« 今後どうなる新型コロナ | トップページ | 今回の件で見えて来た事 »

2020年4月25日 (土)

そろそろ次のステージに行きませんか。


Photo   

---移民政策/消費税増税/カジノ解禁に断固反対!---

ブログランキングに参加しています。

 今回も新型コロナに関する話題です。

その前に先日WBSで建築家の隈研吾氏がコロナについて話をしていました。私はこの方の設計は基本嫌いではないのですが、やや固いかなという印象を持っています。ライバルである伊藤豊男さんと比較するのも何ですが、特に最近の作品は尖ったところがなく少し退屈な感じがしていました。

ところが昨日は彼を大幅に見直す事になったのです。「新型コロナによって人類は箱もの文化から抜け出すチャンスを与えられた。もっと外に眼を向けよう」という自分の得意分野を否定するような発言をしたのですからビックリです。

箱に住み、箱で移動し、巨大な箱で仕事をする事に対するアンチテーゼとして、従来の概念に捕われず、今回の禍をチャンスに変えようという発想は大いに賛同出来ます。思わず拍手をしてしまいました。(笑)こういう前向きな発言は嬉しいです。

Is20191206harumi01

晴海に隈研吾氏が監修したCLTパビリオンが完成

三菱地所が、東京都中央区晴海で開発を進めてきた「CLT PARK HARUMI(旧名称:CLT 晴海プロジェクト)」が2019年11月29日に竣工した。

 完成した建築物には、国産材を用いた「CLT(Cross-Laminated-Timber:集成材)」が680立方メートル使用され、CLTの魅力を伝えるシンボリックな存在として、2019年12月14日の開業から、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を経て、2020年秋までの1年間を通じて晴海の地で運用される。その後は、使用されている木材の生産地である岡山県真庭市の国立蒜山公園内に移築され、観光や文化の発信拠点に生まれ変わる。

判で押したような、コロナに負けずに皆で力を合わせて頑張りましょう的な、湿っぽいのは好きではありません。健康なのにマスクをしていないだけで犯罪者扱いされるような社会はご免です。

買えないのですから仕方ないじゃありませんか。(笑)それにしても何かまずい空気になりつつあります。昔のように「欲しがりません。勝つまでは。」とか言い出しそうです。

特に小池知事は千載一遇のチャンスとばかり公私混同も何のその、調子に乗りまくっています。下手な横文字も乱発して煙に巻いていますが、日本人ならキチンと日本語で伝えて下さい。

Stay at home, Save lives と来ては何をか言わんや興醒めです。どこの国の知事なの??

 ここでコロナ川柳を一句(都知事編)

ゾンビ知事 コロナの威を借り 蘇る (悪運強し!)

オバア・シュウト? 聞き耳立てる 母無口

ステイホーム 流行語大賞 もう決定

ステイホーム 横文字好きの ショータイム 

さて本題です。デイリーのPCR検査による感染者数が減り始めていますが、日本はピークアウトしたのかもしれません。もしそうなら凄い事です。他の先進国と桁違いの患者数、死亡者数で収束する可能性があります。やはり神風が吹いたのか?(笑)

海外からの、日本はPCR検査数を少なくして感染者数を誤摩化している、実際はもっと多い筈だという声も徐々に小さくなって来ているようです。この件、前々から疑問なんですが、PCR検査に関してはもっとやれ、あるいは全員やれと言う声を聞きます。

気は確かなの?と言いたいです。何でそんな必要があるのか根拠を明確に言える人はいないでしょう。マスコミなどに出て来る似非学者の煽りに乗せられているだけです。

まず検査の精度ですが、100%とは言えないそうです。陰性が出たからと言って陽性でないとは限らず、偽陽性、偽陰性がある程度出ます。簡易キットはさらに精度が落ちるので、そこまでやる意味があるのか大いに疑問です。

