映画・テレビ

2012年4月17日 (火)

いつから「おともだち」になったんだ(?)

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日曜日に米ユニバーサル映画「バトルシップ」を見て来ました。100周年記念映画で2億5000万ドルもかけたと言いますから、さぞ面白いのかと思いきや(・_・)でした。(笑)ちょっと残念。。。

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戦闘シーン(CG)などは、そこそこ迫力があり楽しめたのですが、エイリアン弱すぎるんじゃないの〜。(笑)戦艦ミズーリが何十年かぶりに動く???砲弾まで用意されている???まあ、突っ込みどころ満載ですが、そこは問わない事にします。

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違和感があったのは、日本あげです。準主役の浅野忠信扮する日本海上自衛隊の艦長の提案でエイリアンをやっつけるというのは前代未聞です。これを見て韓国ネチズンが親日映画だと騒いでいるそうですが、旭日旗もふんだんに出て来て確かに刺激的ではあります。

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ハリウッド映画はプロパガンダ的色彩が濃い場合があるので、額面通りにはとても受け取れませんが、「猿の惑星」や「パールハーバー」などの敵意丸出しや国辱ものから見れば、その変わり様に驚かざるを得ません。なぜそこまで日本を持ち上げるのか。(?)

開演直後の米軍とのサッカー親善試合で、ラフプレーをする日本側が勝つというのも違和感がありました。韓国と混同しているのかも知れません。それにしても米に勝つ設定というのも新鮮です。日本のサッカーが強くなったからでしょうか(?)

 

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TPP かなあ。(?)「アメリカは君たちの友達だよ。悪いようにはしないから」的な、、、そう言えば、3.11の救援部隊が「ともだち作戦」とか言っていたのも、面妖です。(笑)妙にすり寄っている。そんな国じゃないでしょう。

世界中に喧嘩売って、傀儡政権を作りまくっている国が「ともだち」とか妙にすり寄って来る時は、何か企んでいるか、何かしでかしたかに決まっています。何が目的なのでしょうか。

ところで話は変わりますが、民主、自民、公明3党が提出した郵政民営化見直し法案は11日、衆院郵政改革特別委員会で採決され、賛成多数で可決しました。米は大いに不満なようですが、下手をすればAIJ の二の舞にもなりかねない郵政民営化は危険過ぎます。

郵便屋さんに投資のノウハウなんてある筈ないんですから、お金を集める事自体が間違っているのではないでしょうか。民業の圧迫にもなるし、郵貯というのは存在意味がよく分からないのです。結局、運用を財務省に任せていると言いますから財務省利権の最たるものかも。。。

それにしても、こちらは300兆円規模です。気がついたらなかったでは済まされません。国際金融資本はえぐいです。民営化したら根こそぎ持って行くつもりだったのではないでしょうか。

ともだちのお金はボクのもの、とか言いながら。(笑)

 

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2012年1月 5日 (木)

映画「連合艦隊司令長官 山本五十六」

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暇なので久々映画を見に行きました。邦画は何年ぶりでしょうか。記憶にありません。ここに来ての、この映画は何が目的なのかは分かりませんが、日本人が近代史を正しく認識しているかどうかの試金石にはなりそうです。

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子供の頃に読んだ、大東亜戦史の「海軍編」と照らし合わせてみるのも興味がわきます。戦争史に詳しい訳ではありませんが、ミッドウェイ海戦の一部ディテールにはうるさいのです。(笑)前述の「海軍編」に出て来る、空母赤城に乗り組んでいた報道班員のレポートは本物の戦闘の凄まじさを教えてくれました。

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CG 、特撮も昔よりは、はるかに迫力があります。重流感のある軍艦や飛行機は実によく出来ていました。大人の鑑賞に耐えるのではないでしょうか。戦闘シーンはちょっと淡白で見せ場が少なかったのは残念です。ハリウッドなら、もっと違った見せ方をしたのではないでしょうか。100%娯楽映画とは性格が違うので、ここは強く言えないところです。

