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2019年2月19日 (火)

安倍さんがジャパンファーストと言えない理由(前編)

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 日本のコメ生産は、国が主導して生産量を抑制する生産調整が長年続いたため、反当たりの収量(反収)が低い。中国では、反収の高いF1(雑種第一代)の種が普及していて、収量は日本の1.3~1.4倍ほどあるという。収量の面では日本の稲作が大きく引き離されている一方、技術指導で中国の大規模生産の現場で引っ張りだこの農家が、新潟県加茂市にいる。(WEDGE REPORT)

 この記事を読んで、中国への日本農家による美味しい米の作り方指導かと思ったのですが、そうではないようです。機械化を含めた生産性向上が中国側からの要望と言います。その内美味しい米の作り方も要望されるのかもしれません。

それにしても、この記事を読んで感じたのは日本人の人の良さです。やはり教えたがり屋が多いのです。相手の希望をはるかに上回る果実をばらまいてしまいます。その結果は自らの首を絞める事になるという、過去に韓国でいやという程味わった事の再現です。

人道支援や日本にも影響がある環境対策支援なら理解出来ますが、相手の収量が日本を上回る国で、しかも相手は反日国です。亊あるごとに難癖を付け、領海を侵犯し、また韓国などと共謀して世界中に反日活動を展開している国です。

そういう国に民間は別だと言って色々な支援をする人が後を絶ちません。確かに一人一人を見ればいい人が多く一般人は問題はないように思うのですが、何千万~何億人も集まると全体としては悪い集団になるというのはよくある話なのです。(笑)

悪いのは政治家などの上の方だけとよく言いますが、それも含めての国家と認識すべきでしょう。つまり偶然そういう形になった訳ではないのです。パズルがいくら複雑でも答えはいつも同じだったりします。

この問題は農業だけでなく全ての分野に言えます。私の専門の自動車の分野でも日本人が国内、相手先を問わず大勢で外国企業を支援している事は周知の事実です。幸か不幸か未だ未だ使えるリタイヤ組エンジニアやデザイナーが五万といるからです。

人手不足と言われる時代に何ともったいないと思われるでしょうが、別に資本集約型の製造業(特に輸出企業)は人手不足ではないのです。リタイア組もお小遣いが稼げるので人的資源が不足している海外へいそいそ出かけて行きます。

これは日本だけではなく欧米からも勿論あるのですが、彼らは何事につけてもビジネスライクなので必要以上には教えません。よく言えばプロ意識が高い、悪く言えばケチなのです。(笑)

彼らと比較すると日本人はサービス精神が異常と言えるくらい旺盛なので、もらっているもの以上のものを与えてしまうのですが、そこにつけ込まれます。その結果としてかなり割安な報酬で働いているケースを数多く見て来ました。最悪は払ってもらえなくても仕事をしてしまうケースです。

相手も最初は払うつもりだったかもしれないのですが、もらうが側が「どうせリタイアして暇なんだし、お金はいつでもいいよ」という態度で接すると相手は図に乗ります。その結果支払は一切行われないのです。他の日本人のためにも、こういう例だけは作って欲しくありません。

もちろん私もこれまで随分、今で言うところの反日国と仕事をして来ました。それがなければ今日はないと言える程です。今後も条件さえ合えば薮坂ではありません。ただ、その条件ですが、やはり反日がここまで露骨でなかった頃よりはリスクヘッジ分割高にせざるを得ないのです。

支払い条件としても後払いは危険です。相手によってはゴールポストを動かす、あるいはゴールポストが最初からなかったなどと言い出しかねませんから、一定額の前払いが条件となります。それを呑むのであれば、受けてもいいというスタンスです。

柄にもなく上から目線のようで、実は背に腹は替えられないというこちらの弱みもありますが、(笑)相手が反日国の場合外貨獲得という日本側メリットも捨て難いのです。反日国の外貨減らしに貢献する事は日本の利益にも直結する事になります。

