば今の陣容で間に合う筈がありません。当然、設備や人の手当が必要で、追加で数十万人規模の労働力が必要となって来ます。

一人当たり1000万円稼ぐとして追加労働者20万人なら2兆円です。2000万人の観光客が、少なく見積もって1人10万円のお金を落とすとすれば、そんな数字になります。一見儲かったような気になりますが、そこにはレトリックがあるのです。

難解な話になりますが、外需で国は発展しません。これと言った産業を持たない途上国の場合には意味がありますが、天然資源を除けば一国内で経済が完結する国にとっては百害あって一利もないのです。

過去に何度も書いているので詳しくは書きませんが、日本は貿易収支や所得収支で儲かる度に貧困化して来ました。為替が原因ですが、変動相場制では黒字の場合通貨高になります。そもそも外需依存の場合、それが主なデフレ要因になるのですから長い目で見れば今の日本の様に貧困化するのは自明です。

例えば、天然資源系で必要な輸入量が額にして25兆円だとすれば、輸出もそれと同じ数字にするのが平和で問題が起きません。経常赤字国を作らず、日本も貿易強国に対するペナルティである通貨高にならないで済むのです。

GDPは国内で生産した、ものやサービスの総量(付加価値生産量)マイナス輸入です。日本の総付加価値生産量が100として輸出と輸入が同額の5なら、GDPは95となります。(500兆円のGDPに輸出入がそれぞれ25兆円として)

今は概算で内需84、外需16で輸入が15ですからGDP=所得は85ですね。その内の84分の物とサービスを日本国民が享受している事になります。これでインフレにならないのは消費性向が0.8だからでしょうか。68(85の80%)プラス貯蓄の切り崩しが15くらいで84を消費している事になります。

GDPイコール国民の総所得ですから、輸出入が5しかない場合と比べ、どちらが有利かは自明です。ところが政府がTPPやFTAなどでやろうとしているのは貿易量(輸出入)の拡大です。

つまりGDPのポテンシャル100の内、貿易量を20にも30にも増やそうとしているのです。米などの相手国が納得する貿易収支の黒字をゼロとすれば、GDPは70〜80にまで減ります。これは生産年齢人口が減っていく中、貧困化以外の何ものでもありません。

労働生産性が高いとは言えない観光産業に20万人も人を廻せば、他の重要だが生産性の低い産業(食料など)から増々人がいなくなります。その結果産業構造が歪なものになり、外需依存から抜け出せなくなるリスクも浮上するのです。

そこをきちんと理解すれば、使えない外貨しか持っていないのにデカい面をする連中にペコペコする必要もない訳です。理不尽な客には堂々と「お客は神様などではない」と誰かさんのように、はっきり言えばいいのです。(笑)

お客である筈の外国人は外貨を円に両替して使わせてもらっているだけで、価値ある円を発行しているのはあくまでも我が日本政府です。つまり自分たちのお金を自分たちで稼いでいるのであって、外国人観光客はその媒体に過ぎません。

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コメント

田中様の金融の話は少々難解です。
大人でも難しいです。


68(85の80%)プラス貯蓄の切り崩しが15くらいで84を消費している事になります。

とはどういうことですか?


ちなみに前回のブログにも一つ質問します。

その結果A銀行全体の預金残高と貸し出し残高が減る

解説お願いします。

投稿: 八丈島 | 2016年10月17日 (月) 21時35分

八丈島さん

解説が下手で済みません。

国内生産量が100とした時、輸入が15なら国民の所得は85という事になります。ここはいいですね。

その場合輸出が16だとすれば、内需は84という事になるのです。外需が16−15で1ですから、1+84は85となり上の計算と合います。

国民は85の所得を得るのですが、全てを消費のために使う訳ではありません。消費性向が0.8なら0、2は貯蓄するので85x0.8=68となり、給与所得者の使うお金は68しかないという事になります。

ところが外需を除く国内消費(内需)は84もあるので単純計算で行くと、その差の16は給与所得者でない人が不労所得や貯蓄から出していると想像出来ます。不労所得者と年金生活者のどちらが多いのかは知りません。


返済によって「A銀行全体の預金残高と貸出し残高が減る」は10万円借りていて1万円を返済すれば預金者の口座から1万円が消え、A銀行の貸出し残高も1万円分減る訳です。つまりA銀行としてはバランスシートが1万円分縮小するのです。

残りの9万円も順調に返済すれば銀行の資産(債権)もその分減るという訳ですね。という事は貸出しがそれを上回る勢いでないと、いずれ銀行からお金の大半が消えるという事になります。恐ろしいでしょう。(笑)

ただ今解説したのは通帳に印字されたお金の話で、現金(日銀券ではない、当座預金にあるお金)は当座預金口座を行ったり来たりするだけで減りません。B銀行の当座預金から支払われた1万円はA銀行の当座預金に移動するだけで当座預金は銀行間の取引では減らないのです。

未だちょっと難しいかもしれません。

投稿: 田中 徹 | 2016年10月17日 (月) 22時39分

解説ありがとうございます。

前半の部分ですが、給与所得以外が16パーセントも占めるというこですね。それは過去の蓄積を食い潰していくようなイメージを持ってしまいますが、そのイメージこそが金融をわからなくしてしまうような気がします。

後半はまだなんとなくしっくりこない感じです。銀行は信用創造で貸付をしますが、それが縮小するというこだととらえていいでしょうか。

投稿: 八丈島 | 2016年10月18日 (火) 19時05分

八丈島さん

給与所得以外で不労所得を得ている人が結構いるのではないでしょうか。金融や株で食っている人、不動産で巨額の富を得た人、年金生活者もそうです。しかしながらそれらの人が貯蓄を食いつぶしているからと言ってお金は減りません。誰かの資産になっているだけですから廻って来ます。

お年寄りが貯蓄を減らしても次の世代がせっせと溜め込んでいますから、お金が回っている限り問題はないのです。問題は返済が貸出しを上回ってマネーストックが減ってしまう事です。だから国内に投資をしなければいけないのですが、国内に需要がないと信じ込んでいる企業は海外投資の方を優先しています。

その場合、後半の話に繋がりますが、銀行の間接金融という折角の機能、つまり信用創造が生かされないのです。バブルの前のように貸し出し過ぎては資産インフレになりますが、程々に貸し出せば穏やかなインフレを作り出せます。つまり、拡大も縮小も全ては日銀のコントロール次第なのです。

投稿: 田中 徹 | 2016年10月18日 (火) 20時26分

ありがとうございます。よく話がわかりました。

そこでリクエストがあります。
日本がせっせと輸出に励み貿易黒字を出せば出すほど、それに比例して相対的に貧しくなるということを、だれが聞いても理解できるように解説してください。というのはこのことを生徒や友人に説明するのですが、説得力がありません。いつでもいいですからよろしくお願いします。

投稿: 八丈島 | 2016年10月18日 (火) 23時32分

八丈島さん

了解しました。近いうちにやります。

投稿: 田中 徹 | 2016年10月19日 (水) 13時38分

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