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映画評論家ではありませんが、総括しますと、映画の出来そのものは悪くないです。タイトルが泣きません。問題提起的なところがあり考えさせられます。ただ、「太平洋戦争70年目の真実」と唱ったのは違うのではないでしょうか。

真実の割には人間五十六の描き方がディテールにこだわり過ぎです。役所広司のうまい演技がリアルさを増幅し、ややこしくなります。日本側の良識派代表として、あるいは好戦派に対する「良心の象徴」的に描くならば、しつこくプライバシーを描く意味はありません。見る側に、そこまで山本五十六の事を知っているのか、という疑念を抱かせます。逆に言えば、演技がリアルであるが故に嘘くさくなるのです。

特に作戦の真っ最中に将棋に興じるところは違和感があり過ぎます。そういうシーンが何回もあったので、将棋は好きだったのでしょうが、演出としては失敗しています。下戸故に甘いものを食べるシーンも多かったのですが、そこにこだわる意味もありません。

そんな事より、ストーリー自体が史実に忠実か、あるいは描き方が反戦的なのか右翼よりなのか、というところが気になります。まさか左翼がこういう映画を作るとは思えません。そういう点では実にニュートラルで、当時の雰囲気はよく出ていたのではないでしょうか。

ドイツが同盟国として信用ならないという描き方も、VW 側のエグサだけが目立つ、最近のスズキとVW のトラブルを注視している筆者としては納得出来たのでした。(笑)ホンダと英国BLMC との関係も一方的に破棄されたように、やはり白人国家との真の連携は出来ないのかも知れません。

新聞が当時も戦後も、さらに現在も信用出来ないというのは我が意を得たりです。ややデフォルメされて描かれていました。(笑)政府関係の指導者や軍の幹部の描き方も、さもありなんと思わせるところはあります。昔から頭の固い連中はいたのです。

そういう指導者に、間違った方向に導かれる国民は悲劇ですが、新聞に煽られ国民自体も好戦的なところはあったのかも知れません。あの戦争は、最近になって自衛の為であったという説が有力になって来てはいますが、超大国アメリカ相手に戦争をしようと言うメンタリティ自体、やはり異常だったと言わざるを得ないのです。

負ける戦争に突き進んで行ったのは、日清戦争以来の、敵失も含めて連戦連勝の驕りがあったからではないでしょうか。 好戦的な米に嵌められたとは言え、嵌め返すくらいの余裕が欲しいです。政治家には、のらりくらりの、したたかな外交術が求められます。

この映画の一番大きい不満は、「300万人もの犠牲は出したにせよ、戦争が終わって平和になって良かったね、でも、また繰り返すかもしれない」的な言わば説教臭い終わり方です。表面的なドンパチはなくとも、水面下での戦争は今も続いています。

尤も、日本側は、その意味でも無防備でやられっぱなしなのが問題ですが。。。いずれにしても反戦的意味合いがクローズアップされたのでは価値が半減します。地球が単一国家にでもならない限り、人類の戦いに終わりはないからです。

一番腹黒いアメリカが、全く描かれていない。

映画が終わって周りを見渡せば、かなり人は入っているのですが、さすがに若い人は少なかったのです。連合艦隊の威容は、戦争オタクでなくても感じるところはあるし、今とは全く違う先人たちのメンタリティを垣間見る事が出来ます。そういう意味で年寄りよりも若い人に見てもらいたい映画です。

ところで、県民100年史シリーズの「新潟県の百年」という古い本に、山本五十六元帥の出身地、長岡空襲のことが出ていると言います。

県下最大の空襲は八月一日の長岡空襲であった。同夜十時二十六分、突然の「空襲警報」とほとんど同時に数機編隊のB29が波状的に来襲し、約100分にわたって924トン・十数万発の焼夷弾を投下した。元帥山本五十六の菩提寺長興寺には約百五十発の焼夷弾が投下されるなど、想像を絶する絨毯爆撃であった。・・・死者だけでも千四五十七人に及び、市民の八割以上が罹災した

