政府が頼りないので国民はいつまで経っても苦労する
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米で原爆を表紙にしたおかしな本が売れているようです。Killing the Rising Sun と言う物騒な本ですが、第二次大戦中に於ける自分たち米の、日本に対する残逆行為を正当化しようという身勝手な内容だと言います。しかしこれがベストセラーだと言いますから穏やかではありません。
日本人はアジア諸国や米軍捕虜に対して残逆無比な事をしたので無差別空襲や原爆投下は当然の報いで、米兵の損害を増やさないためにも、やむを得なかったという事らしいのですが、誠に白人らしいというか、ノンフィクションを唱いながら事実とフィクションをゴッチャにしたトンデモ本です。
その中でも南京虐殺と慰安婦問題は完全な捏造と言えます。全く確かな証拠と言えるものがないのにも関わらず事実と認定する厚顔無恥さに、この人達の良識を疑わざるを得ません。同国人のマイケル・ヨン氏などが慰安婦問題は根も葉もないデマだという事を米にある膨大な資料を基に証明しているのにも関わらずです。都合の悪い事実は無視するのですか?
ドゥテルテ大統領でもありませんが、米は信用出来ない、というのは全く同意します。一般国民はともかく政府単位になると急に極悪になるのはどうしてなのでしょうか。
こういう日本を貶める動きというのは冷戦後特に根強くあります。中韓だけなら驚きもしませんが一応曲がりなりにも米は同盟国です。同盟国面しながら裏で何か邪な意図が働いているのは明らかでしょう。そういう勢力が中韓も動かしているとすれば、日本としては安穏としていられません。
AKC包囲網を布き、そういう烙印を押して日本封じ込めを画策しているのです。極端に言えば、そういう極悪の国民には何をしてもいいという事にさえなりかねません。何かにつけての韓国の態度などを見ているとそう思えて来ます。いずれにしても要警戒です。政府が対米隷属で頼りないから国民は苦労します。ちゃんと反論しましょうよ。。
さて気を取り直し、今日はコメント欄の質問に答える形で記事を書きたいと思います。
質問内容1
ところで話は前回に戻りますが、もし貿易黒字が膨らんでもそれに合わせて通貨の発行量を増やせばどうなるのでしょうか。
貿易黒字が膨らんだ分の外貨を政府が円を増やして買えば円安維持のための為替介入と解釈されます。これを恒常的にやっているのが中国でした。いわゆるドルペッグです。為替は変動しません。言い方を変えれば固定相場制とも言います。
しかし基本的にドルは国内では使えないので、いつかは円に替える必要があります。その時、銀行に円が足りなければ日銀に買ってもらうしかありません。このように政府や日銀が外貨を買うと外貨準備が増える事になります。
国全体で円の量が少ない場合は政府が国債を発行してでも円を増やさなければいけませんが、この場合国債を民間銀行に買わせると市場の円を吸い上げる事になって意味がないので日銀が直接引き受けるケースがあります。政府短期証券の場合は例外的に日銀の直接引き受けが出来るのです。
つまり常に貿易黒字分の円を発行している訳ではありませんが、黒字が多過ぎて円の供給が間に合わなければ政府が国債を発行して円を増やす事になります。これは一種の輸出産業優遇策です。今は日銀が金融緩和をして円の量が十分なので足りないという事はないのではなでしょうか。
質問内容2
また内需主導の日本になったら、円高もむしろ歓迎すべきことにはならないでしょうか。
貿易収支がプラスマイナスゼロだったとして、例えば内需が拡大し実質で5%経済成長した場合でも、名目でも同じ(インフレでもデフレでもない)なら為替に変動はありません。理想的なパターンと言えます。
貿易収支が黒字なら相応の円高になり、外需依存国に於いては、その分経済成長はマイナスされます。つまり円ベースでの価格は低くなるという訳です。そうでなければ海外で売った場合に、一般論として価格競争力を失います。
貿易収支がマイナスで円安になれば円ベースでの価格は高く設定出来るので経済成長もその分上乗せされます。理論的にはそうなんですが、マネーストックの増えない日本では円安でデフレという最悪の事態になっています。本来円安とインフレはセットです。
結論としては円高局面での経済成長はよっぽどの事がない限り、例えば財政出動とのセットで内需産業に凄く高付加価値の何かが創造されるとか、巨額公共投資をするとかしなければ望めません。だから政府は円安にしたいのです。
ところが今のように異次元緩和をして折角円安にしても、マネーストックを増やす政策を打たないので成長する筈がありません。おまけに消費増税ですからデフレを促進しています。つまり経済の法則に反する事を一生懸命しているのがアベノミクスなのです。ここでも政府が頼りないので国民は苦労します。残念ながらそういう事ではないでしょうか。
内需主導で成長し、おまけに円高なら前にも書きましたようにスーパーリッチな大国になります。
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コメント
>内需主導で成長し、おまけに円高なら前にも書きましたようにスーパーリッチな大国になります。
基軸通過としての資格を得ることになるので徹底的にたたいているのでしょう。
もっとも、アポロ計画も真っ赤なウソですから(高校の物理で履修する物体の運動法則と流体力学の知見で、未だに人類は重力が大きい大気が無い惑星では軟着陸できない。姿勢制御はほとんどが大気を利用するものの為。従って、ほとんど重力がない小惑星に対してでしか軟着陸できない。だから「月」ではなく「小惑星イトカワ」をターゲットにしたのです)、支那朝鮮もひっくり返るほどの捏造国家なのです。
投稿: Sura | 2016年11月 2日 (水) 02時19分