中国韓国共に、日米とは違って外貨がなければ成り立たない国です。兵器でさえ海外から技術や生産財を買って完成品をでっち上げている国ですから外貨不足は死活問題になります。にも拘らず両国とも外貨不足が喫緊の課題となっているのです。

そういう国との契約は世界で通用する通貨の円かドル建てにしなければなりません。元でもらってもいずれは売るので結果的には大差ないのですが、中国にとっては時間稼ぎが出来るという訳です。

そんな事を言っても、海外と仕事をすると結局は技術移転になり、行く行くは日本を脅かす存在になるのでは? と思われるかも知れませんが、そこは杞憂だと言っておきます。私の経験で言うと、彼らにいくら教えても肝心なところは蓄積はしません。

結果主義で短期的利益を求めますから、自分たちでやるより海外に任せる方が確実だし手っ取り早いと考えるのです。つまり面倒な事は出来る限り避けたいのです。それでは自立は出来ません。自動車に限ってですが、心配ご無用と言っておきます。

(因に某中国メーカーからの依頼で小型EVのコンセプトカーを開発し何年か前のモーターショーに出展したが、技術的な事に対する関心は薄かったようで、資料の提出さえ求められなかった。)

それよりはるかにまずいのは日本メーカーです。中国で売りたいがために、不当な要求でも呑んでしまいかねません。その結果は最新に近い技術や、金銭的利益が中国にもたらされます。そこまでして無法とも言える反日国家の中国で商売をしなければいけないものなのでしょうか。

ところで先日友人とメールをしていて「米中なくして日はあり得ない」というフレーズに遭遇しました。私は一瞬、(あれっ?)と思ったのですが、多くの日本人、特に我々世代はそれに近い認識だと思われます。

昔から言われて来た「日本は資源のない小さな島国なので海外から原料を輸入し、それを加工したものを輸出して生計を立てるしかない」という概念がデフォルトでインプットされているからです。そこを覆すのは簡単ではありません。事実私も長い間そう思っていました。

輸出の売り上げが巨額な自動車産業などに従事していると特にそれを強く感じるのではないでしょうか。事実短期的に見て輸出がないと大きな損失に繫がります。やっていけなくなる会社は多いのです。海外依存が80%を超えるホンダなどは死活問題です。

しかしながら国という単位、マクロの視点で見て行くと、また全く違った姿が浮かび上がって来ます。因に2017年度の中国の貿易依存(輸出+輸入)は対GDP比で40%(香港含む)でした。日本が27%で米に至っては20%程でしかありません。トランプさんが大騒ぎする程ではないのです。(笑)

反対に依存度の高い国はシンガポールの228%やベトナムの186%などがあります。内需の小さい小国ほど依存度が高いようです。ドイツや韓国は70%弱で世界平均の43%よりかなり多めと言えます。内需が巨大な米や日本が世界ランクで200位近いという事実は案外知られていないのではないでしょうか。

そこで日本の対中貿易を見てみる事にします。2017年の日本の輸出全体に占める割合は19%、輸入では25%です。輸入相手国シェアとしては一位になります。貿易総額でも一位なので、中国が重要な位置にいる事は確かなようです。

次に対中貿易の輸出入総額は3293億ドル、つまり36兆円で収支は日本側の4.4億ドル、480億円の黒字です。こう見ると日本の方が若干依存度が高いように見えますが、内容(品目)が全く違います。日米の場合中国からの輸入は逆輸入ものが多いのです。

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実際、中国の貿易に占める海外企業の割合は60%と言われています。ここ数年中国の経常収支が激減している背景には、海外旅行が増えた事などによる莫大なサービス収支の赤字が大きな要因ですが、対外直接投資などから得られる所得収支が日米のように巨額黒字を産み出さないという構造も台所事情を厳しくしているのです。(上の表参照)

また長くなりましたので続きは次回やります。

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