大して大きくもない長岡市に1457人もの死者が出るほどまでの激しい空襲は妙です。特に五十六の菩提寺への約150発もの焼夷弾攻撃は、証拠隠滅が目的で意図的に行われた可能性を排除出来ません。

山本五十六に関しては諸説ありますが、米留学の経験があるだけに、米側のスパイであったと言う説も、全くあり得ないとは言いきれない悩ましさがあります。不自然な戦い方にも疑問点が残るからですが、いずれにしても真相が白日の下に曝される事はなさそうです。

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2011年4月26日 (火)

続「仁」義なき戦い

TBSドラマ「JIN-仁-」の2回目を見ました。一回目が面白かったので、今度は時間に遅れずに見たのですが、やはりなかなか面白かったのです。今回は、ありそうな話ですが、当時の医者から見れば目障りで仕方がない仁が嵌められて牢屋に入れられる話です。

江戸時代の牢屋は囚人の序列がはっきりしていて、とても恐いのです。尤も、現代の牢を知っている訳ではありませんが。(笑)そこには牢名主がいて、下手に逆らえば命を奪われます。ところが現代人の仁は、その仕組みがよく分かっていません。真っ正直な受け答えで、早速殺されそうになるのです。

当時の牢屋では、いびきをかく囚人なども濡れ手ぬぐいで、証拠が残らないように上手く消されたと言いますから、全く息が抜けません。絶対入りたくないところの一つです。(笑)

さて、いかにして仁は窮地を脱するのか、来週のお楽しみですが、絶体絶命のピンチを切り抜けるには、よっぽどの強運が必要ではないでしょうか。それにしても、さきさんの方は着物もそのままで、しかも独房というのは解せません。

当時だって女性の犯罪はあった筈です。どういう事でそういう依怙贔屓となったのか納得のいく説明が欲しいのです。まさか袖の下ではないでしょうに。(笑)

ところで絶体絶命と言えば、東日本大震災で被害を受けた東北地方ですが、対策が遅々として進まない中、仙谷さんが被災地を視察しました。早くなんとかしてくれという現地の人に対し、「そんなことを言っても、今回は凄く対象エリアが広いので難しいのだ」というようなことを言っていました。

要するに、これだけ広いエリアが被災したのだから遅くて当たり前だ。と言っているのです。何と無慈悲で冷たい言葉でしょうか。被災者の気持ちが全くわかっていません。いや、分かろうという気さえないのです。義を見ても動じない神経はどこから来るのでしょうか。

その民主内で「仁義なき戦い」が起きてるようです。下手をすれば与党内から強運だけが取り柄の菅内閣に対し、内閣不信任案が出るかもしれません。お得意の内ゲバです。日本人には分かり難いメンタリティと言えます。さらに、二言目には贈税に言及する姿勢も分かりません。何とかこの気に乗じて増税したいようです。

それに対し、日曜日のテレ朝、サンデー・フロントラインでは、ロバート・フェルドマン(モルガン・スタンレーMUFG証券の日本担当チーフ・アナリスト及び経済調査部長)が面白い事を言っていました。

震災復興資金も含めて、20兆円の国債を日銀が毎年引き受ければ4〜5年でデフレが脱却出来るし、経済成長もすると言うのです。細かいデータはよく見れませんでしたが、よい事づくめのようです。この人は悲観論者だったと思っていたのですが、違っていたのでしょうか。我が意を得たりです。

森永拓郎さんも、これまで散々日銀引き受けや政府紙幣発行の話をして来ましたが、この人はいつも試算やデータがないので説得力がありません。だから池田信夫さんにコテンパンにやられてしまうのです。

経済学者やエコノミストの間でも「仁義なき戦い」が行われていますが、財政破綻論、最右翼の慶応の土居先生などは、フェルドマンさんの意見を理解しているとは思えないのです。

本当にこの業界だけはピンキリ(?)で言う事が人によって全く違うのですが、という事は誰かが致命的に間違っている事になります。もう少し真面目に勉強して欲しいものです。

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2011年4月19日 (火)

