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2019年2月22日 (金)

安倍さんがジャパンファーストと言えない理由(後編)

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 前回からの続きですが、日本の場合は輸出に在日外資系企業が占める割合は殆どゼロだし、日本企業の対外直接投資から産み出される売り上げは、意外に知られていませんが、何とGDP比で50%近くの258兆(2016年)にもなります。

その直接投資などから得られる所得収支で見ても、ダントツグループの日米が20兆円を超す黒字なのに対し、136位の中国はマイナスでしかありません。そこに中国の存在感は未だ未だ薄いのです。

これが意味する事は、もちろん巨大人口を抱える市場としての魅力はあるのでしょうが、日米にとって中国が重要なのではなく安い労働力が重要だという事です。つまり、そこには日米の企業が直接投資をして中国などの途上国に作らせたものを安く輸入し、また他国へも輸出して利用するという構図があります。

また投資をした日本の企業が日本で調達した部品を中国へ輸出し、それを使って組み立てた完成品を逆輸入するという自作自演的貿易も中国経済に貢献しているのです。このように日本からの輸出は中国の場合とは全く違った様相を呈します。

日本からは中国では調達不能の資本財、生産財がメインなのです。中国のような、にわか貿易立国には産業の裾野が広がっていません。つまりサプライチェーンや基礎技術でさえ他国に依存する体質です。(下の表参照)

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(これを見ると日本が全力で中国の生産を支えている姿が浮かび上がる。相手が日系企業であろうが民族系であろが関係ない。一瞬我が眼を疑った。中国の日本依存は半端ない。)

先進国が寄ってたかって中国国内に直接投資で産業を興し雇用を創出し、そこで生産されたものを輸出をして中国は外貨を稼ぎます。その外貨で日米欧から自国には作れない部品や製造装置を買って完成品を作るという循環がそこにあるのです。

日米は自国の雇用を減らしてまで、わざわざ中国様に貢献しているという訳です。それだけでは済まず、日米などの先進国に潜入した工作員によって先端技術まで盗まれているようです。少なくともトランプさんはそう思っています。

それがトランプさんが怒っている一番の理由です。中国にとって生命線の対米貿易黒字自体は大して問題にしていないのではないでしょうか。ところが同じように国内の雇用を減らし、技術や知的所有権を無断で使われて来た日本の安倍さんは不思議な事にちっとも怒っていないのです。逆に経団連と連携してもっと~って感じです。何で~って言いたくなります。(笑)

安倍さんは保守を標榜する割には自由貿易が前提のグローバリズムが大好きで、TPPや日欧FTAを推進したり外国人労働者を大量に受け入れたりします。海外から日本の一流企業が買われても我関せずです。むしろ対日投資を奨励したりしています。

お陰で中国などが日本の企業や不動産まで買い荒らしているのですが、何も対策を打ちません。やられ放題です。観光立国も保守的考え方とは相容れないものですが、インフラも整備されていない状況でどんどん増やせと言います。お陰で観光地に住む人は大迷惑を被っているのです。

先日の中国への中国語での春節メッセージには唖然としました。大国に媚びる首相などクソ食らえです。(不適切な表現をお詫びします)そこは全く支持出来ません。極めつけは安全保障まで他国に丸投げですから、それでよく保守などと言えたものだと感心します。

どう見てもグローバリストが大好きで、彼らのために国の権限を最小化する、いわゆる小さな政府を目指しているとしか思えません。それでは今の日本は守れないし救えないのです。海外に呑み込まれるままです。

ところで日本人の保守に対する意識ですが、興味深いデータがあります。天皇制については、90%以上が肯定していると言うのです。という事は不支持は数%に過ぎないのですが、リベラル系野党全体の支持率と大体一致するようです。意味深なデータと言えます。

ところが、世界では常識というか当たり前の国旗や国歌については非常に後ろ向きで、旗日にも国旗を掲揚しないし、国歌を唱うのはスポーツ選手だけだと勘違いしている向きさえあります。

私なども国旗を家の門に誇らしく掲げた時に、近所のおじさんがニヤニヤしながら近寄って来て「おっ、天皇陛下万歳ですか?」などとおちょくられたのです。普通のおじさんがこれです。見ると廻りは誰も出していません。昔はよく見た光景が今はないのです。いつの間にそんな事になったのでしょうか。

そう言えば、ちょっとした発言で右翼か?とかネトウヨ?とか言われます。保守中道を自認する私は言われた事はありませんが、身内以外の人には靖国神社に毎年終戦記念日に参拝しているとは言い難い空気が日本にあるのです。

あの戦争とその意義を忘れないため、あるいは極左反日の連中がその日靖国周辺で何をしているのかを確認するために毎年行く事に決めているのですが、その様子がテレビで放送される事は絶えてありません。

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(この画像からは音が聞こえませんが、怒号やスピーカーからの訳の分からない音楽でメチャクチャ)

ものものしくも厳つい防護服で身を固めた機動隊員が全国から何千人も集められ、右翼、左翼、野次馬入り乱れて大騒ぎをしてるにも関わらずです。そこにこの国の闇があります。

