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2020年3月13日 (金)

未曾有の危機か、千載一遇のチャンスか。

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---移民政策/消費税増税/カジノ解禁に断固反対!---

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 ちょっと休んでいる間に世の中大変な事になっています。新型コロナだけでなく株価も世界中で大暴落です。ここまでの騒動は例を見ないと言っても過言ではありません。

この先どうなっていくのでしょうか。今のところ日本は大して感染者を出していません。これに関しては日本を発源地にしようと企てた国もあったようですが、その目論見は外れたようです。

それにしてもやきもきしました。安倍政権の対応の遅さです。習近平主席の来日を控えていたとは言え、国民を犠牲にしてまでというのはあり得ません。この方の基本的姿勢が見え隠れします。やはり真正の保守とは言えないようです。

しかしながら神風が吹きました。中国からの渡航者を受け入れている期間の感染者の来日はそう多くはなかったのです。そのためか爆発的感染拡大は起こっていません。

その間マスコミから大バッシングを受けながらも、愚直とも思える厚労省の、重症患者以外は受けつけないというやり方も奏功しました。融通の利かないマニュアル通りというのも悪くないのかもしれません。

おかげでイタリアや韓国のような医療崩壊を招かずに済んでいますが、現医療体制で出来る事は限られます。従って出来る事を確実にこなすしかないのです。医療崩壊はそれすら出来なくなるのですからどちらがいいかは自明です。

いずれにしても今の段階で感染拡大がイタリアやイラン、韓国のような危機的レベルでないのは幸いです。その要因としては世界屈指の清潔好きと言われる日本人の日頃からの防疫に対する姿勢もあったのではないでしょうか。

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(昨年の即位の礼の日に霊峰富士に珍しい白い虹が見られたという)

問題はこれからですが、一日あたりの回復者マイナス感染者が減っていけば収束に向かっている事になります。最悪でも横ばいにする事が肝要ですが、その場合は次の対応策が求められます。

一日あたりの死亡者数で言えば、交通事故にもはるかに及ばない伝染病で経済を放置する訳にはいきません。少しづつ規制や自粛要請を緩和する必要があります。

それと同時に既にこっぴどく痛めつけられた産業への即効性のある救済策が必要ですが、今のところ財政出動を前提とした大規模なプランはなく、ちんまりとした休業補償と一部議員やエコノミストによる消費税減税の大合唱だけのようです。

しかしこれは問題ではないでしょうか。その程度では直接の被害が軽微であったリーマンショックの二の舞になりかねません。政府の無策で世界で最も経済が落ち込んだ国になりました。その轍だけは踏んではいけないのです。

例えば消費税減税するとして、5%に戻せば最大で年間14兆円程の減税になりますが、如何せん即効性がありません。1年かけてでは流行がおわっているかも知れないのです。ここ1~2ヶ月のうちに効果を出さなければ倒産企業が続出するのは自明です。

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(これはお馴染み即位の礼の日、皇居上空にかかった低い虹)

だから一番いいのは直接国民にお金を渡す事です。ただこれは不況度合いに応じて厚くしていくと公平性の問題で不満が出かねません。さらに検討に時間がかかってしまいます。それなら一律にというのはありではないでしょうか。

例えば一部で提案されている国民1人当たり10~20万円の一時給付金です。特措法を拡大解釈してさっさと閣議決定し、国会には事後承認でいいのです。財源は国債を日銀に引き受けさせます。

このやり方は設備投資意欲が損なわれている現在、借り入れ返済だけが自動的に進んで一方的に減るマネーストックを直に増やすので理に叶っています。一刻も早い決定が必要ですが、いつものように財務省は抵抗するのでしょうか。

一方の規制や自粛の緩和の方ですが、これも困難な課題です。感染者数の推移を見守りながら恐る恐るやっていくしかありません。その場合に前提としなければいけないのは季節のインフルのようには収束してくれないという事です。

暖かくなれば収束するというはかない期待は、暖かい国でも感染が広がっている現状を見ると望み薄です。おまけに潜伏期間が長く不顕性感染者が移動しまくりますから行く先々で周囲の人に濃厚接触リスクが発生します。

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(最後の虹は3月11日14時46分頃、宮城県上空にかかったこちらも低い虹、旧約聖書の神との契約を思い起こさせる。)

という事は厄介な事に年中タイプの感染症になるかもしれません。つまり今回のタイプは今後大きな変異がないとすれば上手く付き合う(共存)しかない相手である可能性が高いのです。

それなら長期戦に備え、社会のシステム自体を変えていく必要があります。いわゆるパラダイムシフトです。細かい所では今回実験的に行われているテレワークや時間差通勤なども問題がなければ積極的に採用すべきです。

マクロ経済で言えば、第一に諸悪の根源だった外需依存を断ち切るチャンスです。海外生産は国内回帰を進め、貿易も可能な限り縮小し自給自足体制を確立します。

さらに、不安定なインバウンドにも期待しない、産業構造の大改革が求められます。諸悪の根源とさえ言える観光立国なんて、とんでもない考え方が消し飛んでいくのは怪我の功名です。

その上で為替に影響されない、つまり円高にさえ強い高付加価値型への体質改善です。内需主体と、生産性向上がテーマになります。さあ日本再構築です。禍転じて福となす千載一遇のチャンスが巡って来たと考えましょう。