「仁」義なき戦い

俳優・大沢たかお主演の人気医療ドラマ『JIN-仁-』(毎週日曜 後9時〜 TBS系)の第1話が17日に放送され、平均視聴率23.7%(ビデオリサーチ調べ・関東版)を記録し、09年の前シリーズ初回視聴率16.5%を上回る好スタートを切った。

前に偶然ちらっと見た時に、なかなか面白かったので今回は第一話から見ようと思っていました。ところが案の定開始時間を忘れてしまって10分くらい見逃してしまったのです。(笑)久々話題の大型民放テレビドラマですが、テレビの割にはお金もかかっていそうだし、本気度が見えます。

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従来、このタイムスリップものは、あまり外さないのですが、今回も舞台が幕末の江戸という事で、史実に忠実かどうかも興味深く、楽しめるのです。坂本龍馬は福山雅治よりは、こっちが近いかも、と思わせるものがあります。

これで紅毛碧眼の不良外国人でも絡んでくれば、もっとリアルなのでしょうが、そこまでは描く気はないようです。脚本だけでなく、日本のテレビドラマには珍しく好演している主役が魅力的な事もあって飽きずに見られるのですが、時々脇役のヘタクソでオーバーな芝居にカクッとなったりしました。(笑)

ストーリーは「仁」役の大沢たかおが、歴史を変える権限が自分にあるのかと悩みながら医術を施して行くのですが、最終的には「義を見てせざるは勇なきなり」という結論に達し歴史に挑戦します。どういう結論が待っているのか楽しみです。

ところで、坂本龍馬はフリー○○○○だったという説がありますが、大いにある得るのではないでしょうか。散々利用された挙げ句、始末された日本人は多いのかも知れません。

明治維新は結局は欧米勢力に対する、一回目の一種のTPP開国で、不平等条約に泣かされました。武力でいきなり植民地化するには、特異な侍の存在があり、戦力も未知数なので、リスクを避けたのではないでしょうか。

結局、一部の日本人を仲間に取り込む事で、彼らの希望はほぼ達成したのです。その後も、自立していると思わせながらうまく誘導し、最終的には第二次大戦で決定的に痛めつけました。何と一世紀近い時間をかけて目的を達成する計画性、執念深さは驚くべきものがあります。

第二の開国などと浮かれている誰かさんに、この連中の思惑は見えていません。かつてのABCD包囲網のように、日本の力を削ぐ作戦に周りを巻き込んで、知らぬは日本だけという、大戦前の状態が出来つつあるような気がしてならないのです。

今回の震災なども、つけ込まれる口実は満載です。寄ってたかって日本を悪者にし、隙を見せたところを料理しようと手ぐすね引いている様が窺えます。政権内にも例によって間諜がいて手引きをしているのかもしれません。トロイの木馬、日本編です。「仁」義なき戦いは尽きないようです。

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2010年2月 9日 (火)

アバターで、えくぼ

タイトルからはいいイメージがなく、友人の勧めにも関わらず、見に行くかどうか逡巡していました。重い腰を上げたのはポッカリ開いた時間的空白と言うか、何となく映画ででも埋めざるを得ない状況になったからなのですが、暫く映画を見ていないというのもモチベーションを少し高めました。
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レイトショーながら観客はそこそこ入っています。公開して間もないのに「タイタニック」の売上を抜いた映画というのはどんなものなんでしょうか。この時点でもまだ懐疑的です。がっかりして帰りたくないなあ、という気持の方が強かったのです。

始まって直ぐに、3Dがこれまで見たものとはちょっと違う事に軽く驚きます。奥行き感や存在感がしっかりしていて大人っぽい雰囲気を出しているのです。CGのクオリティが高いせいでしょうか。期待が持てそうです。
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その期待が驚愕に変わるまでに時間はかかりませんでした。出て来る動植物が凄いのです。デザインもさることながら実在感がこれまでのものとは比較になりません。とにかくリアルなのです。思わず嬉しさに、エクボが出来るくらい頬が緩みます。その頃には3D眼鏡の違和感はなくなっていました。

