2018年クリスマスカード
---移民政策/消費税増税 /カジノ解禁に断固反対! ---
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早いもので、もうクリスマスシーズンがやって参りました。恒例のクリスマスカードのイラストを掲載します。今年のテーマは「オールジャパンの逆襲」です。
日算でGT-Rをプレゼントされる約束を取り付けた逢阪なおみですが、本当はは日算が秘かに開発している1000馬力超で1億円のスーパースポーツ、GT-RXの方が欲しかったのです。
この件、車マニアの友人西凝啓が、こっちの方がいいじゃん、と薦め、なおみも素直に「そだね~」と受け入れたと言います。実はこの車、コストカッター・カネロス・ゴン会長に無断で開発されており、ルネー社とのアライアンスが正常化された後に発表される予定だったそうです。
これはRXプロジェクトと名付けられ、東川社長直属の特別選抜チームによって極秘裏に推進されていました。ターゲットはもちろん宿敵ポルシェ918スパイダーです。ニュルブルクリンクでこれに大差をつけるのが目的ですが、シミュレーションでは既に7分を大幅に下回っていると、ある情報筋は伝えます。
それを察知したポルシェびいきのゴン会長を策略をもって失脚させたのは東川社長の英断でした。これでようやくポルシェ対GTーRの戦いに終止符が打たれるのか?
木枯らし吹きすさぶ師走の拘置所でゴン氏は何を思う? GONE WITH THE WIND. 彼はこのまま、カネと共に去っていくのでしょうか。
という訳で今年はもちろん、個人的にも最大のニュースである日産による逆襲がテーマです。人ごとながら日産の将来を案じておりましたので思わず「やったぜ。ニッサン」と叫んでしまいました。(笑)
私は人を見る時にまず顔を見ます。誰かも言ったように男は40も過ぎれば、その人の歴史が顔に出ているからです。そういう点でもゴーン氏は、申し訳ないけど信用していませんでした。美醜の事を言っているのではないですよ。(笑)
メディアでの氏の言動もそれを裏付けます。リーマンショック後にテレ東のある番組に出て「日本政府は自動車産業を支援すべきだ」という意味の事を言っていたのです。カーメーカートップでそんな事を公の場で言ったのは後にも先にもこの人だけです。
これには驚きました。自他ともに認めるグローバリストで多国籍企業のトップであるゴーン氏の言葉とも思えません。基本的にグローバリズムは政府の権限の最小化(小さな政府)、民間企業の権限と利益最大化が信条の筈です。
都合の悪い時だけ政府の存在を大きくする、つまり日頃から干渉される事を嫌うばかりか、常に規制緩和を求める政府に対し困った時だけ摺り寄る、というご都合主義はいかがなものでしょうか。
さらに業績とは関係なく自らの報酬をほぼ一定額として確保している点は奇怪でした。そこは他社の外国人経営者とも大きく異なります。金に執着する姿を隠そうともしなかったのです。
さらに加えてフランスの空を深刻なレベルにまで汚し続けたディーゼルエンジン排ガス不正、日産車燃費不正等の当事者責任、犯罪的行為にはほおっかむりしながら三菱自を奸計をもって陥れるような買収劇と来くれば、こういう人を信用出来る筈がありません。今回のクーデターの背景として、人望のなさも少なからず影響を与えたものと思われます。
ゴーン氏逮捕劇の結果がどうなるかは予断を許しませんが、これまで氏がやって来た確信犯的悪事が白日の下に晒される事によって、ニッサンの社員だけでなく日本人としても企業のあり方、グローバル化を再考するいい機会が得られました。結果とは関係なくこういう人物を世界的大企業のトップに据える訳にはいかないのです。
メディア、特に海外メディアは外国人経営者にとって日本は居心地が悪い国になる、つまり有能な経営者に敬遠されると批判的に言いますが、それなら結構ですと言いたいです。
少なくとも生まれた国を軽視しない日本人経営者と違って、外国人経営者は常に株主を意識します。株主へのメリットが大きい程、地位とそれに付随する巨額報酬が保証されるからです。
それが意味するのは年度毎の利益至上主義、つまり短期的効率です。人件費の安いところに生産拠点を移し、日本の様に伸び代が少ない国は市場としても無視されます。
実際ゴーン氏がニッサントップに就任してからは歴史ある国内モデルがディスコンに陥らせられたり、モデルチェンジサイクルが大幅に延ばされ、技術開発にも消極的になりました。HVでニッサンが致命的に遅れをとったのはそのためです。中国市場偏重も眼に余ります。
電動化の流れに、申し訳程度にEVやシリーズハイブリッドカーを開発しましたが、その安易な開発手法はとても「技術のニッサン」などと言えるものではなかったのです。企業カラー、風土?も変化して取っ付き難い企業になった事は言うまでもありません。それは私が身をもって体験しています。(笑)
しかしながら怪我の功名とは言え、昔ながらのしがらみを断ち切り企業構造を変えてくれたのは評価しなければなりません。日産は戦時中に日本軍に協力的だったという事でGHQに睨まれ、朝日新聞同様、左翼や在日系帰化人の巣窟とされていました。
効率が悪かったのはそのためです。そこを破壊してくれた事だけは氏に感謝しなければなりません。これでこのまま消えてくれて、日産が独立性を確保出来れば万々歳です。
皮肉な事ですが、結果として自らを犠牲にし日産を救った事になります。その時こそ恩人の称号を贈ろうではありませんか。(笑)
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