と言ったところで、政府関係者にそういう考えに至っている人が何人いるかと思えば・・甚だ心許ないと言わざるを得ません。

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コメント

田中様 待っていました

書きたいこと、聞きたいことは山ほどありますが、今日はpcの調子が悪く、明日にします。悪しからず

投稿: ナベ | 2020年3月13日 (金) 20時29分

田中様 

最近何かと悪手を打続けて来た安倍総理ですが今回のウイルス騒動を奇貨として、消費税値上げとウイルスによる経済打撃を跳ね返して、歴史に残る総裁となる絶好のチャンスではないでしょうか。浜田教授や高橋洋一先生が提案する、消費税を5%に戻し、80兆円の国債を日銀に買わせて、それを適切に有効に活かせる事。それには財務省のポチである麻生さんと、親中と親韓に凝り固まった2Fさんの反発を跳ね返すだけの胆力が必要ですが、もし今の政権維持に拘るなら安倍さんにそはとても無理かなと心配しています。

田中さんは今お忙しいようですが車業界に親しい人がいないので、面倒でしょうがお教えください。

1、今電気自動車はどうなっているのでしょうか。テスラは補助金で何とか売れているそうですが、将来の見通しはどうでしょうか。性能の良いバッテリが開発されると展望が開けるとかあるのでしょうか。

2、2年前のVWのチョンボ問題はすっかり片付いているのでしょうか。日本では盛んに宣伝していますが、あのDエンジンでは解決は不可能と思っていました。マツダのDエンジンを載せる以外無理だろうと、当時思ったものです。

3、今石油の値段が下がっていて、内燃機関が得意の日本車は有利な立場だと考えますが、いかがでしょう。特に燃焼効率の良いハイブリット車は理想的だと思うのですが。海外の車メーカーは日本車に追い付けないので色々ケチをつけて来るようですが、日本独自の技術で一層の進化を遂げて、他の国をぶっちぎりで勝ってもらいたいものです。そして欲しきゃ少し高いが売ってやるよと言えるようになって欲しいと思っています。

4、世界のトヨタのことで心配しています。今後中国に1300億円の新規投資をするとのこと。あの近代国家には程遠い、まともな司法制度もない、利益を国外に持ち出せない国にもうこれ以上の投資はしてはいけないのではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。あの3代目社長の腹を知りたいですね。最近矢鱈とCMに出マックっていますね。
昔の格言で、初代はミノを着て、2代目は羽織を着て、3代目はコモを着るというのがあります。

以上長くなりましたが、どうかよろしくお願いします。

投稿: ナベ | 2020年3月20日 (金) 15時03分

ナベさんの質問、僕も田中様にうかがいたかったこと、そのものずばりです。よろしくおねがいします。

投稿: 八丈島 | 2020年3月20日 (金) 18時39分

田中さま
お久しぶりです。

ナベさまが質問している特に4番のトヨタ、私も気になっていました。トヨタって売国?と思ってしまうくらいです。コロナウイルスでチャイナ・リスクを思い知ったと思うのですが、それでも企業はまだ中国と関わりたいのでしょうか。

そもそもコロナでイランやイタリアの感染者が多いのは「一帯一路」が原因と言われています。そして(顔を見るのも腹立たしい、)中国に忖度しているWHOのテドロスはエチオピア出身。中国からの投資がものすごいですよね。知人のイタリア人が、「大量の中国人がイタリアに入ってきている」と嘆いていたのが5−6年前。実際ミラノでは一番多い苗字トップ10に中国の苗字が3つも入っていました。恐ろしいです。グローバリズムは物だけでなく人の行き来もグローバルになる。これってリスクだと思います。

コロナウイルスについては言いたいことが沢山あります。私は武漢肺炎を言うべきだと思います。アメリカ軍がこのウイルスを中国に持ち込んだと中国政府が言いましたね。こうやって中国は昔から歴史捏造をしてきました。アメリカはこれに屈しないので、追い払えると思います。(トランプ大統領もポンペオ長官も武漢肺炎、もしくは中国ウイルスと言ってます)。この肺炎は日本から始まったと言い兼ねないので今後注意が必要です。

ダイアモンドプリンセス号について、世界中からバッシングされた日本ですが、文句を言われる筋合いはない。欧米では毎日のように取り上げて日本を批判をしていました。このような時は日本人同士で慰めていても意味がありません。世界にはっきりと言い伝える事が大事だと思います。英語での発信力が乏しい為、南京大虐殺や慰安婦問題は世界に広まってしまい嘘が真実になってしまっています。だから私は微々たる抵抗でしたがSNSを使って欧米人とバトルしてました。笑。ちなみにカルロス・ゴーン犯罪者の時もそうでした。悔しくて仕方ありません。

まずは私たち国民の健康第一で、美しい日本を守っていきたいです。

投稿: 女性読者 | 2020年3月21日 (土) 12時13分

(だから私は微々たる抵抗でしたがSNSを使って欧米人とバトルしてました。)-すばらしいです。感謝します。がんばってください。女性読者様へ

投稿: 八丈島 | 2020年3月21日 (土) 17時21分

皆さん
いつも有り難うございます。リクエストにお応えする形で近日中にアップする予定です。また宜しくお願い致します。

女性はちゃんとやるべき事はやるんです。うかうかしてはいられません。(笑)

投稿: 田中 徹 | 2020年3月21日 (土) 17時30分

八丈島さま
恐縮でございます。NOと言える日本人を目指しております。

投稿: 女性読者 | 2020年3月23日 (月) 22時05分

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