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2018年12月24日 (月)

鎖国について考える

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---移民政策/消費税増税 /カジノ解禁に断固反対! ---

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 今日は先日コメント欄で話題になった鎖国の話です。しばらく忘れていた興味深いテーマを提起して頂いて有り難うございます。お二人の女性と思われる方の180度違うものの見方にも興味を惹かれました。

どちらがいいという話ではなく、単純に可能性について述べたいと思います。例によって、あくまでも一デザイナーに過ぎない私個人の独断と偏見に満ちた見解である事はご了承下さい。

まず実際問題として日本が鎖国してやって行けるかどうかですが、結論から言えば不可能ではないと断言出来ます。但し、平和的にその体制に移行するには少なくとも10年くらいの準備期間は欲しいです。いきなりというのは余りにも乱暴だし現実的でもありません。

よく江戸時代が鎖国だったと言われますが、完全な鎖国ではありませんでした。長崎の出島で堂々と貿易をやっていたのですから、なぜ鎖国と言ったのか不思議なくらいです。欲しい物はちゃっかり買って、売りたい物はしっかり売っていたのです。年々貿易量も増えていたと言います。

今日考えたいのはそれもなしです。つまり国交を基本的にはしないという事です。ただ、今は情報だけは放っておいても入って来るので、安全保障上も、そこまでの断絶はしませんし、また不可能です。安全保障上最低限必要な事だけは例外を作らざるを得ません。それが鎖国の大前提となります。

まず最初に食料ですが、今の自給率が40%を切るような有様なので鎖国は絶対無理という人がいます。私はそうは思いません。日本に食料供給力がなくて自給率が減ったというのなら、自給自足はかなり厳しいかも知れませんが、そうではないのです。

海外から買った方が安いので自然の成り行きとして自給率が下がっただけで、海外からの供給がないなら黙っていても自給率は上がります。余っている耕作地もあるので、時間はかかるにせよ100%自給は十分可能です。

そもそも、海外から食料を入れなくなった時点で瞬間的に100%になるという事実を忘れてはいけません。ない前提ですが、例え今すぐに鎖国したとしても、十分かどうかはともかく、国産しかなければ当然、自給という意味では100%になる訳です。(笑)

その中身ですが、今は自給率40%とは言っても、安全値を必要以上に高く見積もっている事実があります。それによって廃棄される食品や、品質の点で劣る物も、基準を少し緩和する事によって実質自給率は50%近くに持っていけるのではないでしょうか。

実際には年間廃棄量は供給量の25%にも及ぶと言います。それを半分に減らすだけでも、かなりなアップは期待出来るでしょう。さらに今の自給率はカロリーベースで計算され意識的に低く見せているのがミソです。世界標準の生産額ベースでは70%にもなるそうです。

そのあたりの細かい話をし始めると長くなるのでやめておきます。いずれにしても今並の豊かな状態になるまでには相当な時間を要すると思われますが、それでも大戦中などに比べれば、はるかにましな食料事情を維持するのは難しい事ではありません。多少少な目の方が健康のためにもいいという事実もあります。(笑)

次に燃料等の天然資源です。これも海外から安く手に入るので政府も自給する気が全くないようですが、手に入らなくなれば自分たちで何とかするしかありません。肝心な資源ですが、日本のEEZ内にはあり余る程あります。

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もちろん採掘にはお金がかかりますが、日本人得意の創意工夫によって生産性を向上させればいいのです。初期には当然ながら費用の問題が発生すると思われますが、投資自体は悪い事ではありません。必要は成功の母です。省エネもさらに進むものと思われます。

そもそも天然資源の輸入は対GDP比で3%程度ですから、国産になってそれが倍の支出になったとしても差し引きで9%もGDPが増える計算になるのです。準備期間を設けて段階的に国産化を進めれば、鎖国してGDPが減る事はあり得ません。

輸出?そんなものもちろんしません。(笑)輸出は日本の現物資産を外貨という紙切れと交換するだけの事です。輸入がなければ外貨は必要としないので輸出もする必要がなくなります。いずれにしても貿易ゼロによってGDPが劇的に減る事はありません。

当初困るのは輸出産業ですが、それもDGP比で見れば10数%程です。労働力不足の昨今、余剰労働力を適正に配分すれば返ってバランスがよくなります。

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 (軽量化に成功した国産戦車 10式/ひとまるしき)

