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2018年6月29日 (金)

フェアプレイの差って何?

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---日米 FTA消費増税 /カジノ解禁に反対します ---

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 日本中から注目されたサッカー、日本対ポーランド戦でしたが、結果は残念な事になってしまいました。後半40分から何と、8分もの間、後方でのパス回しだけに終始するという醜いゲームにしてしまったのです。

手に汗握る熱戦を期待して観に来た観客から大ブーイングが起きたのはもちろん、日本の茶の間でも侃々諤々、賛否両論が巻き起こったのは想像に難くありません。海外のメディアからは酷評でした。なぜこんな事が起きてしまったのでしょうか。前の二試合の内容がよかっただけに残念でなりません。選手はさぞ悔しい思いをしたのでは、と思われます。

ところで先日の日本プロゴルフツアーでの不祥事(?)をご存知でしょうか。大会前のプロアマ戦で片山プロがお客をほったらかし、自分の練習に集中したため同組のアマチュアが怒り心頭、3ホール程で帰ってしまったという事件です。

相手が同大会のクライアントだったため事務局は大慌てで謝罪会見を開き片山プロの処分を決めたようですが、その席での片山プロの発言は、これまた物議を醸しかねない内容だったのです。この期に及んでの「これまでそういう事を教わって来なかったから」という言い訳に我が耳を疑いました。

最近何かと話題に上る日大体育会系を殊更悪く言うつもりはありませんが、昔からの体育会系のノリでこれまで来てしまったのでしょう。明らかに甘えがあります。勝てばいい、強ければ皆ついて来る筈だ、というのが根底にありそうです。

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(ビジュアル系プロゴルファーのポーラ・クリーマー、日本に来た時に観に行ったが、パット練習での女王様ぶりが際立っていた。日本人選手が卑屈にも遠巻きに一つのホールで5〜6人が練習しているのに対し、一人で広い面積を占有・・・本文とは関係ありません。)

これは日本だけのものではなく、米ツアーなどもタイガーが活躍し始めた頃からおかしくなりました。女子プロまでがクラブを蹴ったり地面を叩いたりと、プロとは言い難い行為が目につくようになったのです。全体的にプロのマナーが悪くなったように見えます。

しかしながら米ツアーの場合はお客、特にクライアントは大切にします。お金を出す人がいるからこそ自分たちの生計が成り立っているという経済の原則だけは分かっているのでしょう。

サッカーに話を戻します。結果的にベスト16に残ったのだから良かったのだ。あるいはルール上問題ないし、やむを得ない作戦だったという人がいます。。私はそうは思いません。(笑)

極端かもしれませんが、戦争ならそれでいいです。戦争にフェアもへったくれもないからです。負けたら民族絶滅の危機に瀕しかねないのですから、きれい事ではすまされません。家族、国を守るためならどんな事でも正当化されます。

よく騙し討ちと言われる日本の真珠湾攻撃は、本当は宣戦布告後に行われる筈だったから騙し討ちではないという人がいますが、それはどうでしょうか。こっそりと目の前まで接近して、攻撃の直前に宣戦布告しても騙し討ちとどう違うのか私には分かりません。

もちろんこの話には裏があって、実はルーズベルト大統領がソ連のスパイと共謀して日本を嵌めたというのが真相だ、という事が近年言われるようになりました。そのため一方的な日本の騙し討ちではないというのが定説になりつつあります。

でもそんな事はどうでもいいのです。(笑)あの時代、あの世界情勢の下で、日本が自立自存のための戦争を回避するのは難しかった訳ですから、戦争そのものさえ否定する気はありません。しかしやるからには勝たなければいけないのです。日本はその精神に欠けていました。

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(この日は珍しく好セーブ連発の川島、こうでなくっちゃ。)

翻って、スポーツはそんなにシビアではありません。ベスト16に上がれなかったと言っても誰も死なないのです。恐らくですが(笑)南米だと一人くらい死ぬかも知れないので迂闊な事は言えませんが、でも日本なら大した事にはならないのです。

但し、一生懸命戦ったなら、という注釈がつきます。一生懸命フェアに戦って負けても、文句を言う人はいるかもしれませんが、後味は悪くないのです。何年か前に、なでしこも無気力試合でミソをつけた事がありました。その時の教訓が生きていません。