話が横道にそれていますが、それついでにもうしばらくご辛抱下さい。10年ちょっと前の日本人へのアンケートデータですが、日本に生まれてよかったと答えた人は94%に上ったと言います。天皇制肯定とほぼ同じ数字です。

「生まれ変わって、再び日本人になりたい」と考えている日本人は83%(2014年)だそうです。しかもこの数字は若い人程上昇しているというのです。特に20台男性の伸びが目覚ましいです。インターネット世代と言っておきましょう。

年寄りで一部下降した世代(男性)もあるようですが、ちょっとボケたのでしょうか?その年でそういう基本的思考が変わるというのは考え難いで、何かの間違いでは、と言っておきます。(笑)

因に他の国、特に中韓ではそんな数字にはなり様がないと言います。韓国の場合はまた自国に生まれ変わりたいと思っている人は40%に過ぎないのです。あそこまで不誠実な国に生まれたらそう思っても仕方ありません。

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私などは日本に生まれた事をこの上ないラッキーと感じている方で日本以外はあり得なく、強いて他を言うならハワイくらいか。。あそこはアメリカと言うよりはハワイなので(笑)何も考えずのんびり暮すには最高です。

話が明後日の方向に行きまくっていますが、言いたい事は、基本的に日本人は日本が好きで、また生まれ変わりたいとまで思っている割には、無意識の内に反日的な事をしているのではないかという事です。

戦後GHQが二度と米に歯向かう事がないように、WGIP 始めとする色々な仕掛けを日本に施していった事は巷間言われていますが、その呪縛から解き放たれていないのです。そのための見張り番がいて上手くコントロールしているからでしょうか。

それが野党であり、マスコミであり、反日左翼組織なのかもしれません。またその裏には周辺反日国がいて陰に日向に暗躍しているであろう事は、私のような朴念仁にも想像出来ます。

日本に有利な事や歴史的事実は出来る限り日本人には知らせたくないというのが周辺反日国と米で、それら共通の利害関係から共闘が上手くいっているからこそ日本人は本心とは違う反日的、あるいは侮日的自虐的思考になってしまうのです。洗脳と言えるレベルかもしれません。

え~っと、何の話だったでしょうか?そうそう「米中なくして日なし」でしたね。(笑)まあ、日本の貿易収支がGDPに占める率(今ではゼロ近辺?)や品目をみてもマクロ経済の視点からは海外依存の事実はなく、今や技術力や資本力の点で勝っている日本が米中の面倒をみていると見るのが実態だと思われます。

いずれにしても、中国から日米欧の資本と工場を引き揚げれば元の木阿弥です。日米欧に対する依存度は我々が想像するよりはるかに高いのです。中国は改革開放以来、米から指南された、錬金術(元を無限に刷る方法等)によって日米欧からの投資を誘引して来ました。

その結果はご存知の通りの急成長です。自力ではなし得なかった事が日米欧の力を借りて可能になったという訳です。その象徴とも言える自動車は年間2800万台もの巨大市場へと急拡大したのです。

その牽引役である日米欧車のシェアは50%に上ります。(下の表参照)特に欧州勢の入れこみ方は半端ではなく、VWの中国依存はVW販売台数の40%にも達する程です。

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一方、米の自動車産業も日なしでは最早成り立ちません。米から欧州車を駆逐した日本車は輸出と現地生産を含めると米国総販売台数の40%近くを占めます。現地の雇用にも多大に貢献して来たのは周知の事実です。ビッグスリーにしても日本製部品の供給なくして成り立たないところまで来ているのです。

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さらに日本政府は米国債を1兆ドル以上も持ち、縁の下からも米国経済を支えています。日銀主導でデフレを創出し米との金利差を維持して来たという事実は、表面上隠されてはいるものの状況証拠的にみて疑う余地がありません。

もっと言えば、最近では経済効果の薄い異次元金融緩和で円安を演出し、自らを犠牲にしてまで米ドルの価値を支えているのです。このポチとしての犠牲的精神がある限り米は安泰と言えるでしょう。

この状態で日本が脱グローバル化をし国益優先に動いたなら、中国やアメリカはひっくり返ります。(笑)だからこそグローバリズムが正しい、これからはグローバル化というプロパガンダが必要で、日本を世界へと向かわせるのです。

安倍さんがトランプさんのように国境の壁(諸々の規制)を作ろうとしないし、(むしろ逆)ジャパンファーストと叫ばない理由がお分かりいただけるのではないでしょうか。そんな事を言ったなら第二第三のモリカケ問題がでっち上げられて大騒ぎになる事でしょう。

安倍さんがトランプさんをノーベル平和賞に推薦した、しないでマスコミが騒いでいますが、自分に身に覚えのないスキャンダルが仕掛けられる事を防ぐためにトランプさんの指示に従った?田中角栄の轍を踏みたくないという事でしょうか。

日本のために自分のやれる事には限界があるが、その範囲内では精一杯の事をしようというのが本当のところなのかもしれません。

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