PCR検査をやみくもに増やすという、着地点を考えないパラドックス
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なぜかコロナに嵌っていますが、行きがかり上やむを得ません。(笑)もう暫くお付き合い下さい。
今日は他で使った記事を使い回しという事で、載せさせて頂きます。これまでの記事と色々重複するところがありますが、新型コロナのまとめと解釈して頂いて結構です。
さて今回のこの怪しい感染症ですが、調べれば調べる程、不思議な事に出くわします。武漢研究所で作られたと言う人工ウイルス説や、中国政府が主張する武漢軍人運動会直後の米軍バラマキ説、当初色々陰謀論的な事が言われました。
しかし、そこは突っ込んでも事実は知り様がないのでスルーさせて下さい。世界、特にアメリカで起きている新型コロナ関連騒動もかなり胡散臭いのですが、事実関係はよく分かりません。したがって、ここでは既存のデータを中心に日本だけに的を絞って話を進めたいと思います。
まずPCR検査の謎ですが、なぜ症状も無い健康な若者が、高額な検査を進んで受けるのでしょうか。陽性になれば指定感染症故、一定期間は隔離され、家族や会社にも迷惑をかけかねません。
そのリスクを犯してまで痛くもない腹を探る意味があるとは思えないのです。行政の側も闇雲に検査して陽性者を多数排出すると医療が逼迫しかねません。
そもそもPCR検査は精度(感度)が良くて70%だと言われています。特異度(偽陽性を作ってしまう確率)も少なからずあるようです。最近ましになったとは言っても、検査数の 0.1%程度は陰性の人を陽性(偽陽性)と判断してしまうのです。
つまり1万人を検査をすれば、陰性の人を最低でも10人ほどは陽性と判断してしまうのです。一方その1万人の中に100人の感染者がいたとして、30人は陰性の結果が出ると言います。
その30人はお墨付きをもらう訳ですから、自由に行動するのは誰にも止められません。近しい人達に感染させるリスクを抱えたまま社会で動き回ってしまう訳です。そんな事が普通に許されているというのは不思議です。
一方、偽陽性の方も検査数1万人で10人ですから、これが10万、100万となると大変です。笑い話でなく偽陽性の人だけで医療崩壊してしまいかねません。第一重大な人権侵害を犯す事になります。
それを避けたいがために当初は非常に疑わしい症状を持つ人にしか検査を行わなかったのです。そのため陽性率は40%超の高確率でした。その結果はご存知の通りで大した事にはならなかったのです。
今はある程度的を絞り、狙い撃ちをしているとは言え陽性率は5〜7%に過ぎません。しかも当初と違い20〜30代の夜の街で働く若者達が中心になっています。三密を絵に書いたような職業ですから、いかにもと言う感じで狙い易いのです。
しかしながら、ここもよくよく調べると妙なのです。検査は無料で陽性者が出れば見舞金と言って新宿区から一人当たり10万円がもらえると言うのです。それなら自粛で暇な人は積極的に検査を受けるでしょう。
検査の結果、ウイルスが6個以上見つかれば、それが死んでいようが、生きていようが陽性になります。さらに不可解なのは、この検査キットは特に新型コロナ専用ではないと言うのです。
何とインフルエンザ他のウイルスも見分ける能力がないと言うのですから驚きます。その結果、東京都では若くて健康で症状も無い(偽の?)陽性者を大量に排出している訳です。
ところが何をトチ狂ったか、このやり方を他の大都市を擁する都道府県も東京に追随する形でやり始めたのです。当然全国的にも陽性者が増えていきます。しかし、だからと言って重症者や死者が増えるとは限りません。
高齢者が主体だった初期と違って若者が中心ですから当然です。ウイルスが感染するために必要なACE2受容体の数は若い人程少ないのです。さらに抗体を持たなくても自然免疫と交差免疫がウイルスの活性化を抑えます。
もちろん若者だけでなく日本人なら誰しも生活様式や食習慣から来る自然免疫は持ち合わせています。清潔好きと言われる国民性や一定の距離を置く人との接し方も防疫という点で有効である事は論を俟ちません。
さらに何十年も前に接種したBCGなどで接種した生ワクチンも長年体内で生き残り残り、個人が自前で持つ免疫システムを鍛え続けるというのですから有り難い話です。これが交差免疫と言って、新型コロナウイルスには有効だったのではないかと言われています。
ここでまた不思議な話にぶつかります。その自然免疫と交差免疫では毎年流行るインフルエンザを抑える事は出来ないのです。近年では毎年1000万人超が感染し、関連死と言われる超過死亡を加えれば1万人も亡くなっているのです。コロナと比べて桁違いです。