直接の敵が負けると知っていた場合の、別の敵との戦いで相手の思惑と一致し、取りあえずその相手とは不利でも和平工作をして、全体では有利な条件で講和条約を結ぶというのは戦争だけにして下さい。(笑)

スポーツの世界に、そんなセコい事は誰も望んでいないのです。例えベスト16に入らなくても、日本らしい爽やかな戦いぶりが印象に残る方がよっぽどましです。まして、セネガルが1対0で絶対に負けるという保証はその時点ではなかったのです。もしセネガルが同点に追いついたなら、メチャクチャカッコ悪い事になりました。

そのリスクを冒す意味がどこにあったのか、私には全く理解出来ません。にわか代表監督の乱心?勘違い、あるいは保身のためか、フェアな事が取り柄である日本チーム全体の価値を下げてしまいました。

セネガルとのフェアプレイの差で勝ち上がったなどと、どの口で言えるのでしょうか。恥ずかしい限りです。

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「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

田中さん、こんにちは。
同感です!こーゆう意見の方を探していました。やっぱり田中さんのブログは期待を裏切らないです!

スポーツをやっていて、アスリートとして恥ずかしくないのかなと思いました。攻めて負けたなら仕方ないけど、戦わず守りに入った。あんなことをしてまで決勝に行きたかったのかな?決勝に行っても恥をかくだけだと思う。世界大会の場で、あの様な試合の運びは良くなかったと思います。それでも日本サッカーをかばうマスコミやファンはおかしい。

こういった意見を言うと友人も誰も賛成してくれなかった。泣。

投稿: 女性読者 | 2018年7月 2日 (月) 07時57分

女性読者さん

私の廻りは殆どが批判的でしたよ。尤も、男性中心ですが。。女性は現実主義なので、結果さえ良ければ受け入れてしまうのかもしれません。

それにしても最初から6人も入れ替えたり、確率で言っても甚だ際どい賭けでしたから、運だけは持っているのかもしれないですね。

投稿: 田中 徹 | 2018年7月 2日 (月) 13時10分

田中様、お久しぶりです。

Yahoo!コメントに全力投球していましたが・・・コメントは入るが反映されず、削除しようにも削除の実行が全くできなくなりました。もしも、可能なら何をどうすればよいのかお教えいただきたいと思い、参上しました。

それは。田中様の気分次第で良いですが・・・。


サッカーの試合運びについて、あれは当然ですよ。グループリーグを突破する事が至上命題なのです。その為には、死に物狂い、恰好などつけていられないのがワールドカップと私は捉えています。ただし、後出しじゃんけんになりますが。それをするなら、ベルギーに勝たなければ非難囂々になります。日本に帰国したときは、険悪な雰囲気で無くて私は良かったと思いますが。勝つのが当然の国や熱狂的なサッカーファンなら。殺してやる!ぐらいに誹謗中傷を受けるのがワールドカップ敗退なのだと思います。

女性読者の方が紅一点でコメント投稿があり喜ばしいです。


・・・お邪魔しました。

投稿: nao | 2018年7月 6日 (金) 21時59分

女性読者さん、naoさんのコメント、素晴らしいです!有難う御座います。わたしも元気を頂きました。


投稿: AZ生 | 2018年7月11日 (水) 00時44分

naoさん、コメント有り難うございます。色々考え方はあっていいでしょう。

Yahoo!コメントに関しては申し訳ありませんが、さっぱり分かりません。自分のところで精一杯です。(笑)

AZ生さん、AZ生さんらしいコメですが、一体誰に忖度しているのですか?(笑)

投稿: 田中 徹 | 2018年7月11日 (水) 07時02分

Question(ご質問):一体誰に忖度しているのですか?
Ans(お応え):自分自身の考えを育てながら建設的な生き方を模索し、行動に反映している全ての人に対してです。 我が国は戦後から現在に至るまで、連合国の占領下(日独に対しては予告なく攻略OK)にあり、おまけに日教組等の未完成な平等(社会)主義との二重支配をうけていると認識致しております。日本のマスメディアが思いっきり後押ししているのが現状であり、このブログはそれらに染まらない為の貴重なブログ・・・と認識致しております。 以上


 

投稿: AZ生 | 2018年7月11日 (水) 13時23分

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