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2018年8月 2日 (木)

グローバル化の先に来るもの(その2)

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---日米 FTA消費増税 /カジノ解禁に反対します ---

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 近年の日本は、金融の分野において世界で最も失敗した国家である。日本は過去数十年にわたる財産をいつの間にか使い果たしてしまったが、これは本当に深刻な失敗であって、日本の国民は非常にかわいそうな目に遭うこととなった。

 いま日本が改革すべきものは、こうした金融の失敗に加えて、AIやバイオテクノロジーなどの進歩を阻む、社会の保守性であろう。中国人は日本人から多くのものを学ぶべきであるが、逆に日本人が中国人から学ぶべきものもある。

 それはすなわち大局的な国際感覚だ。ローカルな殻に閉じこもり、進取の気風を失って思考が硬直したことが、かつて世界に冠たる水準を誇ったデジタル分野における日本の戦略的優位性を失わせることになっている。
(中略)
日本は世界で最も優秀な民度を持つ国民を擁している国家だ。努力家で礼儀正しく、政府に迷惑をかけない日本人の民度は、世界で最も尊敬されていると言っても過言ではない。

北米でも南米でも、欧州でも中東でも、世界の人々は日本人に対して強いリスペクトを抱いている。これは日本のいちばんの財産だろう。この良好なイメージを、もっと戦略的に利用してほしいし、そうしなくてはならないと思う。

 

これを書いたのは現在米ニューヨークに身を寄せる中国人の郭文貴氏だそうです。氏は中国共産党に関する様々な秘密を握っており、“中国共産党に恐れられる”存在と言います。

中国共産党、つまり習さんが死ぬ程恐れる相手かも知れませんが、日本に関してははっきり言って的外れもいいとこです。民度が日本の一番の財産だって??冗談言っちゃいけません。(笑)個人的感想ですが、民度はそれほど高くないです。中国が低すぎるだけでしょう。

冗談はともかく、この方、全く経済が分かっていないと言わざるを得ません。前回のグローバル化の話の続きになりますが、頭がグローバル化という宗教に洗脳されていて一番大事な事を見落としているのです。

大体、大局的国際感覚と言いますが、それが全くなかったのはちょっと前までの中国じゃないですか。(笑)米によって指南され急激に成長しましたが、それがなければ未だに最貧国のひとつであった可能性は高いと思われます。

逆に日本はあり過ぎたのです。あり過ぎて国内をおろそかにした事で成長が止まってしまいました。いや、この表現は正確ではありません。強過ぎた日本は成長が止まるように内外から仕向けられたのです。特に金融です。

90年のバブル崩壊で国民はえらい目に遭わされました。その結果の事を「日本は金融の分野において世界で最も失敗した国家である」と言っているのだと思われますが、これは全くの事実誤認です。失敗はしていません。日銀がそうなるように導いたのですから、そういう意味では成功したのです。

日銀砦の三悪人、前川、三重野、福井(敬称略)がそう仕向けた事は、日銀の元客員研究員であったドイツ人経済学者リチャード・ヴェルナー氏が著書の中で証言しています。何より本人達も否定していません。それは前川レポートを読めば納得するというものです。

レポートでは日本を例え一時的に失速させても抜本的に改革すると言っていたのです。つまりそれは護送船団方式などの旧体制を破壊して新自由主義経済を導入する、すなわちグローバル化するという意味です。そうでなければあそこまで酷い事にはなり様がないのは今回の異次元緩和を見ても分かります。

日銀はその気になれば現金を100兆円単位で瞬時に発行(金融緩和)出来るし、その逆、吸い上げる(金融引き締め)事だって出来るのです。不良債権の山が出来ると分かっている時に吸い上げるだけで発行をしぶれば当然ああなります。

失われた10年、20年というのも、それを継続した事で起きました。いわゆるリチャード・クーさん言うところのバランスシート不況です。もちろん裏には米がいて、そうするようにとプリンスと呼ばれた元総裁(円の支配者)達をFRBで指導しました。

Gdp

(日中米のGDP推移の比較、中国は成長し過ぎたのか?)

GDPが米に肉薄した結果として、そういう仕掛け(経済戦争)が色々されたという事は、今回の米中貿易戦争を見ても分かります。中国もGDPでは数年後には米を抜きかねない勢いなのです。バブルもなかなか破裂しないし(笑)それは未だ仕掛人が何もしていない証拠と言えます。従って中国にもこれから何が起こるか分かったものではありません。

かつて日本は軍事的に英米に肉薄した時に軍事力を破壊されました。経済だって同じなのです。どこかに覇権を脅かされたらローマ帝国だってそうしたでしょう。共存共栄なんて言っているのは日本人だけです。

さらに「日本が改革すべきは、AIやバイオテクノロジーなどの進歩を阻む、社会の保守性であろう。」これも大間違いと言わざるを得ません。別に日本はデジタル分野における戦略的優位性は何も失っていないのです。と言うかむしろ逆で今の方が高まっています。

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(データがちょっと古いのですが、デンソー始めとするカーエレクトロニクスの分野でも日本勢がが存在感を示している。それは国内電機産業が健在な証拠と言えよう。)

韓国や中国は完成品の売り上げが日米を抜いた事で日米は没落したと思っているようですが、それこそ木を見て森を見ずです。?いや逆か、森を見て木を見ずと言った方がいいかも知れません。(笑)

米はソフトの分野では圧倒的優位性を保っているし、素材や部品の分野、周辺技術、要素技術、基盤技術の面では日本が世界を圧倒しています。だから前回も言ったように欧州は喉から手が出る程それらが欲しい、そのための日欧EPAです。

その証拠に日本の電機産業は広義で見れば売り上げ100兆円を悠に超します。世界一と言われる日の丸自動車産業が70兆円ちょっとですから、その巨大さが分かるというものです。没落とは程遠い数字ではありませんか?

それが意味する事はいつでも覇権を奪還出来るという事です。為替レートの問題や技術漏洩問題等をクリアすればあっという間に世界を席巻する事請け合いです。そりゃそうです。日本製の優秀な部品がなければ世界のハイテク産業が成り立たない事は3.11のサプライチェーン寸断で証明したでしょう。あのとき米人学者が陰の覇者は日本だと言って嘆いていたのです。

だからこそ安倍政権は門戸を開放する政策(規制緩和や外国人労働者受け入れ、観光立国)ばかり打たされているのです。少なくとも守る事は何一つしていません。だからグローバル化はダメなのです。分かり易く言えば、安倍さんの上に外国の誰かが君臨するのがグローバル化です。

また長くなりましたので次回に続きます。今度は数字的根拠を少し示したいと思います。ハードル上げ過ぎか。(笑)

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コメント

日本のすごいところ、読んいてでうれしいです。そうです。日本は世界一です。グローバル金融の支配がなければ世界一です。

投稿: 八丈島 | 2018年8月 5日 (日) 20時32分

中小の下町ロケット屋も沢山ありますよ~!!

投稿: AZ生 | 2018年8月 8日 (水) 11時44分

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