それでも医療崩壊をしたと言う話は聞きません。一応ワクチンも治療薬もある筈のインフルエンザで年に交通事故死者数の3倍も亡くなっているにも関わらずです。マスコミも専門家も今回のようには騒ぎません。なんとも不思議な話ではないでしょうか。
ただ今年に限っては新型コロナが流行ったせいか早めに収束しました。よく出来た話ですが、一人の体内で二種類のウイルスは共存出来ないと言うのです。これをウイルス干渉の原則と言うのだそうです。
そのおかげか、今年の1〜4月の日本全体での死亡者数は昨年同期比で10,444人も減りました。毎年増える筈の死者数が減ったのですから、それはそれで衝撃の事実と言えます。何と、葬儀屋さんは暇だったのです。
マスコミはこの件にも触れず、ひたすら新型コロナの恐怖を煽りますが、何か裏で企んでいるのかと思えるくらいデタラメな報道が続いています。御用学者もお金のためなのか、ありもしない最悪の話しかしません。
政府だけはある程度情報を掴んでいて、このコロナウイルスの限界を知っているように見えます。だから緊急事態宣言を再発出しないし、GO TO トラベルキャンペーンも東京を除いてゴーサインを出しました。
さて、そこで今後ですが、私は専門家ではないので偉そうなことを言える立場ではありません。ただ信頼出来る専門家の話や、これまでのデータ等の情報から総合的に判断して、大した事にはならないと思うのです。
つまり第二波も、第三波も来ないし、来てもその規模は第一波を超える事はないのではないでしょうか。その根拠は昨年末秋から中国人観光客を400万人も受け入れ、日本人の30%以上はコロナウイルスに暴露した筈なのに、大した流行には至らなかったという厳然たる事実があるからです。
しかも抗体検査の結果は東京で0.1%でした。これが意味するのは日本人の免疫力の強さです。国際医療福祉大学の高橋泰教授によると98%の日本人は自然免疫と交差免疫でウイルスを寄せ付けなかったと言うのです。
あるいは感染しても体の免疫細胞が大した敵とは看做さずに抗体すら作らないと言うのですから、なんてひ弱なウイルスなんでしょうか。だから半年間もの間、日本は大した数の感染者も死者も出さずに済んだのです。
これはウイルスが特別な変異を遂げない限り、あるいは外から何か他のものでも入り込まない限り変わり様がありません。だから今起きているように見える第二波は首長連中が人工的に作り上げた政治的第二波なのです。なんちゃって第二波と言う人もいます。
(4月と違って感染者は若者が多い事から重症化率も下がっていると思われる。それが1%とすれば感染者は1700人程になるので今入院している患者数とも辻褄が合って来る。いずれにしても5000人の感染者というのは膨らませ過ぎだろう。)
添付の表で説明しますが、明らかに矛盾があります。重症化率で言えば、当初の4.2%が正しいとすると7月からの流行はダミーだらけの嘘になるし、7月からの0.44%が正しいなら4月の感染者は3万6千人もいた事になり、1日平均で1200人を超える数字なります。
どちらかと言えば、7月からの感染拡大の方が不自然で、無理矢理膨らませている感が否めません。その最大要因はPCR検査をむやみに増やした事の弊害と言えます。そのせいで正しい感染者数の推移さえ見えなくなりました。
実際のところは多少気のゆるみもあって若者中心に感染が増えはしたが、そもそもが体力も免疫力もあるので大事には至らず、感染すべき高齢者は殆ど感染済みだし、残りの大半は老人ホームなどで手厚く守られているので、これ以上の拡大は考え難い、というのが妥当なところではないでしょうか。
そういう検証をする事もなく、政治家の個人的都合で感染症をもてあそぶ行為は言語道断です。すぐに元の検査体勢に戻して経済を普通に廻すべきです。政府は一日も早く新型コロナを指定感染症から外し、このバカ騒ぎを終わらせなければなりません。
年間137万人も死亡する国で、半年で1000人程しか死なない感染症だけが異常に取り上げられ、経済まで停滞させるバカバカしさに違和感を感じない感性の鈍さには呆れます。
もっと大きく俯瞰してリスクを総合的にマネージメントする知恵を持たないとこの国は滅びます。問題は新型コロナウイルスではなく、それを正しく合理的、科学的に判断出来ない人間の側にあります。
尤も、悪い話だけではなく、給付金や無利子貸出し、日銀によるCPや社債の購入等で今年2月からのマネーストック(M3)の伸びは目覚ましいものがあります。6月末までの通算で67兆円も増えているのですから、ミニバブルが起きてもおかしくない状況です。
因に昨年一年間でのM3の伸びは36兆円程です。今年は半年でその倍近い伸びですから半端ありません。この資源を活かすか殺すか、全ては政治次第です。
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