例え正確であったとしても、陽性が確定した場合、薬もないので重症者以外はどうする事も出来ません。それよりもっと簡易でコストもかからない抗体検査をした方がいいのではないでしょうか。どれくらいの数の人が既に感染していたかが分かります。

サンタクララでの検査の結果は2.8~4.2%で、オランダは3%と言われています。ニューヨークでは14%もありました。中国人観光客の多い日本は国全体で5%以上でもおかしくありません。

少なく見積もって仮に4%としてもこの5ヶ月で既に500万人が感染している事になるのです。それで300人程の死亡者という事は致死率が0.006%となり、季節のインフルの0.1を大幅に下回ります。

そういう事実を早く白日の下に晒す意味でも抗体検査は重要です。いずれにしても今現在、感染者数、死亡者数共にインフルより桁違いに低い数値で推移しているのは間違いありません。

ワクチンも特効薬もないにも関わらずです。このウイルスはその程度のものなのです。これまでの医療体制でも毎年季節のインフルで一日何万人も処理して来た事を思えば、何という事はない数字です。

Image001

(国立感染症研究所から引用/緑のラインはインフルが流行していなければ防げた筈の死亡者数)

今年の季節のインフル自体はウイルス干渉の原則によって感染者数が激減しているのですから、むしろ例年より平和な筈です。データを見れば明らかです。(添付画像)これを誰も言わないという事が問題ではないでしょうか。

コロナによってむしろ死亡者は減っているのです。インフルは関連死を含めると年に1万人近くが亡くなるのですから、数千人単位で命拾いをした人がいる事になります。

次に政府の緊急事態宣言や自粛要請に関してですが、当初はやむを得ないかと思っていましたが、ここに来てかなり疑問に感じるようになりました。英国の例を見れば返って悲惨な事になっています。大して何もしなくても平和なスウェーデンと比較して驚かざるを得ません。

政府や都知事は三密を避けろと口うるさく言っていますが、そんなに大きな効果が本当にあるのでしょうか。なぜなら避けきれていないからです。(笑)実際問題無理があります。

スーパーはいつも人で溢れているし、公園は子供達で賑やかです。仕事で電車にも乗らなければなりません。電車は今は多少空いているかもしれませんが明らかな三密です。その他病院始め避けられない三密ケースは多々ありますが、個人に避けろと言っても無理な相談なのです。

もちろん実際にクラスターが出ているライブハウスなどは論外ですが、ある程度個人間の距離がとれる場合や風通しがいい場所はもう除外すべきではないでしょうか。季節のウイルス並の警戒で十分ではないかと思います。

それよりは、やはり経済です。このまま締め付けが続くようだと取り返しがつかない事になり将来に禍根を残しかねません。ウイルスとの付き合いはこの先も長く続きます。コロナだけにこだわらず、トータルでのウイルスとの付き合い方を模索する時が来ているのです。

今だって交通事故死のように、避けようと思えば避けられるものもほぼ野放しです。そこでは利便性とのトレードオフが成立している訳です。コロナと経済とのトレードオフはどこに線を引くかですが、季節のインフル以下に抑え込めればよしとすべきではないでしょうか。

実際にデータではその可能性が十分示唆されています。そろそろ感情的で合理的とは言えないコロナ祭りはやめて次のステップに移行しませんか。グローバリズムや外需依存から脱し、隈氏の言うような新しい概念による未来を考えましょう。そう思うとワクワクして来ます。

 ここで一句、三密/風俗編

風俗で 三密避けて 喜ばれ

三密は 壇密しのぐ 急く死ーさ (詠み人 小泉進次郎)

藤浪の 球がコロナに ストライク (夜遊びはいけません)

スーパースター 転じて夜の クラスター

三密で 口説いたあのコロナつかしい

 

 共感いただければクリックをお願いします。 

|

« 今後どうなる新型コロナ | トップページ | 今回の件で見えて来た事 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

田中さま

前回の田中さんのブログを読んだ時(スェーデンとイギリスの話、インフルとコロナのウイルス同士の話など)科学者の武田邦彦先生を思い出していました。彼も全く同じことを言っていました。私は武田先生は変わっていますが、面白くて好きです。今回の件も一理あると思っています。

