グルメ・クッキング

2011年5月21日 (土)

生肉を食らう野蛮人(?)

もう30年近くも前でしょうか。自動車会社にいた頃、市場調査という名目の出張で2週間くらいヨーロッパへ行きました。ノルマが何もない気楽な出張だったのですが、記憶に残る思い出が沢山できました。

出発点は、そこを拠点に仕事をしていたロスだったのですが、まずドイツに降り立ち、フランス、イタリー、スイス、オーストリアと回るコースです。それぞれ特徴ある料理を楽しみました。中でもイタ飯にはやられてしまったのです。何を食べても、何を飲んでも美味かったのです。

次に記憶に残る料理は、南仏はシャモニーの、とある田舎のレストランで食べた「ステーキタルタール」です。初めての生肉だったのですが、マゼマゼしてくれるお姉さんの、あまりの美しさに見とれてしまい、そのせいもあってでしょうか、とても美味しく感じたのです。(笑)

ブロンズにグリーンアイの、そのお姉さんは今で言えば、フィギュアスケートの「キーラ・コルピ」(フィンランド)(PHOTO)のような、とびきりの美人でした。何でこんな人が、こんな所にいるのか、不思議でならなかったのです。

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今回のユッケ事件で、そう言えばステーキタルタールと似ていたなあ、と思い出し、調べてみました。Wikipedia によりますと、

生の牛肉または馬肉を粗いみじん切りにし、オリーブオイル、食塩、コショウで味付けし、タマネギ、ニンニク、ケッパー、ピクルスのみじん切りなどの薬味と卵黄を添えた料理。全体を均一になるように混ぜて食べる。日本ではマグロなどの赤身の魚で作られることもある。

タルタルステーキの名前の由来は、「タタール人」が訛ったタルタル人に由来しているのだそうです。タタール人は中国ではダッタン人と呼ばれていましたから、元々は11世紀から12世紀にかけて強大な勢力を誇ったモンゴル系遊牧民族の料理だという事になります。

その連中は、メチャクチャ野蛮だという事でヨーロッパ人から恐れられていましたが、生肉を食うなんて、なんて野蛮なのでしょう、という意味でも名付けられたのだそうです。

やはり生肉を食べるのは野蛮なのか(?)きっとゲルマンやアングロサクソン系は食べないのでしょうね。日本の場合、刺身を食べますから、比較的、生に抵抗はないのではないでしょうか。

韓国料理のユッケも、実はダッタン人の馬肉の叩きから来ているようです。香辛料が違うだけで最後の卵黄まで、見え方はそっくりなのです。私なども大好きで、焼き肉屋に行けば必ず食べていたのですが、今回の事で、それは叶わなくなりました。

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でも、安心して下さい。日本には鯨の刺身や馬刺があります。長野や熊本の馬刺を食べればユッケの代用になるのです。(いや、むしろ、より美味い)ニンニクで食べる鯨の刺身も捨て難いものがあります。

従ってユッケが食べられなくても全く問題はありません。馬や鯨の場合は生食用があるそうなので安心出来るのです。シーシェパードに見つからなければ、ですが。(笑)

ところで、日本の肉の輸入量は年々増えているそうですが、円高のせいもあって、随分安い肉が食べられるようになりました。ところがハンバーガーのような加工された肉は原産地表示の義務がありません。

世界を回り回って、いかがわしい肉が入り込まないとも限らないのですが、この場合安ければいいという事は全く言えないのです。特にミンチになれば何がなんだか分からない訳ですから、よく知らない店の安い肉には要警戒と言えます。

今日は週末なので、取り止めのないグルメの話題にしました。なんて気楽なんでしょうか。。。

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2008年10月19日 (日)

六本木

久々に六本木に行きました。そこで見たのは様々な人間模様です。田舎にこもっていると刺激に敏感になっているのか、見た事ないようなルックスの人達に圧倒されたのです。

まずはキャメロンディアスも無名時代は六本木にたむろしていたとかで、モデルの卵みたいな、やたらスタイルのいい外人、、、これは反則ではないでしょうか。干し首みたいに小さな頭、細い胴体、長い手足、宇宙人にしか見えません。どう見ても同じ人類とは思えないのです。

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西洋人が勝手に決めた美の基準には、少し違和感を感じます。八頭身は本当に美しいのだろうか(?)やっかみかもしれませんが、普段6〜せいぜい7頭身どまりの人間しか見ていないと、バランスが狂っているようにしか見えないのです。

そうかと思えば、怪しいファッションのやたら幅の広いごっつい外人、不良っぽい格好の何人だか分からない全体が黒っぽい人、高級外車の茶髪のにいちゃん、夜の六本木は実に多様な人種のるつぼと化しています。

そこで我が大和撫子と言えば、最近(?)は凄くお洒落です。ファッションの事はまるで音痴なのですが、見るからにフェミニンで華麗なファッションに驚きます。バッグや小物も“可愛派手”が主流になっているのでしょうか。見ているだけでも楽しめるのです。

