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2019年9月 5日 (木)

新重商主義の時代(その4)

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 このシリーズも例によって長くなっていますが、もう少しお付き合い下さい。その前に歴史観に関して面白い事実が分かりましたので、少し脱線します。

韓国は歴史を捏造するのがお得意なようで、ネットでよくファンタジーだとからかわれています。つまり、こうだったらいいな、という夢が韓国の歴史という訳です。では中国はと言うとプロパガンダと言われています。

日本だけが偽りのないヒストリーだと言うのですが、これらはネットで作られた自分(日本の保守)に都合のいいフレーズだと思っていました。

ところがこれは、米スタンフォード大学の研究グループが米国、台湾を加えた各国の歴史教科書を比較研究して得た結論だ(読売新聞2008年12月16日付)と言うのです。

以下コピペ

日本の教科書は最も愛国的記述がなく、非常に平板なスタイルでの事実の羅列で感情的なものがない。これに対して、中国の教科書は全くのプロパガンダで、共 産党のイデオロギーに満ちている。04年に改訂されたが、改訂後は中国人の愛国心をうたい、抗日戦争での勇ましい描写が増えた。南京事件を詳細に記述する など、日本軍による残虐行為をより強調し、中国人のナショナリズムをあおっている。

 韓国の教科書は特にナショナル・アイデンティティー の形成に強く焦点を当てており、自分たち韓国人に起こったことを詳細かつ念入りに記述している。日本が自分たちに行ったことだけに関心があり、広島・長崎 への原爆投下の記述すらない。それほどまでに自己中心的にしか歴史を見ていない。

何だ。アメリカ人も同じように思っているんだ、と感心したのですが、そのアメリカ自体の歴史も怪しいものだという話にはなっていません。(笑)その話をするとまた長くなるのでやめておきますが、大抵歴史上の強国というのはプロパガンダを流し、自分に都合のいいように歴史を改竄して来たのです。

従って一部を除き、どの国も少なからず強国に痛めつけられた過去があるので、強国の言う事には懐疑的になる筈です。ところが韓国だけは米や中国のプロパガンダを盲目的に受け入れ、日本叩きに精を出します。

中国には何百年も続いた冊封体制時代に散々痛めつけられた過去があるにも関わらずです。そうでなければあそこまで徹底した反日が出来る筈がありません。

しかし今回ばかりは大人しい日本人も頭に来ているようです。嫌韓記事も沢山見受けられます。中には「韓国なんて要らない」と言うセンセーショナルなタイトルもありました。

さすがにここまでやるとリベラルや親韓派、在日連中に噛みつかれます。それにしてもこれを書いた張本人の出版社があわてて謝罪するのはどういう事なのか意味不明です。

そんな事は十分予想出来ただろうに、その対策も考えていなかったのでしょうか。しかしながら、その何が問題だったのか私にはよく分かりません。あれだけ反日で、何かにつけてイチャモンをつけて来る訳ですから、もう相手にしたくないと思っている人は多い筈です。

それを活字にしただけで袋叩きになるというのは、明らかに言論弾圧です。結構有名な言論人も加わって怒りまくっているようですが、日頃好き勝手言っても、それが許されるという、言わば甘やかされた環境にいる人達が言えた義理でしょうか。

韓国や反日野党、メディア(特に朝日新聞)からの対日ヘイトは黙認して、日本からのヘイトスピーチのみ叩くのでは、君たちは本当に日本人かと確認したくなります。恐ろしく偏っていると言わざるを得ません。

さらに例の丸山穂高議員が竹島問題で、また懲りずに火をつけました。今度も「本当に交渉で返って来るんでしょうかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」と過激です。(笑)

当然噛み付いて来る左翼が多いのですが、私はどちらかと言えば丸山議員側です。70年間も不法に占拠されっぱなしだと言うのに政府は何も手を打っていません。交渉すらしてないではありませんか。ちょっと自衛隊を使って威嚇ぐらいやってみたらどうだ、と言いたくもなります。

決して少ないとは言えない予算をかけて強い国防軍を作って来た筈です。今なら十分取り返すだけの力はあるでしょう。だと言うのに、それを背景にして外交で決着をつけようともしないし、その気配すらありません。

貿易などでもなぜか特別に優遇し、軍事では同盟国扱いでした。泥棒と同盟(協定)を結ぶ? これで防衛のための軍と言えるのでしょうか。既に国土が奪われているのですよ。こんな事で、いざという時に役に立つのか甚だ心配です。

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(護衛艦 いずも 空母にするための予算をとったが、竹島ひとつ取り返せないようでは存在価値はない)

なぜこういう事態がいつまでも解決されないかと言うと、先ほども言いましたように米が嘘の歴史をWGIP で日本人に擦り込んで来たからです。言うなれば米が一番反日だったのです。

慰安婦問題が起きると韓国に対し謝罪しろと言い、安倍さんが終戦記念日に靖国神社を参拝をすれば、残念だと物言いを入れます。内政干渉もいいところです。

このように、これまで米はことごとく韓国の味方をして来たのです。だから政治家は何も出来ませんでした。しかし今回明らかに風向きが変わったのです。米はホワイト国問題で韓国の味方をせず日本側に付いたように見えます。なぜでしょうか?

米は追い討ちをかけるように韓国での米軍駐留費を5倍にしろと無理難題をふっかけ、さらにWTOの途上国優遇を返上しろとまできつい口調で迫っています。サムスンなどは名指しで「関税を払っていない、問題だ」と指摘されました。今までになかった事です。

さらに一国の大統領をつかまえて、G7開催中に信用出来ない、嘘つきだとまで言い放ったのです。他のG7メンバーは驚きを隠せませんでした。しかし、なぜかこれに関しては韓国は沈黙しています。図星だからでしょうか。

ここまで言われたなら欧米では決闘で白黒つける程の大問題になります。全く意に介さないのは、この程度のけなし合いは韓国では日常茶飯事だからなのかと思ったりします。

また横道にそれましたが、いずれにしても米が日本の側に付いたのは安倍さんとトランプさんがゴルフ仲がいいから、では説明がつきません。何か裏があるのです。

例によって独断と偏見ではありますが、深堀をして行くとある事が見えて来ます。アメリカはパラダイムチェンジをしようとしているのかもしれません。前にも少し書きましたが、それが新世界秩序に繫がって行くのではないでしょうか。

次回(最終回)はいよいよ核心に迫ります。

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コメント

田中さま
ご無沙汰しております。

もういい加減、韓国にはウンザリですよね。過激な事を言わせてもらいますが、竹島は日本国領土です。そこを韓国軍に占領されたままって事が私には理解出来ません。何故政府はそのまま放置しているのでしょうか。不法侵入とみなし、爆弾でも落とせば良いのです。自分の家に不審者が入ってきたら、追い払って当然です。だから日本は舐められるんです。

私も丸山議員寄りです。交渉で領土は絶対に返ってきません。

安倍首相は米国のアーリントン墓地には行くのに、靖国参拝しないのはおかしいと思います。余談ですが、
内閣改造で小泉が初入閣らしいですね、最悪だ〜。マシなのがいないので安倍支持ですが、やっぱり安倍もダメなんだよな〜。

投稿: 女性読者 | 2019年9月10日 (火) 21時54分

女性読者さん

まあそう悲観的にならずに楽観的に行きましょう。
多少改善の兆しは見えるし、韓国も長くは保ちません。

比較的ましなのは日本なので希望を持ちましょう。

投稿: 田中 徹 | 2019年9月11日 (水) 21時02分

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