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2020年8月31日 (月)

敵を欺くには・・・


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 安倍首相が任期途中で辞任をすると28日の記者会見で発表しました。これには正直驚きました。事前にそのニュースは流れていましたが、共同通信あたりが流した嫌がらせのフェークニュースじゃないかと秘かに期待していたのです。

5時からの会見は凄い注目度であった事は言うまでもありません。保守にとってもリベラル(日本の場合は極左)にとっても最重大事です。私も一言一句聞き漏らすまいとテレビの前に陣取りました。

予想外に短かった会見を聞いての第一印象は、「あれ、元気そうなのに何か変だな?」です。しかも臨時代理は置かずに後任選出まで自ら執務を行うというのですから、やはり何かおかしいと言わざるを得ません。

そこでキーになったのは、安倍さんがさりげなく言った「一議員として云々」です。つまり重病にも関わらず、後任選出後も辞める気など全くないのです。(笑)それはそうです。

未だ若いし、やり残した事も五万とあるでしょう。それをあっさり諦めるとは思えません。そうなると色々詮索したくなります。実はあれは演出だったのではないか、何か裏の目的があって辞任を選んだ、と思うと妙に納得します。

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(確かに多少やつれた感じはするが、今辞めなければいけない程には見えない。)

秋に目論んでいた解散総選挙がコロナ他で実施出来そうにない状況で、このままズルズルとコロナも引きずりながら支持率を落とし続けるのは得策ではありません。

さらに東京オリンピック問題もあります。この10月には来年開催かどうかが決まるとされていますが、中止になると安倍政権にとっては致命的です。ますます安倍下しが加速するでしょう。

もう一つあります。国政を狙う小池問題です。コロナでもこのまま好き勝手やらせ、国政への準備が整って来ると自民党としては面白くないのです。石破氏と並んで、絶対に政権を取らせたくないこの二人を何とかしたいという気持ちは強いのではないでしょうか。

さらに二階氏に代表される親中派議員や親中官僚のお掃除もしなければなりません。出来れば公明党も切りたいし・・そこまでかどうかは知りませんが、実権を握りつつ水面下でやりたい事は山ほどある筈です。

という事は、一時的に退き尻拭いを誰かにやらせておいて、影で体制を立て直すつもりかもしれません。色々な問題に目処が立ち、ほとぼりが冷めた来年秋にもう一回出直すというのは十分あり得るシナリオです。

今年再選が決まるであろうトランプさんもそう望んでいるのではないでしょうか。これは意外に国際的大舞台での今後の大変動も視野に入れた大博打なのかもしれません。あくまでも個人的見解(願望?)に過ぎませんが。。

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(この二人は本当に仲良さそうに見える。)

上記の件を凄く簡単にまとめるとリベラル潰し!!です。(笑)そうなると繋ぎを誰にするかですが、菅さんや岸田さんの名が挙がっています。石破さんももちろんやる気満々でしょう。

でも今一違う気がします。彼らは繋ぎに適した人材とは思えません。繋ぎと言うなら、そう、いますね。太郎ちゃんです。と言っても大物の方ではありません。最近、保守から人気急上昇の河野太郎君の方です。

安倍、麻生コンビがコントロールし易い保守系若手というと彼しかいません。神輿は軽い方が担ぎ易いのです。彼に来年までをやらせて、嵐が過ぎるのを待つというのは上手いやり方ではないでしょうか。

えっ、彼は女系天皇を認めたからNG!?と言われる方は多いと思います。でもそれは単に勉強不足なだけで、彼は左翼ではありません。今後十分教育が出来るのではないでしょうか。

それにしても、歴史も満足に勉強していないのは次の言動からも明らかです。「皇室の歴史は1000年以上続いている」「今は側室を持てる時代ではない」等あまりにも軽率な発言に驚きますが、日本の天皇制を深く考えた事がない証です。

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(九州、佐賀県の吉野ケ里遺跡、敵から守る事を意識した作りになっているという事は・・)

この件、別記事でやりたいのですが、天皇家の男系子孫である武田恒泰氏も皇室2000年の歴史と言っています。保守の人は今年を皇紀2680年などと言っていますが、それが誤りである事は竹田氏自身が暗に認めているのです。

初代神武天皇が即位した年が皇紀元年ですが、神武天皇が実在したかどうかさえ定かではありません。分かっている事は縄文後期のBC660年に統一国家としての大和はなかったという事実です。

