メリークリスマス22
---ワクチンを打つ打たないを決めるのは個人の権利---
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今年のテーマは「美女サンタ北極へ飛ぶ」です。
昨年自分たちの主張を通し、仕事もきっちり終えて無事に越年した美女サンタたちですが、今年はまた難問がふりかかって来たのです。召集に応じサンタワールドに集結した美女サンタたちには思いもしないミッションが待っていました。
その内容は「北極海に行って、そこで実験をしているグループにプレゼントを配布せよ」と言うものです。「え〜何やて、北極海?そんなアホな!!」仲間からは不満の声が上がりました。そりゃそうです。昨年のようなバイクタイプのドローンでは寒くてたまりません。
そこでリーダーが先頭に立って条件闘争に入りました。まずドローンをオープンタイプではなくクローズドタイプで暖房付きに交換する事! 次に手当を仕事に見合った金額に上げてもらいたい、と言うもっともな内容です。
欧州や米では8〜10%以上ものインフレに襲われ、日本にもじわじわとその波は押し寄せています。このままでは越年もままなりません。美女サンタたちにとってもインフレは切実な問題だったのです。
それを聞いたワールド長は呆気なく「ええで、言う通りにしたってや!」と部下に指示したと言います。リーダーはその適当さに不吉な予感はしたものの、取り敢えず要求が通ったことを評価してスタンバイする事にしました。
さて、その北極海での実験ですが、何と航行しながら海水を分解して水素を取り出し、それを燃料としてICE(内燃機関)を動かすのだと言います。さらにはその水素をモーターや電装品のための電力にも換える燃料電池も搭載すると言うのですから笑ってしまう程すごい話です。
究極のゼロエミッション・ハイブリッドクルーザーと言って良いでしょう。しかもその試作船はすでに完成していて、長期テストに入っていると言うではありませんか。つまり、それが持続可能かどうかの耐久テストを最も条件が厳しい極寒の海でしている訳です。実験船は既にノンストップ走行2ヶ月目に入っていて、なお順調だと報告されています。
それを聞いた美女サンタたちから喜びの歓声があがりました。地球のエネルギー問題が解決するかどうかという一大プロジェクトに間接的にでも参加出来るのは光栄な事です。まずはブラボー!!と言いながらこの大逆転劇に祝杯をあげるしかありません。
しかし、その裏でニヤリと笑った男がいました。「ふふ、来年は増税してその分倍にして取り返してやるで」そうです。キッシーワールド長です。この男は何を考えているのか、いないのか?国民の幸せより税金を取る事にしか興味がないように見えます。
経済がまるで分かっていないこの男は、それが持続可能社会への道とでも考えているのかもしれません。いや、それとも単なる操り人形に過ぎないのか?そう勘繰られても仕方がないくらい誠意や覇気が感じられないのです。
そう言う実しやかな噂話が聞こえてくる寒〜い年の瀬は、例年になくどんよりとしています。それは近未来を予感させるような、させないような、いずれにしても視界の利かないカオスとも言える時代に突入してしまった感は否めません。知らんけど・・・(笑)
今年一年お世話になりました。また来年もよろしくお願い致します。皆様に良い年が訪れますように。
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