« ショックドクトリン | トップページ | 新型コロナは救世主だった »

2020年6月17日 (水)

大山鳴動してタヌキ一匹?


Photo   

---移民政策/消費税増税/カジノ解禁に断固反対!---

ブログランキングに参加しています。

 東京都の新型コロナウイルスに対する抗体検査の結果が出ました。それが何と0.10%・・・衝撃の数字です。

前回(0.6%)は分母が500人と小さく当てにならないと思ったのですが、今回無作為抽出での1971人中2人 0.10%ですから、多少誤差があるにせよ、大きくは外さないと思われます。

因みにもっと分母が大きいソフトバンクの結果は0.4%程ですが、抗体検査キットの製造元を明かさないという点でアウトです。恐らく韓国か中国製の精度が悪いものを使用しているものと思われます。

これまでの海外での抗体検査結果としてはニューヨークで14%、欧州でも10%近い数字がざらでした。それに比べてあまりにも低いこの数字は何を意味するのか、非常に不思議なことが起きていると言わざるを得ません。

この結果を受けて侃々諤々と議論が始まっていますが、頓珍漢なものもありました。0.17%の大阪、吉村知事などは危機感を持ったというのですから驚きます。全く正反対です。

(この件、吉村知事は考えを改めたようで、土曜の某テレビ番組では非常に常識的な発言をしていました。小池都知事に比べればはるかにまともです。20日加筆)

これまで何を学習して来たのか? 何を根拠に政策決定して来たのか?という事になります。専門家会議の言う事や8割おじさん、西浦氏の言う事を真に受けているとこういう事になるのでしょうか。実に不可解です。

どうも感染者が少ないのは、もっと感染者が増えるリスクがあると思っているようです。そこら辺のおっさん的反応です。かく言う私ももちろんど素人ですが、これまで信頼出来そうな専門家やドクターが言って来た事を総合して考えると、全く違う結論になります。

Photo_20200620102901

まず、この6ヶ月でウイルスは日本中、東京中に蔓延し、そこら中に危険が存在するかの如く言われ自粛を要請されて来たのは何だったのか?という事が頭に浮かびます。この結果だと6ヶ月トータルでも1万4千人(東京)しか感染者はいなかったのです。

その内、感染力が強い期間は発症して10日前後だと言われています。大まかな計算ですが、10日前〜現在までに感染が発覚している人は夜の街のムリクリ発掘結果、東京でざっと300人程です。

次に、1万4千人中、感染が既にPCR検査などで確定している人が5600人ですから、発見率は40%という事になり、10日前〜現在までの隠れ感染者は450人、既に発見されている300人と合わせて750人程が今現在のウイルス保有者という推測が成り立ちます。

この内、感染力が弱いと言われる自覚症状がない人や軽症の人を除くと、多めに見ても半分程でしょうか。東京都の人口1400万人中多く見積もっても400人程度ですよ。(笑)その内の東京都が掘り起こした発症済み感染者は隔離されているので、感染力があるのは正味100人という事になります。

つまり、単純計算ですが、東京1400万人中110万人が感染し1100人も死亡するインフルエンザと比較するまでもなく、日本人にとって新型コロナは大した感染力や致死率を持たない弱毒ウイルスでしかなかったのです。

B660x446

(阪大の中野貴志氏によるK値データの分析によると、トレンドは連続しており、今後も感染爆発が起こる可能性はきわめて低いと言う。4月7日の緊急事態宣言も実際には効果がなかったと中野氏は明言している。)

これはもちろんデータが示すように、あの程度の自粛の成果などではありません。単に感染力が弱いだけです。これは日本だけでなく他のアジア諸国にも共通しますが、自然免疫の中でも何か特別な要因(ファクターX)があるのは決定的と言えます。

その自然免疫を持つ人が集団免疫形成に貢献しました。集団免疫が人口の60%で成立すると仮定すれば59.9%の人がそれをもっている事になるのです。東京都の場合、840万人です。

それがBCGなのか何なのかという話は今後の専門家の調査結果を待つとして、この結果をもって初期に行政側のやって来た事を責める気はありません。初めてのウイルスが鳴り物入りで上陸して来た訳です。警戒するのは当然です。

しかしながら、ある程度このウイルスに対する理解度が深まった5月初旬の追加自粛要請(宣言継続)は余計でした。当然その後のロードマップや東京アラームも論外です。ウィズコロナに至っては邪な意図しか感じられません。

事実から眼を背け、ひたすら政治利用に走った結果がこれです。そのせいで倒産件数が劇的に増え経済に甚大な被害を与えました。これを一個人の独断で決行したのですから、その勘違いの激しさに驚かされます。

抗体検査結果が出た後も、その姿勢を変える気配はありません。下手に動けば自分たちがやって来た事を否定する事になりかねないからです。それは都知事選にも影響するでしょう。

しかし、重要なのは正確な分析をして正しい対処法を導き出す事です。自分たちがやって来た事を真摯に反省し、その結果を次ぎに繋げなれば同じ事の繰り返しになります。

恐らく彼女の頭には政治ショーをいかに上手く演じて票に繋げるかしかないのでしょう。都民がどうなろうが、そんな事は知った事ではありません。

Image_5144_0_0

そういう人を二度と政治家にしてはいけないのは明白です。経歴詐称問題なんて今回の暴挙に比べれば可愛いものです。政治家としての結果をきちんと残してさえいれば、いつか忘れられる類いのものを、わざわざ掘り起こしているのは、あまりにも身勝手で背信的な自分自身の行動です。

緑のタヌキの化けの皮は剥がれ、面妖な正体が曝け出されています。

 共感いただければクリックをお願いします。 

|

« ショックドクトリン | トップページ | 新型コロナは救世主だった »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ショックドクトリン | トップページ | 新型コロナは救世主だった »