いずれにしても、昭和初期〜大戦後までは政府によって多用されて来た皇紀が正式に否定された事はありません。それを一大臣が勝手に変える事などあり得ないのです。

因にインドネシアは独立に貢献した日本への感謝と尊崇の念を込めて、独立宣誓書の日付けを皇紀2605年8月17日としました。西暦で言えば1945年です。ちょっと横道にそれました。

そもそも中国への朝貢は1世紀以降の奴国国王が後漢の光武帝 に対してが最初です。それまでは国家としての概念さえなかったと思われます。その後、3世紀に卑弥呼が魏に対し絹を送ったと言う話は有名です。

それが3世紀半ばなので初代天皇が即位し大和国が誕生したのは、その直後の300年前後と考えるのが妥当です。従って皇紀で言えば今は1720年前後という事になります。

さらに神武天皇はずっと後の、恐らく奈良時代?に日本書紀で藤原不比等らによって創作されたと考えられるのです。皇紀もその時に定められたのではないでしょうか。

詳しい話は後日にしますが、北九州勢による東征は火山活動を避けるためだったという説が最近になって有力になりつつあります。別府の北西には鶴見岳・伽藍岳があって、その時代に噴火した痕跡があると言うのです。

何と別府の下には吉野ヶ里級、あるいはそれ以上の王宮が眠っている可能性があるのです。ポンペイ同様、火山灰に埋もれているかも知れないのですから、これはロマンがあります。

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因に吉野ヶ里環濠集落を作ったのは渡来人です。頭蓋骨が縄文人とは全く違うので明らかですが、この人達は中国の江南から集団で渡来しました。佐賀県は徐福上陸の地とされていますが、もしかして・・・

諸説あって混沌とした日本の古代に関しては興味が尽きないのですが、詳しい話はまたその内やりたいと思っています。

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コメント

田中さま

そうであって欲しいです!でもな〜私は個人的に小泉と河野親子はダメだと思ってます。令和おじさんでこの1年固めて、1年後そのまま安倍晋三復活で。トランプとタックを組んで中国排除。国民皆んなで復活コールを!

投稿: 女性読者 | 2020年8月31日 (月) 18時02分

女性読者さん
令和おじさんは、例のマスクでお分かりのように、アイヌおじさんでもあります。

アイヌ新法でメリットがあるのは在日で、バックは危ない国々と言われています。要するに売国法です。

バックも学歴もないおじさんがのし上がるには、相当な・・・後は書けません。(笑)

それより太郎がましだと思うのですが。

投稿: 田中 徹 | 2020年8月31日 (月) 18時27分

私も1番初めは麻生さんだと思っていましたが、名があがらず。側近の令和おじさんが1番良いのかと思っていました。アイヌがありましたね、在日利権は絶対ダメ!自民党も本当にロクな人いませんね、何か必ず問題がある。生粋な日本人の保守はいないのですかね。二階が菅さんを推薦してるってのも引っかかります。

投稿: 女性読者 | 2020年8月31日 (月) 19時17分

二階さんも菅さんも親中派ですからね。気があうのかもしれません。(笑)

まあ、利害が一致するのでしょうね。お仲間という事です。

投稿: 田中 徹 | 2020年9月 1日 (火) 17時54分

僕もそうあってほしいと思います。内閣の直近の課題は次の補正予算でしょう。10万円や持続化給付金は良かったですが、もう一発打たないと経済が持たないと思います。財務省を丸め込めることができるのは、岸田は絶対ムリですし、かと言って他にできる候補がいるのやら。

投稿: 八丈島 | 2020年9月 1日 (火) 18時00分

それと安倍さんには在任中に靖国に行ってもらいたいです。なんせ痛恨の極みですから、今なら中韓もいつもよりおとなしいでしょうし。

投稿: 八丈島 | 2020年9月 1日 (火) 18時03分

八丈島さん
持続化給付金、もう一発いきましょう。(笑)それと、安倍さんギリギリのタイミングで靖国に行くのは面白いと思います。

女性読者さん、結局河野太郎は下ろされましたね。米と水面下で話は決まっていたのでしょう。

だから菅さんがやる気になっているのです。但し安倍路線を踏み外す事は出来ません。

それをやると第二の二階になります。米から何かリークされるか、あるいはスキャンダルが持ち上がるでしょう。

投稿: 田中 徹 | 2020年9月 3日 (木) 14時11分

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