« 今さら聞けないマネーの話(後編) | トップページ | EV化というワードに踊らされる日本マスコミ »

2019年1月24日 (木)

収縮を始めた世界経済と自動車産業

Photo     

---移民政策/消費税増税 /カジノ解禁に断固反対! ---

ブログランキングに参加しています。

 安倍さん、寒い中ロシアのモスクワくんだりまで出かけて行っても、やはり成果はなかったようです。50分も待たされた時点で席を蹴って帰ればよかったのです。プーチンおじさん日本を舐めまくっています。本当に誠意も常識も、さらにエチケットさえない国です。日露戦争の昔から何も変わっていません。

ロシアは決して急いでいないのです。米中摩擦の漁父の利もあってか?国内経済が少し持ち直しているという点が大きいのではないでしょうか。こうなったら平和条約もへったくれもありません。不法占拠に対しては経済制裁あるのみです。

Photo

じわじわと真綿で首を絞めるようなやり方がいいでしょう。一気にやると返り血を浴びますから、進出している企業に悪影響が出難いやり方が望まれます。まあ、何もせず遠巻きにして自滅を待つのが賢明な策かもしれませんね。(笑)

日産問題で強硬なフランス政府に対しても経済制裁をチラつかせるのが有効ですが、日欧EPAが障害になります。だからやめておけばいいと言ったじゃない。(笑)日本が海外と結ぶ条約や協定など百害あって一利無しです。絶対に外交下手の日本が有利という事にはなりません。

日本と見れば難癖を付けまくる韓国にも経済制裁が一番有効なのですが、一気にやると本当に干上がって、その結果難民が押し寄せるという事態にもなりかねないので、こちらもじわじわやるしかありません。

日本の資本財や生産財、あるいは資金的、技術的支援がないと全くやっていけないという事実を思い知らせるのです。しかしそれさえも忘れっぽい国民性なので持続性のあるものにしなければなりません。難儀な相手。。こういう相手とは付き合わないのが一番!

中国は米中摩擦があって今のところ日本に対しては大人しいのですが、全く油断は出来ません。摺り寄って来ても、やさしそうな顔を見せながら実は段階的に資本を引き揚げる、あるいは貿易などの規制を強化する、さらに日本国内での活動を制限、排除に向かうのが政府として正しいやり方です。

こちらの目的としては独裁政権を終わらせ、いくつかの国に分解し、さらに民主化に向かわせる事です。このやり方で牙を抜く事が世界平和に繫がります。日本プラス、ファイブアイズ(米英豪加新)で協調すれば可能でしょう。

もちろん親日国に対してはこの限りではありません。思い切り便宜を図ってあげればいいのです。技術もお金も支援しましょう。但し、政権がくるくる変わる国は要注意です。

そのあたりを上手く見極めながら付き合うのが外交なのですが、これまでのような八方美人では舐められて、たかられるだけです。安倍さんにも飴と鞭の使い分けを習得して欲しいです。アメさんでは困ります。(笑)

それにしてもトランプさんの強硬外交による影響が世界中で出始めていますが、かなり景気が悪くなる国が出て来そうです。ちょっといやな流れですが、日本への影響はどうでしょうか。

54876_ext_15_10

(経常収支は黒字だが金融収支が大幅マイナスになって来た。外貨準備の減少ににも歯止めがかからない。)

米中摩擦以前から減速が顕著だった中国発の不況の波はトランプさんによってブーストがかけられます。日本にも押し寄せる事は避けられませんが、米欧程の中国依存ではないので政府次第で小波には出来るのではないでしょうか。

禍転じて福となす、という手もあります。すなわち国内生産へのシフト、回帰です。中国依存を減らす事が安全保障の点でも必須なのですが、相変わらず中国押しの経団連は情弱、あるいは売国奴集団(ハニトラか)と言うしかありません。こちらも解体するのが日本のためです。

さて、その不況に対して最も影響が大きい自動車産業ですが、既に日本電産の自動車向けモーターの落ち込みは酷いようです。特に中国向けは昨年11月に前年同期比3割減になったというのですから穏やかではありません。これはEVブームが去ったのか、あるいは本格不況に突入したかですが、後者と見るべきでしょう。

その根拠は世界中の自動車メーカーが減産に転じているからです。テスラ、GM、フォードは人員削減を発表し工場閉鎖さえ視野に入って来ました。高級車のジャガー・ランドローバーも、このところ製品自体は素晴らしいのですが売れていません。こちらも人員削減があるようです。

さらにドイツではVWが今後数年で7000人の削減をすると言います。EV化もそれに追い討ちをかけるでしょう。ゴーン氏関連問題で渦中の日産も例外ではなく、米国や英国での人員削減を予定しているそうです。

これでまたいやでも淘汰や再編が進むのですが、先進国としては圧倒的に多い自動車メーカーを擁する日本も、そろそろ3~4社にまとめる時期が来たのかも知れません。

今後の課題である自動運転や電動化に立ち向かうためにも避けては通れない道です。こちらは海外からの買収を防ぐためにも、アライアンスではなく統合がいいかもしれません。

 共感いただければクリックをお願いします。

|

« 今さら聞けないマネーの話(後編) | トップページ | EV化というワードに踊らされる日本マスコミ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今さら聞けないマネーの話(後編) | トップページ | EV化というワードに踊らされる日本マスコミ »