そう言えば、ひと頃の山姥系ファッションはすっかり姿を消して爽やかになりました。緑の黒髪も戻って来て、反って新鮮です。やはり誰が見ても“おかしいものはおかしい、いいものはいい”という事が証明されたような気がしてほっとしているのです。

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ところで何しに六本木くんだりまで行ったのかと言うと、博多もつ鍋を食べに行ったのです。本当に美味しい店は少ないのですが、新鮮なもつ鍋と焼酎で、しこたま舌鼓を打った事は言うまでもありません。


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2008年8月31日 (日)

ラーメン

学生の頃、東京に来て初めて湯麺(タンメン)を食べて感激しました。薄い塩味のスープと野菜の組み合わせが絶妙に感じられ、好みだったのです。それに餃子でも付ければ大変豪華な食事でした。今では考えられませんが、更に空腹時にはお新香とご飯を付けて食べていたのです。

いつの間にか湯麺を普通の中華系の店で見かけなくなりました。たまに見つけると嬉しくなって注文するのですが、なぜか昔みたいに美味しくは感じません。最近では昔風のラーメンやタンメンに代わって外人にも人気がある博多系豚骨スープのラーメンが急激に幅を利かせて来ているようです。

確かに濃厚な味は強いインパクトがあります。トッピングにも工夫があり、好みに合わせて色々アレンジが出来るのも今風なのです。値段もリーズナブルで昼食には何の抵抗もなく選べます。ただ、その濃厚な味故に一ヶ月に一回で十分と思うのは歳のせいなのでしょうか。

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今年、江ノ島に今人気のある豚骨ラーメンの店「一風堂」がオープンしました。いつか行こうと思っていたのですが、今日実現したのです。 店は広く新しくて清潔でした。待ち時間も少なく、何よりオーナーに気兼ねしなくていいというのが楽でいいです。

肝心の味は見え方よりはさっぱりしていて、麺も適度な弾力があります。一緒にオーダーした黒炒飯も味は濃いもののコクがあり悪くありませんでした。取りあえず合格点ではないでしょうか。待っている間につまめるチョイ辛系付き出しもアイデアとして面白いです。 これで休日の昼食の選択肢が増えました。ラーメンのおいしい店はなかなかなくて、いつも苦労しているのです。


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2008年5月25日 (日)

韓国宮中料理

Photo_3仕事がスムーズだと食欲が出ます。ホテルの敷地内にある韓国宮中料理の店に招待されました。宮中料理は前にも食べた事がありましたが、今回の方がより現代的にアレンジされているようです。

最初に出て来たのが日本で言うところのお汁粉だったので驚きましたが、あまり甘くなく、こういう使い方もあるのかと感心しました。



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前菜は凄くあっさりしたものでした。

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次ぎに出て来たものはチヂミと春雨サラダのようなものです。これも比較的さっぱり系です。

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いよいよメインディッシュの一つですが車エビのグリルでしょうか(?)宮中料理としてはどうなんでしょう。現代風アレンジと見るべきなのですかね(?)

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エビ料理と前後してコッチョリが出てきました。この浅漬けキムチは私の好物です。

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続いて肉料理は焼き肉です。同伴者がさかんにこの肉は韓国産だと言っていました。アメリカ産BSE牛をかなり気にしているようです。

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いよいよ最後のお食事というやつですが、テンジャンチゲと雑穀米ご飯(?)かなりお腹が一杯でも食欲をそそられるのです。

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締めは果物とカシスジュースの思い切り酸っぱいやつ、これはかなり効きました。

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お腹いっぱいで外に出ると韓国風のお庭が目に入ります。日本の庭とは似て非なるものですが、何となく懐かしさを感じるのでした。


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2008年5月11日 (日)

天青の地ビール

「画竜点睛を欠く」という言葉があります。肝心な所が出来上がっていないという意味だと思いますが、茅ヶ崎にある我流の創作料理の店「天青」は料理もお酒も美味しいのです。

しかも料金もリーズナブルですからコストパフォーマンスという点でかなり高い点数をつけられます。欠けているものは場所(ロケーション)くらいでしょうか。えっこんなところに(?)というような場所にあるのです。

料理は日本料理風でオリジナリティがあり、行く度に意外性を楽しめます。お酒は地酒と地ビールが自家製で、私にとってはそれが一番の魅力なのです。

お気に入りはヴァイツェンボック(PHOTO)というこってりとしたビールです。おつまみなしでも十分楽しめます。

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他にも数種類の美味しいビールがありますが、全部飲んでいると酔っぱらってしまうので一回につき2〜3種類しか楽しめません。

元々が造り酒屋だけに日本酒も色々あって、飲んべえにはたまらないお店ではないでしょうか。店構えも造り酒屋の古い建物をそのまま活かしていて風情があります。

お客さんをお連れするにはうってつけの店なのです。





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2008年4月 1日 (火)

