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2018年4月30日 (月)

憲法記念日を前にして

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---日米 FTA消費増税 /カジノ解禁に反対します ---

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 金正恩党委員長が「北朝鮮がいつでも日本と対話する用意がある」と文在寅(ムン・ジェイン)大統領に伝えたことについて、拉致被害者家族の横田早紀江さんは、「そんなに良い受け答えをしたのは、初めてではないか。

ありがたいことだ。世界に向けて言った言葉だからいい加減なことはできないと思うし、ようやく動いていくのかなという期待を持っている」と期待感を示しました。

 トランプさんにお願いしたり、韓国を通じて伝言を頼んだりと、「全て他国頼り、他力本願というのが情けない」と思っている日本人は多いのではないでしょうか。拉致被害者とその家族の方には、人ごとでなく本当にお気の毒と言うしかありませんが、日本が主体性を持って動けないのは戦後が未だ終わっていない証拠です。

つまり今の状態が続く限り、何も期待出来ないという事です。そもそも文大統領が、わざわざ持ち出すところの「過去の歴史清算」とは何でしょうか?理解に苦しまざるを得ません。今の段階、この期にこの言葉を持ち出す事に、この民族の胡散臭さが露骨に出ているのですが、それさえ指摘する人はいないようです。

清算と言うなら、国際常識的には日本側に請求権があります。インフラ整備にかけた莫大な費用は日本国民の血税でした。欧米諸国の場合なら、植民地に投下した資金さえ当然の如くその国に請求するのであって、植民地でもなかった国に対し、何を清算するというのか意味不明と言わざるを得ません。

しかも65年の日韓基本条約で、既に必要のない賠償金を北の分まで支払っているのですから、盗人猛々しいとはこの事です。韓国は自分で使い込んだ分まで日本に補償させようというのです。厚かましいにも程があります。これに反論出来ないなら、日本は主権国家の名を返上すべきです。

それくらいいかがわしくも胡散臭い話が国際的にまかり通っている訳ですが、戦後72年を経てもよくなる気配はありません。むしろ悪化している事に我々日本人は深く憂慮すべきです。ところが肝心な政府にその気配は感じられないのです。憲法すら変えられない国に、何が期待出来るというのでしょうか。

今回の一連の茶番劇も、結局バカッ正直な日本が割を食ってお終い、というような事にもなりかねません。北の工作員にしか見えない文大統領が、いくら北と会話したところで建設的な結果は得られる筈もないのです。毎度の如く繰り返される嘘と裏切り、そのショーに付き合うのはいい加減にやめませんか。

そうそう、戦後72年と言えば、昨日連休やもめの私が一人寂しく(笑)都内某施設のフードコートで豚丼を食べていたところ、カウンター席を一つ隔て横にいた女性二人の会話に、この言葉が出て来たのです。いや驚きました。いやでも耳が集音マイク化します。

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(あくまでもイメージ画像で、本文とは何の関係もありません)

ちら見すれば、うら若き二人はどう見ても十代です。高校生?あるいは中学生か。ファッションを見ても今どきのお洒落な子達です。むしろ我々おやじ族が近寄り難いオーラを発散させている、そこら辺にざらにいる子達にしか見えません。

その子達が熱心に話している内容は、21世紀の最先端都市にいかにも不釣り合いです。続いて「憲法」「徴兵制度」の単語が聞こえて来ます。どこかの国が徴兵制度を復活させた?というような内容です。なんせ連休の、人でごった返したフードコートです。悔しい事によく聞こえないのです。

「川が血の海で赤く染まった」「引揚者に犠牲者が大勢出た」そんな内容の話が続きます。一方的に一人が話しているのではなく、会話が成立しているのです。心底驚きました。我々が思っているより若い人の意識は高いのかも知れません。

恐らく身内に大陸からの引揚者でもいるのではないかと思われますが、それにしても深く興味を持たないと連休のフードコートで友達同士話す内容ではありません。

思わず「おじさんも話に加えさせて」と言いそうになりましたが、最近のニュースでおやじ達のセクハラが槍玉に挙がっている事に鑑み、ほぞを噛みながら自重しました。(笑)福田元財務事務次官や前川某氏のような、いかがわしい野心を持った変態おやじが会話に割り込んで来た、と思われるのが関の山でしょう。

しかし、あの戦争は何だったのか、なぜ日本はそこまの犠牲を払ってまで米と死にもの狂いで戦ったのか、若い人達と議論してみたいです。若い子の会話に集中したおかげで不味い豚丼の味が緩和されたのですが、人の集まるところには意外性も集まります。

今の若い人達は捨てたものでもないのかもしれません。憲法記念日を前に、チラッと日本の将来に希望の光が射した気がしました。

 

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コメント

若者のほうがずっとわかっています。安保法案に反対の高校の英語の先生が、授業の前にビラを配っていたそうですが、授業後の休み時間に生徒たちは「安保法当然必要でしょ。あの先生頭おかしいよね。」とみんな言っていたそうです。彼らの世代が主流になるまでに日本が壊れない事を願います。とくに移民は危険です。

投稿: 八丈島 | 2018年5月 2日 (水) 19時28分

ご無沙汰しておりますが毎日訪問しています

 戦中生まれの私のボヤキをお聞きください。
 
 私は祝日には概ね国旗を掲揚しているのですが、今日だけは反旗を掲げます。この屈辱的な憲法を祝う気など全くありません。この憲法は憲法と呼ばれるよりも、GHQによる占領基本法といえるものでしょう。当時のGHQは勿論、占領中の日本国の基本法を押し付けることは国際法に違反していることを十分知っていたからこそ、全く合法的に改正されたかのように仕組んだのです。
 当然、日本が独立を果たした時にはこの憲法を破棄し、旧憲法に戻し、改正すべきところは改正し、真っ当な憲法にすべきでした。しかし、悲しいかな敗戦後の日本国民や政治家にはその意気込みはなかったのです。日々の食料を得るのがやっとの毎日、憲法の事など考える余裕などありませんでした。自由党と民主党が合流し自由民主党が結成されその綱領は「自主憲法の制定」でした。私も党員となりましたが、いつの間にかその綱領も誰もいわなくなり党員を止めました。

 私は今の米国の妾のような状態を決めた憲法と安保条約には我慢できません。私は後何年生きられるかは分かりませんが、目の黒いうちに真っ当な憲法となることを望んでいます。

但し、敗戦後、東京裁判後、有罪だった戦犯を、国民の署名を4千万人以上も集め、関係各国の了承を得て無罪としたことはせめてもの救いだったと考えています。

投稿: ナベ | 2018年5月 3日 (木) 23時29分

国思う皆さんの気持ちに胸を打たれますが、この様子では当分何も変わらないでしょうね。変わるのは周辺国で増々反日が先鋭化します。

国民の意識が変わり昔のように署名が4千万人分も集まるようにでもなれば、政治家もまともになると思うのですが。。

それにしても現在は酷いもんです。

投稿: 田中 徹 | 2018年5月 5日 (土) 22時11分

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