その後、出て来る兵器や乗り物、景色、全てが高いクオリティで統一されている事に二重三重に驚かされます。特に、何という名前かは忘れましたが、凶暴な鳥を手なずけるシーンなどは迫真で、一緒に空を飛んでいるような錯覚を覚えた人は多いのではないでしょうか。

崖から鳥と共に飛び降りたり、木の上で足を滑らせそうになったり、ハラハラドキドキの連続なのですが、高所恐怖症や心臓が弱い人は見ない方がいいかも知れません。

新鮮だったのは窓越しに見る飛行物体の室内の映像です。動く背景や光を映し、そこに確かに存在するガラスから、中のものや人までの距離、空間を感じるのです。逆に言えば自分からガラスまでの距離感も感じるという訳です。その近さが何とも言えません。

ストーリーそのものは「エイリアン2」や「風の谷のナウシカ」あたりを彷彿とさせる、特に目新しいものではないし、突っ込みどころもない訳ではないのですが、いつの間にか感情移入している自分に気付きます。
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映画の価値はどれだけ感情移入が出来るかにかかっています。CG作品では、これまであり得なかったのですが、不思議と自然に感情移入が出来たのです。

とにもかくにもCGのレベルがここまで来たという事に、映画というカテゴリーを超越した新たな娯楽ツール、いや広い意味でのデザインツールとしてのポテンシャルを感じさせられます。言わばエクボメーキング、いやエポックメーキングな作品と言って差し支えないのではないでしょうか。

そこまで言うなら騙されたと思って一度見てみようと思われた方、クリックをお願いします。損はしないと思いますよ。

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2010年1月21日 (木)

お気に入りのコマーシャル

「大事な事は、お金じゃないって・・・・。」一時代前のロッカー風の男が観客に向かって絶叫するTVコマーシャルが、このところ頻繁に流れています。聞く度に悪寒が走るのでチャンネルを変えるか音を絞るのですが、何という趣味の悪いコマーシャルでしょう。日本人の感覚からは程遠いものを感じます。

しかもそれがD・・.COM証券だと言いますから開いた口がふさがりません。お金がなければそんな商売なんて出来ないし、お客もお金が大事で増やしたいから出資するのです。逆手にとったのが、むしろ受けるとでも思ったのでしょうか。

ところでこのD・・というのは、アダルトビデオの制作もやっているそうです。あ〜やっぱりねって感じですが、ポルノとお金、分かるような気がします。要するに儲かれば何でもいいのです。

それに比べて私が最近気に入っているのは大塚製薬のUL・OS(男性用化粧品?)のコマーシャルです。サザンの桑田圭介が歌いながら世界の美女達にチューされるのですが、雰囲気といい歌といい、何と言っても子供から老淑女までの清潔感ある美女達がいいんです。
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見ながらいつも羨ましいなあと思うのですが、よくあれだけの美女を世界中から集めました。モデルさん達でしょうか。こういうCMなら「騙されて元々」と使ってみようかと思うのです。他のコマーシャルも是非見習ってほしいものです。
あれっ、、この話題意外に膨らみません。

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まあ世界には魅力的な人が沢山いて、皆それぞれ一生懸命楽しく生きようとしているのです。それを邪魔するような勢力は断じて許せません。おい、民主党、挙党一致で捜査妨害とも言える怪しい事をしてるんじゃないよ、ったく。と思われた方、クリックをお願いします。

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2009年10月 6日 (火)

ニュー・シネマ・パラダイス

先日「私が選ぶ映画ベストテン」を当ブログで公開したところ、カミさんから「よく恥ずかしげもなく、あんな素人っぽい評価が出来たわね」と言われてしまいました。浅はかなキャラがバレバレになるというのです。

いやあ、そこまで考えていなかったので、一瞬ドキッとしたのですが、そう言えばそうかも知れません。折角オブラートに包んでいたキャラを見透かされてしまうリスクを冒す必要は全くないのです。
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さらにニュー・シネマ・パラダイスも見ていないのに映画を語るのはまずいんじゃないの、と言われました。その通りかも知れません。迂闊でした。私もそこまで評価の高い映画を見る事に躊躇はないので、機会(WOWWOW等の放送)があったら是非見ようと思っていたのです。