最後に防衛問題ですが、武器だけは買わなければどうにもならないだろうと思うのは現実を知らなさ過ぎます。潜水艦(そうりゅう型)にしろ戦車(ひとまる式)にしろ既に世界屈指の戦力を持つ国産兵器がめじろ押しです。

護衛艦いずも、かがは空母に改造される事も決まり、着々と海上での防衛力強化も進みます。さらに人工衛星打ち上げで経験を積んだロケット技術もあり、探査機はやぶさをはるか宇宙の彼方の星に正確に着陸させる技術力も証明済みです。近い将来に軍事大国になるポテンシャルは十二分にあるのです。

米が厳しく制限する攻撃用兵器に関しては十分とは言えませんが、国産ステルス戦闘機(心神)なども準備が進んでいます。米との安保条約が解消されれば、開発が加速するでしょう。持つかどうかはともかくとして、核兵器でさえその気になれば短期間で開発可能と言われているのです。

しかもうれしい事に、これらの開発製造には費用が半端なくかかります。現在のように海外から買う場合マイナスでしかありませんが、国産ならその費用が国内に支払われGDPにプラスされるのです。

こう見て来ると鎖国はいい事だらけで、何でその事に気がつかないのかという事になりますが、そうさせないよう米他の外圧が常にかかっていると考えて下さい。グローバル化もその一環です。もちろんそれらの手先による内側からの圧力もあります。

国内にいる反日左翼や偏向メディアは、日本国民が正しい情報を得る事を嫌います。なぜなら日本人が覚醒した場合、不利益を被るのは彼らと彼らを支配する反日国家だからです。

日本の資本財、生産財がなければやっていけない国が先進国始め近隣にも沢山あるという事実は意外に知られていません。逆は特になく、日本の場合輸入は安いから継続しているだけです。国内で買うより輸入品が高くなったら、当然全て国産に切り替わります。

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    (自衛隊のP−1対潜哨戒機/国産)

ところで、その反日グループのトップクラス韓国の駆逐艦が日本のEEZ内を飛ぶ自衛隊の対潜哨戒機に2度も火器管制レーダーを照射しロックオンしました。明らかな敵対行為で危険です。さすがの政府も今回ばかりは本気で怒っているように見えます。抗議の仕方が今までと違って激しいのです。

しかし、この報道に関して、なぜかテレビ等の日本メディアは消極的です。これ程の国際的重大事件でこれですから、日本のメディアが日本のために存在している訳ではないという事が分かります。

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鎖国は不可能ではありませんが、そうなると世界中が困るので、程々の付き合いがベターだと思われます。その場合、あくまでも国益重視なのは言うまでもありません。今のように八方美人で貢ぐ一方というのなら鎖国の方がましです。

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コメント

現実がどうあれ鎖国についての考察は意義あると思います。今の日本の景気がなんとかもっているのは外需が伸びているからだそうです。どうして内需拡大策を取れないのか。財務省のせいです。これから世界が不景気に向かおうとしているので、さらに内需拡大の必要性が増しています。
それともう一つ、鴻海に買収されたシャープが鴻海と組んで半導体工場を中国に作るそうです。1兆円規模の投資なるそうですが、せっかく中国を締め上げているのに敵対行為です。こういうのは日本政府が阻止できないのでしょうか。

投稿: 八丈島 | 2018年12月25日 (火) 18時58分

八丈島さんの意義あると言う考えは分かりましたが。

半導体だろうがその他諸々だろうが。中国は自国以外にアメリカ並みに強権を持ちたいみたいですね・・・。

私の見方で言えばアメリカも中国も似たような感じですし。日本政府は弱腰ですし。

何よりアメリカに媚びを売り、中国には秘密裏に利用しようとすることはあるかもしれませんが。殆ど出し抜かれているのではないかと思います・・・。

投稿: nao | 2018年12月30日 (日) 01時43分

あれ?本文見てびっくりした。

多分女性なら私は女性だが。

最近女性読者さん詐称かもみたいな気が。

ファンと言うより男性の詐称サポーターみたいな印象が強い。気のせいで間違っている事を望むが。

投稿: nao | 2018年12月30日 (日) 01時53分

鎖国などの極端な例を出して扇動する意味はどこに
有るのでしょうか?
反グローバリズム運動でしょうか・・・
経済封鎖されれば1年も持たない現状を認識した
上での話でしょうがね。

経済合理性ではなくて自国の食料自給率、エネルギー自給率を上げるにはどうするかを提言する
ような方向で考えては如何でしょう。


投稿: sora | 2019年1月 8日 (火) 17時35分

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