新重商主義の時代(その1)
---移民政策/消費税増税/カジノ解禁に断固反対!---
ブログランキングに参加しています。
韓国がGSOMIAを破棄した事は大きな驚きを持って日米に伝えられました。むしろ韓国にメリットが大きいので、まさかそこまではやらないだろうというのが大方の見方だったのです。韓国内でも賛否両論のこの決定、どういう意味を持つのでしょうか。
常識的に考えれば北の若親分と中国、また日本の保守、ネトウヨが大喜びで、米はその件で理解を示した覚えなどない、嘘をつくなと不快感を表明したところを見ると怒っているのかもしれません。
でも本当は心の中で、シナリオ通りとほくそ笑んでいる可能性も否定出来ないのです。もしそうなら日本政府も米と同じスタンスだと思われます。戦略物資を北朝鮮などへ横流しする国ですから軍事情報を共有出来る筈がありません。
日米は裏では通じていて、信用出来ない韓国の切り離しを計っていると考える方が説得力があります。他の国は無関心、あるいは興味津々の野次馬と言ったところでしょうか。
それにしても今回の決定程文大統領の本心が透けて見えるものはありません。彼は韓国に全く関心がない事が明らかになりました。韓国経済がどうなろうが、国民が飢えようがどうでもいいのです。
むしろその方が北に差し出し易くなります。北の若親分も文政権をわざとらしく批判したり無関心を装っていますが、内心嬉しいに違いありません。「文め、そちも悪よのう」などと言って美酒に舌鼓を打っているかもしれないのです。
(韓国軍が日本領土である竹島周辺で例年より大規模な軍事訓練を行うらしい。子供じみた嫌がらせを好む国民性には呆れざるを得ない。)
ところで、この件について書かれたBBCニュース/ジャパンの記事を読んで驚きました。問題が起こった背景について書いているのですが、その歴史認識にはひっくり返ります。以下抜粋
現代における両国は、日韓併合や第2次世界大戦を経て今もぎくしゃくした関係が続く。韓国は、日本が朝鮮半島を併合していた時代に行った残虐行為について補償を求めている一方、日本はこの問題は解決済みとしている。
中略
日本と韓国は複雑な歴史を共有している。両国は少なくとも7世紀から戦いを繰り返し、日本はたびたび朝鮮半島に侵攻している。現代における両国の主な確執は、1910年の韓国併合から始まった。第2次世界大戦では、アジア各地の数万人とも20万人ともいわれる女性が、日本軍向けの売春婦として連行された。「慰安婦」と呼ばれるこの女性たちの多くは朝鮮人だった。
また日韓併合の後、多くの朝鮮人男性が日本軍に強制的に徴用された。日本が第2次世界大戦に敗北し、朝鮮半島の統治に終止符が打たれてから20年後の1965年、韓国の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(当時)は数億ドルもの補償金や融資と引き換えに、日韓関係を正常化させる日韓基本条約に合意した。
日本は、この時に支払った8億ドル以上の「経済協力金」によって戦時の補償は終わっていると主張している。しかし、「慰安婦」は繊細な問題として残り、解決には程遠い。
ここまでデタラメを書き連ねたのではジャーナリスト失格です。まず残虐行為とは何でしょうか? 日韓併合は相手も望んだ平和的併合ですからそのような事実はありません。日本は度々侵攻しているというのも初耳です。本格的に軍事侵攻したのは豊臣秀吉だけです。
20万人の女性が日本軍に連行されたというデタラメも既に証明された事実無根の捏造話だし、男性が日本軍に徴用されたという話も先日韓国人学者が国連で証言したように、希望者が募集に対し応募しただけの事です。
しかしここまでの真っ赤な嘘を、あのBBCがつくとも思えません。BBC JAPAN なので日本国内にいる反日の在日韓国人が書いたのかもしれないと思う程です。なぜなら、英国は昔日本の周辺国統治に対して凄く好意的な見方をしていたのです。
1922年版ブリタニカの記述には、日本による朝鮮統治を「ANNEXATION」(合邦化)という言葉で表現されました。収奪一方のCOLONIZATION(植民地化)とは一線を画すのです。4年後に発行された第13版には「アネクセイション・オブ・コリア」という項目が見受けられます。
人種差別撤廃を訴えている日本が他国を植民地化する訳がありません。当然併合して日本の一部とし、そこに住んでいる人も日本人としたのです。この点で日本の保守でさえ台湾韓国は植民地だったという人が多いのですが、もっと言葉を大切にするべきです。
さらにブリタニカには朝鮮半島を併合した理由は、「日清・日露戦争は、朝鮮が日本の心臓に向けられた短刀となることを防ぐための戦いで、朝鮮の宮廷人たちの気まぐれで自殺的な外交をやめさせるためには日本が併合するより方法がなかった」とまで書かれているのです。