よくしたもので、10月2日の金曜日にNHKハイビジョンで完全版が放送されました。早速ポテト(?)を持って、カウチに陣取り、見る気満々で大作の鑑賞に臨んだ事は言うまでもありません。

小説においてはビジュアルの世界は読む側で勝手なイメージ作りができますが、映画の世界は情報は全て与えられるという制約があります。その分感情移入は難しいのです。しかし感情移入出来ない映画に価値はありません。特に恋愛ものはそれが全てではないでしょうか。

そういう意味では、この映画は残念ながら私の感性から少し外れるのです。ディテールに微妙な、少しづつのずれがあり、それが時間と共に広がって行きます。泣ける筈のキスシーン集大成ラストでは、いかに映画とは言え、好きでもない人とキスするのは苦痛だろうなあ、となってしまったのです。

こんな事を書くと、何て無粋な奴、と思われるかも知れませんが、感性は理屈ではありません。そう感じちゃったらお終いです。そう感じさせない為の演出が必要なのですが、どうしても私のツボには入って来なかったのです。

以下に違和感を羅列します。

トト役を幼年期、青年期、壮年期と、それぞれ個性的な3人が演じます。私にはどうしても同一人物には見えなかったのです。少なくとも青年期と壮年期の差は特殊メイクの方がよかったのではないでしょうか。
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あの薄のろだったボッチャが議員になって彼女の夫になっているところはどうしても納得出来ません。議員はどこの国でもその程度かもしれないので100歩譲ったとしても、決して受け身的な性格とは言えない彼女が、いくら激しく求愛されたとしてもボッチャを選ぶ事は100%あり得ないのではないでしょうか。

そもそも未開国じゃあるまいし、トトの実家が引っ越していない事を思えば、二人とも相手を探す手だてが全くなかったというのは言い訳にしか聞こえません。すれ違いのシーンもベタで陳腐です。

肝の部分である30年ぶりの帰省という実感が伝わってきません。30年のブランクは浦島太郎的衝撃を伴う筈なのですが伝わってこなかったのです。アルフレードの死に対しても他人事のようです。肝心要の彼女と再会のシーンもなぜかときめきません。あれだけ愛し合っていて、あっさり諦めるのも変です。

監督自身が、大向こう受けする映画を作ろうという大それた気持ちはなかったのではないでしょうか。粋な小品くらいのつもりだったのかも知れません。そう思ってみればなかなか良く出来た映画です。

こういうものの見方は私の職業から来るのかも知れません。デザイナーは作品がユーザーに評価されなければ存在価値はないのです。そういう点でデザインも映画も基本は同じではないでしょうか。脚本やコンセプトを具現化する骨格も大事ですが、細部の煮詰めにこそ命が宿ります。

さらに純粋芸術と大きく違うところは自分の価値感を押し付られないところです。何億円の価値があると言われても、ちっとも欲しくない絵画があるように、映画も見る側が主体ですから、良い悪いは個人的評価で差し支えないのです。評論家や多くの人が評価していても、私はそう思わない、と言える勇気を持つ事が大事なのではないでしょうか。

一つの映画でも見た人の数だけ違った評価がある筈だと思われた方、クリックをお願いします。

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2009年9月26日 (土)

私の選ぶ映画ベストテン

先日車の中でFM放送を聞いていると、視聴者の投票か何かでしょうが、過去の映画ベストテンをやっていました。私の場合と少しラップするのですが、最近ものが多いせいもあって上位はかなり違うようです。えっこんなのが(?)という映画が人気があります。私にとってはスターウォーズやタイタニックが上位に来る事は考え難いのです。

そこで負けじと自分でもベストテンを考えてみました。10くらいの映画はすぐに思い浮かぶのですが、順位をつけるとなると、いずれが菖蒲か杜若、なかなか難しいのです。そこでベスト3以外は、順位をつけるのをやめました。