日本は何だかんだ言ってコロナとの戦いは1月から(ダイアモンドプリンセスの頃から)始まっています。結構長いですよね、疲れましたよ。美容院もネイルも行っていません。もう大丈夫かなと思って行きたいのですが、それで感染したらやはり嫌です。怖いので我慢しています。

PCR検査は結局お金儲けですよ。大学の研究でも予算が付くので、大学教授(ノーベル賞受賞者も含め)は勧めます。テレビに出てるエセ専門医も検査キットを販売している会社の役員だったりします。震災の時もそうでしたが、こーゆう事態の時に悪徳な商売が出回ります。こんな時に金儲けなんて汚いですね。

本当かわかりませんが、アメリカの研究者達がウイルスは気温が高く、湿気があり、紫外線が強いと弱まると発表したようです。もし本当だったら日本はもうすぐ脱出できるのではないでしょうか。アメリカは夏でもほとんどの地域が乾燥しているので(リップクリームが必要なくらい)日本とは気候が違います。日本のジメジメした湿気が助けてくれるかも知れません。

これを機に本当に世の中が変わっていくことを願います。まずはグローバル化重視を撤回し、国内生産を基本とするべきです。マスクも人工呼吸器の部品もそうですが何でも中国を頼りすぎている。人も物も世界を行き来するのを控える風潮になれば良いですね。経済は深刻ですよ、自分を含め身内も知人も本当に会社が潰れるのではないかと心配してます。都市封鎖をしていない日本は、欧米にくらべればマシなのかも知れません。ただ、世界がこんな状況なので、日本にもとばっちり、理不尽な用件などが必ず来ますよ。その時に政府はNOと言ってほしいです。いい例が延長したオリンピックの維持費です。何でも日本に押し付けてくる。それを上手くかわしてほしいです。

投稿: 女性読者 | 2020年4月25日 (土) 14時49分

女性読者さん
武田先生は科学者としてはかなりユニークで面白い方です。石油は無限にあると言う話も傾聴に値すると思っています。

ただ、数字に関してはかなりラフです。そこはもっとシビアにしないと説得力に欠けるのですが、そこまで望むのは年齢的に酷なのかもしれません。

投稿: 田中 徹 | 2020年4月26日 (日) 14時37分

僕も武田先生の虎ノ門サイエンスはいつも興味深く聴いています。石油は化石燃料というのは嘘だと僕も思っています。だから地中にほとんど無尽蔵にあるのでしょう。ただ先生が原発反対なのがちょっとです。

これを期に世界中で中国を村八分にしてほしいです。中国がコロナはもう収束したと宣言して日本に入国してこられても困ります。これを手引する日本の国会議員がたくさんいそうなのが腹立たしいです。

あと、麻痺状態の日本経済に輸血である資金を政府が供給しておかないと、いざ自粛が解かれたあともう細胞が壊死していて、企業などが倒産していて、取り返しのつかないことにならないか大変心配です。

いったい財務省はどういうつもりなのか、国債を発行したからといって自分たち財務省の人の給料が下がるわけでもなく、おかげで経済的に追い詰められた多くの国民が自ら命を絶ち、そんなことで財務省の人間は自分の人生に後悔はないのか疑問に思います。そもそも彼らは気持ちよく死期を迎えらるのか、どういうつもりなのか理解できません。

投稿: 八丈島 | 2020年4月28日 (火) 01時16分

八丈島さま
私も虎ノ門ニュースの大ファンです。武田先生の時は楽しくて笑って観ています。とんちんかんな事を言う時もありますが。。

何故財務省はそんなに力を持っているのでしょうか。誰も彼らに物申せないのですか?その仕組みが分かりません。

投稿: 女性読者 | 2020年4月29日 (水) 00時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今後どうなる新型コロナ | トップページ | 今回の件で見えて来た事 »