周辺国を植民地化して現地人から富を収奪をしようという魂胆でなかったのは自明です。サンフランシスコ条約で韓国が戦勝国として認められなかったのは、そういう事実を米英が百も承知していたからです。
(日本海軍がロシア・バルチック艦隊に圧勝した日本海海戦)
以下コピペ
日本との合邦後、朝鮮半島ではいかに経済が発展し、安定したかというようなことも縷々述べられています。「朝鮮を治めるのは日本の責任であると東京の政府は考え、朝鮮王家は、高い名誉と潤沢な経済支援を受けることになった」と記されているのは、朝鮮の李王家に対する日本の丁重な遇し方のことです。
日本の皇族に準ずる待遇をし、李垠皇太子のもとには梨本宮家の方子女王が嫁いでいます。侵略によって征服された「植民地」の王家であれば、本国の王家と婚姻を結ぶなど、ありえない話です。朝鮮王でシナの皇族の娘を妻とした例はありません。
残念な事にそういう歴史的事実は戦後全て伏せられ、GHQ主導で日本悪玉論が喧伝、吹聴される事になります。それに乗っかって美味い汁を吸おうとしたのが韓国人で、亊あるごとに謝罪と賠償を要求してきました。
日本政府もなぜかそれに応えます。つまり彼の国は日本国内の左翼と上手くコラボしてトンデモ話を真実として定着させて来た訳です。政府は米からの圧力もあってか、左翼に忖度する形で要求を呑んできました。
それが今回急に劇的な変化を見せ始めているのですから驚かざるを得ません。国内左翼も妙に大人しいではありませんか。一体何があったのでしょうか。
唐突ですが、話は15世紀の大航海時代に遡ります。スペイン、ポルトガルは新天地を見つけては片っ端から侵略、植民地にしていきました。乗り遅れた欧米列強は残った有色人種の国を奪い合い自分のものにしていったのです。
この植民地からの搾取で欧米経済は黄金期を迎えます。永遠に手離したくないと考えても無理はありません。有色人種を人間と思っていなかったのですから、やましい気持ちは微塵もなかったのです。
そこに忽然と現れて欧米に伍する軍事強国となり人種差別撤廃を訴えた国がいます。我が日本です。自ら渦中の栗を拾うというか、欧米にとっての目の上のたんこぶ役を買って出たのです。さあ大変です。欧米の既得権益を奪おうというのですから嫌われない筈がありません。
しかも日本は自衛の為とは言え大陸進出を画策します。日清、日露戦争に勝って満州にも進出し、植民地争奪戦で遅れをとっていた米国が最も恐れていた事が着々と進んでいくのです。やはりここは何としても日本を叩くべきと英米が考えても無理はありません。
あの大戦は凄く簡単に言うとそういう事なのですが、日本が必死で戦った甲斐があってアジア諸国は戦後次々と独立を勝ち取っていったのです。もちろん一部日本軍も残って手助けをしました。
そうなるとこの流れは止められれません。欧米も渋々人種差別撤廃に同意せざるを得なくなったという訳です。米に強制的に連れて来られた黒人も遅ればせながら1964年に公民権法が制定され人権が回復する事に。
しかしそれで大人しく引き下がるかと言うと、白人支配層はそんなにお人好しではありません。当然次の手を考えます。それは眼に見えない経済的支配です。お金のない途上国に直接間接の投資をしてピンハネをしようという算段です。
それは当初凄く上手くいきました。大きく儲けたい時には一斉に資金を引き揚げ経済危機を演出します。ヘロヘロになったところに有利な条件で買収をしたり再投資をしたりで高収益を生むシステムを構築していったのです。
しかしそれをやるためにはある程度途上国を富ませる必要があります。太った豚程美味いという諺?も造られました。(笑)ところが太った豚はより太ろうと、投資国の考えもしない狡猾な手を考え出すのです。
言いなりにはならないぞという暗黙の意思表示でもありますが、技術を先進国からあの手この手で仕入れます。しかも悪い事には、ある程度裕福になった途上国の一部は先進国に対し敵対的な方向に向かったのです。
このシリーズ、長くなりそうな予感がします。続きは次回という事で。。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 日本人はどこからやって来て、どこへ行こうとしてるのか?(最終回)(2024.08.30)
- 日本人はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか?(5)(2024.08.29)
- 日本人はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか?(その4)(2024.08.26)
- 日本人はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか?(その3)(2024.02.07)
- 日本人はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか?(その2)(2024.01.29)
コメント