因にその7作品は次のようになります。(順不同)
1、シェーン(遥かなる山の呼び声)  拳銃を撃つジャックパランスの冷酷な凄みに圧倒されました。リアルな西部劇だったのです。

2、アラビアのロレンス  オマーシャリフとピーターオトールのコンビがいい。大人っぽい映画です。

3、007ドクターノー  何と言ってもショーンコネリーの酷薄なスパイぶりにしびれました。彼以外にジェームスボンドは務まりません。

4、カジノロワイヤル(コメディ版)  抱腹絶倒、笑い転げました。ピーターセラーズ最高(!)

5、未知との遭遇  これまでの宇宙SFものとは一線を画するリアルな内容に、近くこういう事があるのかもしれないと本気で思いました。

6、ジュラシックパーク  何と言っても夢があります。

7、エイリアン2  見終わった後の映画館内に何とも言えない、溜め息まじりのどよめきがあった事が印象的でした。
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さてベストスリーですが、まず

第3位 マトリックス
  暗示的で斬新なストーリー、これこそ映画、全く退屈する事なく見終えました。ネオもトリニティもはまり役ではないでしょうか。

第2位  バックトゥーザフューチャー
  エンターテインメント性抜群、老若男女が楽しめる一級の娯楽作品。間違いなく映画史上に残る最高傑作です。2作目以降はがっかりしました。

第1位  これしかありません。「サウンドオブミュージック」
  素晴らしいの一言です。こんな健康的で美しい映画は逆立ちしても日本では作れません。脱帽、降参、と言うしかないでしょう。

残念ながら日本映画は入りませんが、ベスト20まで広げれば黒澤作品あたりは入って来ます。すみません偉そうで、、、皆が褒める「ニューシネマパラダイス」未だ見てないのです。。。しかし「映画って本当に面白いですね」と思われた方、クリックをお願いします。

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2009年9月16日 (水)

ああ、モンテンルパの世はふけて

昭和28年7月、フィリピン、マニラ郊外のモンテンルパ刑務所に収容されていた死刑囚を含む日本人B,C級戦犯108名が、独立記念日に大統領の特赦を受けて釈放されました。横浜の埠頭には帰りを待ちわびる家族や関係者2万8千人が詰めかけたと言います。
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当時のフィリピンの大統領は、戦争で妻子を失い、日本兵を一番憎んでいると言ってはばからなかった親米派のキリノ氏でした。彼はひと月前に、モンテンルパで日本人死刑囚に付き添う真言宗僧侶、教誨師加賀尾秀忍の面会を受けます。(PHOTO上)「どうせ、死刑囚の命乞いの為に涙でも流すのだろう」と側近に漏らしていたその面会で、キリノ大統領は大きな感銘を受ける事になるのです。

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まず謁見に対する礼を述べた加賀尾秀忍は黙ってオルゴールを差し出します。大統領はいぶかりながらもオルゴールの蓋を開き、物悲しい音色にしばし聞き入りました。「この曲は何ですか」との問いに、加賀尾は作曲者がモンテンルパの刑務所の死刑囚であり、作詞をした者もまた死刑囚であることを明かし、詞の意味を説明したのです。

「私がおそらく一番日本や日本兵を憎んでいるだろう。しかし、戦争を離れれば、こんなに優しくも悲しい歌を作る人たちなのだ。戦争が悪い。憎しみをもってしても戦争は無くならない。どこかで愛と寛容が必要だ。それにしても日本は戦争に負けたと言うのに、堂々たる外交ぶりだ。ここは素直に見習わなければならない」

釈放時のキリノ大統領の弁です。彼をしてここまでの事を言わしめた加賀尾は、歌手渡邉はま子始め、日本の当局関係者、世論の後押しを受けたものの、自らの意思で単身現地に滞在し、無実を含む日本人戦犯の釈放の為に人生を賭して尽力するという真性の、古き良き時代の日本人でした。
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先週末12日に放映されたフジテレビ制作の「戦場のメロディ・108人の日本兵を救った奇跡の歌」は、大統領の妻と三人の子供が日本兵に殺された(一般的には日米戦の巻き添えになったとされている)という点と、別れの「君が代」、さらに500万人に及ぶ日本人の署名数が削除されるというフジテレビの偏向ぶりは差し引いても、大変見応えがあり、忘れかけていた何かを思い出させてくれたのです。

