最近気になる事
韓国の友人たちと酒を飲むと、酔っ払った彼らは必ず「南北統一が実現すれば、核戦力と安い労働力が自分たちのものになる」というシナリオを口にしていた。それが目の前に見えてきたから、いま韓国で急に反日運動が盛り上がっているのである。
私は以前、韓国で起きている問題については「放っておいても日本にとって実害はほとんどないし、日本に年間754万人も来てくれるありがたいお客さんなのだから、静観するのが最も賢明な選択だ」と述べた。この主張は、韓国の『中央日報』日本語版(2月11日配信)でも紹介された。
だが、それは現実を無視すればよいということではない。日本が過剰に反応して非難の応酬を繰り返したり、ビザなし渡航の制限や国交断絶などを叫んだりして火に油を注ぐべきではない、という意味だ。やはりこれも以前、指摘したように、韓国人は自分の国が大嫌いだ。そういう歪んだ劣等感を持つ彼らがこれからどう動くか、冷静に注視すべきなのである。
なぜなら、統一コリアにとっての“仮想敵”は日本だからだ。核保有国の中国やロシアと喧嘩するはずがないし、統一後に在韓米軍が撤退したら、反米感情も下火になるだろう。となれば、核ミサイルのターゲットは日本しかない。核保有国になることで日本の優位に立ち、いつでも寝首をかくことができるわけだ。その“妄想”があるから、韓国人は戦後70年で最も気分よく高揚しているのだ。
この現実に日本は危機感を持ち、アメリカはもとより台湾や東南アジア、オーストラリアなどと連携・結束して統一コリアの誕生に備えるべきである。(週刊ポスト2019年3月29日号)
その意味は誤解を恐れずに言うなら、戦争をも辞さないという事です。何かきっかけを見つけて憎き敵(日本)をやっつけてやろうという気が満々なのです。そういう相手が北と一緒になって核を持つというのは日本にとってこれ以上ない脅威、悪夢なのですが、政治家に危機感は見られません。
明らかに間違った歴史観から来ているので話せば分かる、などと高かをくくっている場合ではないのです。保守を標榜するまともな日本人(自称?)も、正しい歴史観などというものは、どこにも存在しないと肝に命じるべきです。自分たちに都合のいい歴史観だからこそ精神的安定が保てるのです。
ただ、韓国人が考えている事は非常に甘いと思われます。まるで自分たち主導でもの事が進むかのように錯覚していますが、そう上手くいくでしょうか。彼らは気付いていないかも知れませんが、大統領自身が北シンパだという事実があります。北のために動いているとしか思えないと日本側からは見えるのです。
韓国自体も既に北の思惑に添って動いているのではないかという兆候が随所に見られます。ところが、韓国人には全くそういう認識、自覚がないようです。これは非常に恐ろしい事です。経済有利が政治有利とは限りません。
考えられる最悪のシナリオは、もし南北が統一するような事があれば北主導になるという事です。北の安い労働力が手に入る?甘いです。(笑)上から目線で北を見ている時点で油断があると言わざるを得ません。統一すれば刈り上げ将軍様がトップに立つ確立は非常に高いと思われます。
既に北の工作員は韓国内で、そういう意図を持って動いている筈です。その場合、統一後に恐ろしい粛正が始まるであろう事は論を俟ちません。さらに南の資産は北に没収されるでしょう。こんな筈ではなかったと言っても後の祭りです。将軍にとっての国民は下僕(奴隷)でしかありません。
いずれにしても今、日本の国益のために政府がやるべき事は南北統一の阻止です。政治はいたずらに制裁したり報復する事でもなければアメを与え続ける事でもありません。水面下で国益に叶うよう周辺国と連携して動く事ですが、今のところ何かやっているようには見えないのです。例えそういう意図があったにしても上手くそれが機能しているとは思えません。
(国連のある機関が発表する胡散臭いレポート)
もう一つ、非常に違和感のあるおかしなニュースを見つけました。
世界の国や地域の「幸福度」をランキングにした国連の報告書がまとまり、日本は去年より4つ順位を下げて58位でした。G7=主要7か国の中で最も低く、台湾や韓国を下回りました。(中略)長寿国だけあって「健康に生きられる年数」は上位だったものの、「社会の自由度」や「他者への寛大さ」を評価する数値が低く、主要7か国では最下位でした。
▽健康に生きられる年数がシンガポールに次いで2位
▽1人当たりのGDPが24位、
▽政府やビジネスにおける腐敗のなさが39位となっています。
▽社会的支援が50位、
▽社会の自由度が64位、
▽他者への寛大さが92位と低迷しています。
日本が幸福度で世界58位??? 違和感ありありです。人んちの事は放っといてくれと言いたいです。(笑)
昨日引退を表明したイチローがいみじくも「日本人である事は既に勝ち組」と言ったそうですが、日米で大活躍をして来た人の言葉には重みがありす。私も全く同じ考えなのですが、日本人以外、いや日本以外に生まれて来なかった事の幸福感は半端ありません。
もちろん日本にも問題が全くない訳ではなく、そういう良い国だからこその問題は山積しています。豊かで魅力のある国には必然的に有象無象が集まって来るのですから、ある意味仕方がありません。
そのせいかどうかはともかく、政治もマスコミも問題だらけです。しかしながら我々は、そういうネガを差し引いても日本が一番だと思っているのです。その理由は散々当ブログで述べて来たので繰り返しませんが、幸福度に必要とされる基本的要件、ファンダメンタルスを他国と比較すれば間違いなく日本が一番と言えます。
私も世界(南米やアフリカを除く)を旅し、海外との仕事を通じて得た経験から言っているので多少重みはある筈です。(笑)上の記事では特に他者への寛大さと社会の自由度が極端に低い事に違和感を感じますが、じゃあどこの国が日本以上に寛大で自由度があるのかと問いたいです。
欧米は基本的に階級社会だし人種差別も残っています。アジアは色々な意味で未発展だし、その他の国々も魅力的に映りません。尤も、住めば都という諺もあるくらいなので、実際に住めばまた違った印象になるのでしょうが、上の尺度で見る限り、日本は悪くてもベストテンには入るだろう、というのが常識的な感覚ではないでしょうか。
ただ、こういう理不尽とも思える日本をディスる事例が最近増えているように思えます。それが誰かの意図なのか、あるいは自然発生的な流れなのかは分かりませんが、いたずらに惑わされず注意深く見守って行く事が肝要です。
上の記事とも関連しますが、親日国もいつまでもそうはいかないという例が色々出て来ています。あの、親日で有名なパラオも例外ではないようです。以下参照
「パラオには30年分の日本の投資が有形無形で残っていたが、その貯金ももうすぐなくなる。
その隙間に中国が入ってきていて、お金の力でどんどんと影響力を高めてくる。
5年ほど前から一気に中国人観光客を送り込み、パラオ人が中国人向けの施設などを作り始めるとパラオが台湾との国交があること理由に観光客を止めて、政府にプレッシャーをかけるというようなことをやっている。
我々のような技術を持つ会社を中国人が買いにくるが、自分たちは日本の国益を考えて利益度外視でやってきたのだから、ここでお金に転ぶことはない。
ただ、自前の資金だけで、パラオでリサイクルと産業育成の事業をスケールすることは難しいので、日本の政府や自治体との連携や資金が必要だ。」(神谷 宗幣)
外交で最も肝心要なのは、親日国を増やす事です。孤立無援だけは避けるべきです。
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