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2019年6月

2019年6月25日 (火)

日本の技術力の優位性は失われつつあるのか?

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---移民政策/消費税増税/カジノ解禁に断固反対!---

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早いもので前回アップしてから2ヶ月以上にもなります。体の方はいたって元気なのですが、なんせ、それどころではないくらい忙殺されていました。公私共にです。お待たせしている方には大変申し訳ありませんでした。今日はまず前回コメントにあった「日本の技術力の優位性は失われつつあるのか?」と言うテーマで話してみたいと思います。

結論から言いますと決してそのような事はありません。むしろ感覚的には優位性が増しているように私は思います。一々数え上げればキリがないので細かい話はしませんが、技術力という点で言えば、未だ未だ健在と言えるでしょう。これが100年後にどうなっているかは知りません。そこの注釈はつけたいところです。

まず身の回りを見ましょう。外国製品がどれくらいあるかですが、私が見る限り殆どないと言えます。中国製?日本のメーカーが作らせて逆輸入したものを除けば、食料に至るまで基本的にうちでは使っていません。特にテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等の生活必需品、仕事に欠かせないものに関して言えば、一部 IT 系ソフトを除き日本全体で見てどの分野も外国製品に席巻されている状態ではないのです。

Photo_20190625121901(美味しいご飯が炊けるというバーミキュラ・ライスポット 残念ながら未だ食べた事がないが、この分野での技術も確実にアップしている。)

と言いながらもこの記事を書いているツールはアップルなので、偉そうな事は言えないのです。(笑)まあでもスマホだけでなくパソコンまでアップルの人は少数派です。さらにそのアップルも純粋に単一国製とは言えません。日本製部品も少なからず入っているのです。グローバリゼーションのお陰と言うか、弊害と言うかは人それぞれですが、日本製の部品、素材は広く薄く世界に浸透しているのです。

横道にそれますが、それをもって日本は世界の下請けに成り下がったなどと言う人もいるようです。木を見て森を見ずと言わざるを得ません。どこにでも作れるようなものなら、誰がわざわざ人件費の高い国のものを好んで使うでしょうか。日本の輸出品目の内、生産財、資本財比率は80%を占めます。これに耐久消費財は車がメインとくれば、似通った輸出形態の国はEUの勝ち組ドイツだけです。そこに必然性はあるのです。

いずれにしても3.11でサプライチェーンが寸断された時、世界中で自動車など生産ラインが止まったのを見れば、それら生産財は代替出来ないものばかりだという事が分かります。日本は米国との貿易摩擦を経て消費材の完成品輸出国から生産財、資本財輸出国に変貌したのです。耐久消費財などの完成品は現地生産が当たり前になりました。

これらをよく分析せずに日本の国際競争力が落ちたという人もいるようですが、頭の中を覗いてみたいです。物造り大国日本の健在ぶりは経常収支にもはっきりと出ているではありませんか。貿易摩擦の結果貿易収支はプラマイゼロ付近をうろうろするようになりましたが、現地生産等、直接投資などによる収益(所得収支)は米に僅差の約20兆円と世界二位です。これは間接輸出と言えます。

ここで誤解がないようにお願いしたいのですが、私は自由貿易主義者でもなければグローバリズム信奉者でもありません。日本の事はむしろ、技術力があるばかりに世界から都合良く使われている哀れな国だとさえ思っているのです。貢ぐだけに過ぎない外需を意味なく当てにしている様はお人好しを通り越しています。

特に観光業は悲惨です。キャパを超え、さらに恩恵を被らない一般市民を犠牲にしてまで客を増やす意味はありません。乞食国家に邁進してどうする?と言いたいです。海外から恵んでもらわなければ生きて行けない国を目指しているとしか思えない現政権にはうんざりしています。どこかで歯止めをかけないと、本当に生産性の低い産業だらけの貧しい国になるでしょう。当然安全保障上も感心しません。

話を戻しますが、技術力があるからこそ海外のものは買わないのです。幸か不幸か自由貿易の時代です。世界の良いものは何でも手に入ります。それでも日本製にこだわるのは愛国心とは関係ありません。私も含め皆さんただ、ものが良いから買うのです。その、ものの性能、品質を保証するのは技術力です。最先端の目新しい技術だけが技術ではありません。

そんなものは、例えば5Gだってどうなるかは分かったものではないのです。さらに発展性やポテンシャルがあると分かってからでも決して遅くはありません。周辺国がやって来たように、追いかければ何とかなります。最悪買えば良いのです。(笑)お金も、技術的ファンダメンタルスも十分あるのですから、後は政治とやる気だけの問題です。

そもそも、先端技術でどこかに先を越されても、その分野の企業が損をするだけです。国民には直接関係ありません。その技術の恩恵は十分受けられます。凄く便利な物なら外国製でも買えば良いだけだからです。先進国でも途上国でもそんな国は山ほどあります。

そのあたりをGDPと関連づけて言う人もいるようですが、頓珍漢と言うしかありません。GDPを増やすのは主に内需です。日本は外需獲得に邁進して過去に散々痛い目に遭いました。酷い円高を招き、失政もあってデフレ経済に突入したまま浮かび上がりません。その同じ轍を継続して踏もうとしているのが自民党政権です。

誤解されては困りますが、私は野党を推している訳ではありません。自民党よりクズなのが野党なので、彼らにだけは政権を持たせてはいけないと思っています。つまり何としても自民党をまともな党にするしかないのです。ちょっと見通し暗い話になりました。(笑)

いずれにしても生活が豊かであるかどうかは技術力があるかどうかと直接関係ありません。その証拠にバブル前、ジャパンアズナンバーワンと言われた頃の日本に大した技術はありませんでした。今はトップランナーの車でさえ、ドイツに一歩も二歩も遅れていたのです。私が言うのですから確かです。

Bmw

(80年代のBMW3シリーズ 憧れの車だったが購入すると電気系が弱く、何度も修理に出した。)

さらに言えば、世界で最も一人当たりGDPが多い国は先端技術とは縁遠い小国ルクセンブルグです。極端な話ですが、金融等で儲けた資金で世界の良い物が買えれば豊かな生活が出来るのです。中東諸国然りです。原油の産地であれば、それを売った資金で世界から物が買えます。ただこれらの国のリスクは海外依存です。従って、安定性、安全保障という点では疑問符が付きます。

日本の場合は世界から買う物が天然資源以外に特にないのですから、内需を中心に今以上に安定した繁栄を謳歌する事が可能です。それには円高圧力のかかる外需依存をやめて内需拡大策に転じれば良いだけですが、国の借金が〜詐欺に騙され続け、緊縮財政で資金が国民に行き渡りません。日本の問題は技術ではなく、そこに尽きます。

ただ、貧すれば鈍するで、デザインや商品企画等、ソフト面が弱くなっているのは事実です。私はそちらの方が心配です。

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