当時の日本人は今とは別の人種だったのかもしれません。商売抜きに、受け取った曲をアレンジする事なくレコーディングし、無償で国交のない現地へ単身赴いて慰問コンサートを開く渡邉はま子の気概と、国交のない国へのビザ取得に協力を惜しまない政府担当者がいて、

死刑囚に付き添いながら、絶望的状況の中で何とか救う手だてはないかと画策、奔走する加賀尾は勿論、加賀尾の提案に素直に乗り、素人ながら人の心を打つ曲を作る死刑囚(作詞がB級戦犯死刑囚:代田銀太郎元大尉、作曲がB級戦犯死刑囚:伊藤正康元大尉)と役者が全て揃ったのです。

それにしても凄い話です。特筆すべきキリノ大統領の、一国の指導者に相応しい寛容さは勿論の事、明日処刑されるかもしれない身でありながら、創造活動に打ち込めるメンタイリティが今の日本人に果たしてあるのでしょうか。無実の仲間が次々と処刑される状況にいたなら、正直言って、得意な絵を描けと言われても、私には出来そうもありません。

日本は物質的に豊かになったかもしれないが、失ったものは確実にあり、それは人間、いや日本人にとって欠く事の出来ない大きなものだったかもしれない、と思われた方、クリックをお願いします。蛇足ですが、渡邉はま子を演じた薬師丸ひろ子(PHOTO下)の大人の演技と歌、見応えがありました。

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2008年12月29日 (月)

演歌

いよいよ年末感が出てきました。テレビで演歌の特集をやっているのを見たのです。いえ、誤解しないで下さい。私は決してカラオケで演歌を陶酔しながら歌ったりするタイプではありません。何と言っても横文字職業のデザイナーです。昔のフォークソングとか、ジャパニーズポップスとか洋楽を、上手いかどうかはともかくとして、好んで歌うタイプなのです。

18番は前も言いましたが、バンバンの“イチゴ白書をもう一度”です。19番は森進一の“冬のリビエラ”で20番は何とライチャースブラザーズの“UNCHAINED MELODY"なのです。間違っても演歌なんか歌った事はありませんよ、何と言うか沽券に関わるのです。

ところが最近は演歌を聴くと、良いかもしれないと思うようになって来ています。歳をとったのでしょうか(?)八代亜紀の“舟歌”など聴くとジ〜ンとするのです。何と言っても歌詞が素晴らしい。

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お酒はぬるめの燗がいい、肴はあぶったイカでいい、女は無口の人がいい、灯りはほんのりともりゃいい、と来れば、情景がまざまざと浮かんで来ます。良き時代の日本の港町のしみじみとした飲み屋がそこにあるかの如くに思えて来るのです。

出張で地方に行った時など、そういう店がないかとよく探しました。かなり近い店はありましたが、無口の女だけは、、、残念ながらいなかったのです。

しかし、演歌は正に日本にしかない正統派(?)の日本文化ではないでしょうか。これが分からない人は多分日本人ではありません。テレビの八代亜紀は歳をとったせいか、昔の艶と伸びのある声ではありませんでしたが、阿久悠の詩は今でも十分素晴らしかったのです。

続いて布施明がジュリーの“時の過ぎ行くままに”を歌っていましたが、これは本家より上手かったのではないでしょうか。年輪がそうさせるのか、情感がこもって聴き応えがありました。

さて、どういう落ちにしていいのか分からないのですが、要は何かにつけて昔を懐かしむという事は、歳をとった証拠なのでしょうか。いよいよ後二日で今年も終わりです。来年はどんな年になるのか、一年中しみじみした演歌にひたるような年にだけはしないつもりです。。。


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