生ハムとルッコラのピッツァ

0049週末コストコへ買い物に行った帰り、134号線沿いのカジュアルなイタリアンのお店に遅めの昼食を食べに行きました。その店は駐車場から数十メートルも登ったところにあります。
0042_2線路を横切り、人家の横を通過し、薮の中の、しかも急で曲がりくねった階段を息を切らしながら登って行くのです。ハイヒールでは無理かもしれません。元々人家だったものを改造したらしいのですが、場所が場所だけにどうやって建てたんだろう(?)と不思議です。
Photo_2小山の中腹にあるその店からの見晴らしは湘南屈指と言えます。赤い巨大なパラソルの下に二十席はあるでしょうか、オープンエアーのバルコニーから、右は富士山、江ノ島、左は城ヶ島辺りまで、晴れていれば見渡せるのです。
Photo_3お料理はと言うと、ここのピザはかなりいけてるのではないでしょうか。パリっとした薄めの生地の上に沢山の生ハムにルッコラとトマト、ピザが嫌いな私でさえ美味しいと思うのですから。勿論マルゲリータ始め何種類もある他のピザもおいしい筈です(?)
デザートにはゴージャスな盛り合わせを注文しました。コーヒーとプリンがよく合います。春の心地よいそよ風に吹かれながら束の間、景色と料理を堪能したのです。季節を選ぶレストランではあります。

Photo話は飛んで、昨日通勤途中で遠回りし、相模川沿いの桜の名所を見てきました。生憎の雨で画像に華やかさが今一ですが、ここの桜は一列に長く咲いていて1キロくらいの間走りながら楽しめるのです。


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2008年3月 5日 (水)

餃子

中国餃子問題は迷宮入りの様相を呈していますが、餃子全体のイメージダウンになる事を危惧しています。
旧聞ではありますが、我々の学生時代の昼飯はラーメンライスに餃子が贅沢の象徴でした。お新香が付くと4翻(ファン)で満貫(麻雀用語)などと冗談を言い合っていたものです。その3ファン目の餃子は今も我が家の夕食先発ローテーション(中30日)に入る食べ物の一つとして、地位は確立しています。

ぱりっときつね色に焼き上がった薄めの皮にジューシーな具、ニンニクが程よく効いて食欲をそそります。酢醤油に辣油を多めにかけ、ほくほく言いながら一口でほおばるのです。ビールがまたよく合います。さらに生ビールなら言う事はありません。好スコアのゴルフの後だったりすると、もう応えられないのです。Img_0880Photo_5

お勧めは関西が本拠地の中華料理
チェーンが販売する餃子です。小振りですが、繊細に作られていて日本人の指向にあうのです。昨日はその餃子の日でした。30個ワンパック(1500円)ですが、いつも3人で平らげます。

先日この騒動の中にあっても、その餃子の売り上げが落ちないという事でNHKの取材を受けたそうです。美味しくて安心出来るものは何があっても売れ続けるのです。


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2008年2月15日 (金)

海外の仕事(タイ編2)

バンコク市内を流れるチャオプラヤー川沿いにその店はあります。私の一のお気に入りで訪タイ時には必ず行くのです。川に面するオープンエアーの心地よい空間に50席以上はあるでしょうか、かなり大きいお洒落な店です。

小柄なウェイトレスは白いセーラー服にミニスカート、濃いめの肌色が人なつっこくこぼれる白い歯を際立たせます。時々注意をしていないとビールに氷を入れたりします。勿論悪気はありません。料理は一般的なタイ料理ですが、入り口に用意された圧倒的な数の活きた食材から選ぶという嬉しいサービスもあります。

パッポンカレー、トムヤンクンは勿論、エビのグリルに特製の辛いたれ、これも何とも言えない香ばしさで異国情緒満点です。デザートにはマンゴーと餅米の組み合わせがお勧めです。満腹の腹にも意外に入るのです。

写真は暮れなずむバンコクの街とチャオプラヤー川をバックに私と設計チーフの I さん、元某日本カーメーカーの重鎮で、タイの生活が長く、現地語もぺらぺらです。海外で美味しいものを食べるには、こういう人にくっついているしかありません。お陰で常に美味いものにありつけました。

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2008年1月26日 (土)

そば屋

茅ヶ崎には美味しいおそば屋さんがあります。一中通りに面したその店は狭いのですが、常連さんがよく来る有名な店です。テレビでも時々紹介されています。メニューはシンプルでそばとうどんがメインですが日本酒や甘い物もあり、夕食で来ても楽しめるお店です。
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今日は昼食に桜えびのかき揚げせいろを食べました。腰のあるそばとカラッと揚がった桜えび絶妙でした。。。
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天そばも美味そうでした。
値段が結構高い物からリーズナブルなものまで差があります。
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今日はこれから打ちっ放しに行って運動をしてきます。

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